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部活改革で先行 沖縄県うるま市、元プロやふるさと納税

今回も日経新聞の記事からお話します。
要約すると…
・うるま市は部活に元プロ選手らを指導者として迎え、財源としてふるさと納税を活用している
・目的は教師の負担軽減と良質な指導の提供
・部活動の地域移行をサポートするスポーツデータバンク社は、eラーニングによる救命救急やハラスメント対策を盛り込んだ認証制度を開発した

まだまだ始まったばかりの取り組みですが、良い取り組みだなと思いました。
私は中高の教員免許を持っているのですが、教員を志さなかった大きな理由の一つが部活です。
学校の教師はあくまで「顧問」であって、「コーチ」や「監督」ではないよなぁと思っています。

中学高校時代はなんとも思いませんでしたが、今思うと「顧問」って本当に適切な言葉だったと思います。だって専門家じゃないんだもの
私は小学校時代ミニバレーボールをやっていたのですが、上手な指導者に恵まれていたので、県大会でベスト8に入るくらいでした。

ところが中学校でテニス部に入部。
初心者と変わらない数学教師が顧問で部活は弱小。
そのときに「人間は『誰に教わるか』『どこに身を置くか』が大切であって、自身の才能だけでうまく行っているわけではない」ということを学んだので、結果オーライではあります。

また教師の負担の大きさは、中学生の私から見ても明らかでした。
弱小部活の私達ですら土日のどちらかは練習があり、ほぼ毎日朝練。
顧問はなんとか練習試合の日程を組んでくれ、月に1回程度は自転車で他校に行ったり来たり。顧問はそれを見届けたりお迎えしたり。

もう一度書きます。「中高の教員免許を持っている私が教師を志さなかった理由の一つは部活動の負担の多さでした。」

そういった「(昔)生徒(だった)」の立場から言うと、プロの選手に来てもらうことはありがたいことです。
ただ「いい選手=いい指導者」というわけではないので、記事にあった通りeラーニングでのハラスメントの講習はぜひ受けていただきたいと思います。
そういう自治体にふるさと納税するのって気持ちよくないですか?

私は生まれ故郷にふるさと納税したいのですが、返礼品が「もち麦3キロ分」で「そんないるかっ!」と思い断念してしまったことがあります。
沖縄はふるさと納税を呼び込む魅力がたくさんあるところですが、こういった取り組みでお金が回るのもいいなと思いました。

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