ぼくたちは次にどの作品を観るか？

先日のブログでは、このたび
宮﨑駿さん監督映画のブルーレイ作品集を購入いたしまして、
せっかく購入したからには、ジブリ作品を
あんまり観たことがない一緒に住んでいる母とも
観ようと思い、まずは何を観るかを母と話し合いながら
『崖の上のポニョ』を観たことを申しました。

ここで『ポニョ』を選んだ理由としてはね、母はこのごろ、
昨年地元ケーブルテレビ局で放送されていた
『フランダースの犬』及び、現在放送中の
『あらいぐまラスカル』のアニメを好きで観ていて、
その流れで「パトラッシュ」や「ラスカル」のような
かわいいキャラクターを観たい、とのことでして、
ともすれば、『ポニョ』かなあ？
って提案したのだった。結果、母は、
ポニョ、かわいかった！　と言っていたし、
おもしろかった、とも話していたので、
よかったんだけれども、そしてさらなる問題は
次にどの作品を観るか？！

ここでね、たとえば最新作の
『君たちはどう生きるか』を観ても、この作品は
賛否両論かつ難解とも言われているからこそ、母は
映画観ながら「？」と想ってしまう可能性もあるし、
『ポニョ』の次に何を観るか、って、
案外、重要なのではないか？　とも思えてきたのよね。

これってば、何と似てるかと思えば、先日の
サカナクション・山口一郎さんのYouTube配信の中で、
一郎さん公認の動画切り抜きチャンネル配信者の
「浜田クション」さんが、サカナクション初心者の
ある女性に曲をすすめる、というときに、この女性は
『フクロウ』という曲が好きとのことなので、次に
浜田クションさんは『目が明く藍色』をすすめられた。
しかし、七分間ある壮大なこの曲を、女性は
三分耐えらえず、あんまり、だと感じてしまった。
というお話しを配信の中で一郎さんへ伝えると、一郎さんは
【だから、言っただろぉー！
　三分耐えられないんだから、あれは！！
　三分耐えられるようになってから聴かさないと、
　もう聴かなくなっちゃうんだよ、あの曲は！！！
　七分聴くぐらい（サカナクションを）好きに
　なってからじゃあないと、あの曲は
　聴かなくなるって言ってるだろ〜。
　一回聴いて三分間耐えられなかった人は、もう二度と
　七分まで聴かないの！！！！！！！】
と熱弁されて浜田クションさんへと伝えていたのが、
とっても印象的だったのですが。

（この動画での1:22:20〜ぐらいからの場面です。）

つまり、サカナクションの
『目が明く藍色』は屈指の名曲なのだとしても、
むつかしくて、なおかつ、一聴して
すぐに好きになれる曲でもない。
ここから考えるには、サカナクションの曲は
「浅瀬」「中層」「深海」と分類されていて、この
「深海」の分類に入る『目が明く藍色』という曲を聴くには、
どういう順番でそこまで至ればよいか、
というのが大事であるのだと思うの。

このことを鑑みながら、宮﨑駿さんの
映画作品についてもその観る順番をね、
よく考えなきゃと思って母と話していると、母は
『ポニョ』を観たとき、宗介の母・リサが
大雨の中で運転する車のカーアクションが、
すごかった！　と言っていて、
それでぼくが思い出したのは、
『ルパン三世　カリオストロの城』の中での
ルパンのカーアクションなのでして。
そしてさらにね、母とぼくは
FIATの「500」という車に乗っているけれど、
『カリオストロの城』で登場するルパンが乗っている車も
「500」だから、と母に伝えると
観てみたい、とのことでして、昨日観ました〜。

あらためて『カリオストロの城』を観て、
カーアクションもすごかったし、そして
登場人物の動きもすべてがすごいし、
やっぱりおもしろかったなあ。
母も、ぼくも、じっくり観ていたら
なんだかへとへとになってしまうぐらいに、
熱中しながら観ておりました。

そしてでもまたこの次、ぼくらは
宮﨑駿さんのどの作品を観るんだろうか？
それはまだ決まっていないので、
母とも話しながら、どうするか決めてゆけたい。

令和6年7月15日