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BGMにとどまらないおんがく。

テレビゲーム等の「ゲーム」を構成する要素とは、たとえば、
ストーリー、キャラクター、グラフィック、操作性、動き、
ゲームのルール、遊び、謎解き、駆け引き、などなどあるなかで、
BGMや効果音を含めたサウンドが、
けっこう大事なのではないか? って思う。
このまえのブログでは、Nintendo Switchの
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』を
このごろプレイしていたことを申しましたが、プレイ中には
すぎやまこういちさん作曲の音楽、及び、
ゲームの効果音やキャラクターのボイスを聴きながら、
ぼくはゲームをプレイしているのか、それとも
音楽及びサウンドを聴いているのか、もしくは
その両方なのか?! って感じたのでした。

かつてのゲームにおいても、この
「ドラクエ」だけでなくって、
「ファイナルファンタジー(FF)」のシリーズや、
「マリオ」や「ゼルダ」などなどなどなど、
すばらしいゲームには、
すばらしいサウンドがあって、それらは
時代によって変化しているとも思うけど、
ゲームを彩る重要な要素のひとつなのだと考えられる。

ちなみにね、ぼくがいちばん好きな
ゲームミュージックとは、1990年発売の
ゲームボーイ用ソフト『Sa・Ga2 秘宝伝説』なんだなあ。
どの曲も好きすぎて、小学生だった当時
ゲームボーイ(携帯型ゲーム機)にイヤホンつけて、
サウンドテストの画面で曲を流しながら、
学校へ行っていた、というのは
実際にそうしていたのか、もしくは
そうしたいと考えたのか、というのはわからないけれど、
そんな記憶もあるなあ。

テレビゲームはテレビで行うし、また
携帯機やパソコンやスマホやタブレットで
ゲームをすると思うけれども。
このうえでいくつか挙げました構成要素のうち
操作性は「コントローラー」にも関わるけれど、
あとはすべてテレビ等の「画面」に属していて、
目で見る、かたや
音楽及びサウンドは「スピーカー」や
「イヤホン(ヘッドホン)」に属していて、
耳で聴くものである。つまり、音だけ
表現される属性や人間の感覚器官がちがう。
と思えば、音楽やサウンドって
重要で、かつ、特異なものでもある気がしてくる〜。

そして先日はね、WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」主催の
オンライン配信の音楽イベント
【『MOTHER2』30周年記念ライブ
 MOTHERのおんがく。】
を観ました。

とってもすてきだったなあー!

ゲーム「MOTHER」シリーズについて、ぼくは
「1」と「2」はリアルタイムではプレイしてないですが、
その後、 ゲームボーイアドバンスで発売されました
『MOTHER1+2』、そして、
『MOTHER3』はリアルタイムでプレイいたしました。

「MOTHER」シリーズの音楽って、
なんだろう?! ちょっと、ほかのゲームと
変わっているような気もするのですが、でも、
どうちがうかというのはうまく言えないけど。
たとえば、戦闘の曲の場合、「ドラクエ」や「FF」では
通常の敵は通常の敵の曲、及び、ボスはボスの曲、
というちがいがあるとして、かたや
「MOTHER」はで通常の敵でも
敵キャラによっていろいろな曲があってたのしい。
たとえば、とある敵の戦闘の曲では
ロックンロールのような曲調が流れてきて、
その曲を聴きたくって、その敵が登場するのも
心待ちにする、ということもあったり。
あとはさ、ゲームのストーリーにおいても
音楽が重要な存在になっていて、
それがまた、良いのよねえー。

このたびの【MOTHERのおんがく。】での第二部、
鈴木慶一さん、田中宏和さん、糸井重里さんによる
「おんがくトークコーナー」では、MOTHERの
ゲームミュージックはBGMとはちょっと離れている、
というお話しもございましたが、つまりはさ、
BGMにとどまらない、と申しあげますか、
うーん、なんと言えばよいのでしょうか。。。

第一部、田中宏和さんによる
「『MOTHER』REMIX」は、
ゲームのなかにまよいこんだように感じられたし、
また、第三部での、鈴木慶一さんひきいられる
「TONZURA MOTHER BAND」のバンド演奏、
すばらしかったな。たとえば、
「ドラクエ」や「ゼルダ」シリーズの音楽は
オーケストラによる演奏がなされておりますが、
「MOTHER」ではバンドが似合う感じがするし、
その曲を聴いていて心地よかったです。

「MOTHER」のおんがくは、
ビートルズ的だというお話しもあったのですが、
と考えれば、うえで申しましたぼくが好きだった
『Sa・Ga2 秘宝伝説』のゲームミュージックとは、
メタル的と申しますか、もしくは
ハードロック的と申しますか、
なんだか、そんなふうにも思えるなあ〜。

令和6年7月1日


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