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読書感想文はむつかしい。

ぼくは、読書感想文というのがさ、
苦手なんだなあ。

それは、たとえば、
小学校や中学校のころの夏休みの宿題でも、
そうだったんだけれども、その当時は
本を読むこともほとんど無かったので、
宿題の読書感想文を書くために、
読書をしないといけない、ってゆうことも
苦痛ではあったけど、とは言いつつ、
読書の習慣ができた今となっても、たとえば
このブログで読書感想文的なことを記すというのも、
苦手ではあるのよね。

ぼくは、このブログでは、主に
「じぶんの考えていることを書いている」
というのは、先日のブログの中で記したですが、
この他にもね、なにかを鑑賞して、その
感想みたいなことを書くことも多いとは存じますが。
それは、たとえば、
音楽であったり、映画であったり、美術であったり、
というときには、読書もまた
鑑賞なのだと思うけれども、
音楽や映画や美術の鑑賞の感想は、
ブログで書けるともしても、なぜだか
読書の感想は書きづらい、という印象があるんだなあ。

その理由は何だろう? って考えてみても、
よくわかんないけど、もしかすると
小学校のときの宿題のトラウマ、
みたいなこともあるやもしらないか。

読書の感想として、とくに
「小説」の感想文って、
むつかしい、と感じている。

この小説を読んで、
おもしろかった!!!
という感想以上のことを書くのはさ、
ぼくには、なかなか、むつかしい。

かと言って、小説を読んでいるあいだには
なんにも考えていないのか? と言えば、
あんまりそうでもなくって。でも、
そこで考えていることって、たとえば、
小説のある場面を読みながら、ふと、
とあるときのとあることを思い出してしまって、
そのことを考える、みたいな?! そして、
その「とあること」ってえのは、そこまで
小説とは関係ないことだったりもするから、
ブログでも書けにくい、というか。

あとはさ、小説の感想って、
案外、読んだ何年後とかになってから、
あの小説って、こういうふうなことを
書かれていたやもしれないか、
と、思うこともあったりして。
たとえば、ぼくは
村上春樹さんの小説が大好きなのですが、
村上さんの『海辺のカフカ』を読んだときに、
めちゃくちゃおもしろい! とは想いながらも、
でも、そこでは何のことが描かれているかは
よくわからなくて、でも、その後、ふと、
こういうことだったのかなあ?
と想いながら、また、読み返してみて
小説の内容をあらためて考えたこともある。

つまりはさ、
読書において、とくに小説では、
読んでからすぐに感想を記すには、
まだ、早い、とも言えるやもしらないな。

ってゆうことをっ、つまり、
読書の感想を書くことについて、
長々と書きながらも、でも、
「この小説、読んだよー!」ということを
ブログで書きたいときもあって。
それでね、今回は、川上未映子さんの
『黄色い家』読みました!
ってゆうことを書きたかったのですが。
いかんせん、やっぱり、
その感想はうまく書けなくって、でも、
小説、すばらしかったなあ。

主人公・花のたくましさ、
かっこよかったし! そしてまた、
「お金」とは、何なのか?
みたいなことも考えながら、
最初はさ、どことなく
ゆったりと進んでゆくような物語もね、
だんだんと展開してゆくお話しに、
釘付けにもなりながら、とっても
エキサイティングな読書でした。

ぼくは購入した本を読むときには、
本のカバーを取り外して読むんですが、
『黄色い家』では、カバーを外すと
本の全体、まっ黄色の色の中で、、

SISTERS
IN YELLOW

MIEKO
KAWAKAMI

‥‥という文字がね、これは
何と言われるフォントかは存じないけれども、
かっこよくデザインされていて。
その本を手に持ったり、また、
読まないときには、机の上や枕元で
置いておくのもうれしかったなあ。

そんなこんなのね、
今回の読書感想文なのでした〜。

令和5年3月25日


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