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「大黒柱バイアス」に悩む男性たち

とてもいい記事だったので、ご紹介したいと思います。

要約すると…
・男性の積極的な家事・育児への参加が求められている一方で、「一家の大黒柱として稼がなければならないという」考えに板挟みになっている人も少なくない
・大黒柱バイアスが家族の選択肢を狭める
・現代社会では大黒柱<複数の柱という考え方のほうが合理的

私は現在30代半ばなのですが、大学生の頃(つまり2000年代半ば)に他大学の男子学生とサークルの打ち合わせをする機会がありました。
駅から遠い図書館まで歩こうとするので、「私がごちそうするからカフェに入ろう」と言ってドトールの入ったのですが、家に帰ってからその話をしたら母に「男のくせにお茶代も出せないの?」と言われました
母からすると女性からごちそうされるなんてもってのほかで、男性がごちそうするものという考えがあるそうです。

女子校育ちだった私はそこで初めて「世の中は男性がおごるものなんだ」という考えを知りました。
そして社会人になって合コンとかデートをすると(2000年代後半~)、たしかに男性のほうが多く払ってくれる機会がほとんどですが、全部ごちそうしてもらったことは記憶にありません。
私の友人でモデルをやっている美女は、海外旅行でも男性のお財布で行っているようですが、周辺の話を聞いている限りそれは本当にレアなケースです。

今の20代に話を聞くと、男性と割り勘でも違和感ない女性が増えてきているように思えます。

ただここで押さえておいておかなければならないことは、「世の中はそれでもまだ男性のほうが高収入の確率が高い」ということと「家事は数値化できない」ということです。
「結婚相手は自分より収入が高いほうがいい」という女性の声は今でも当然のように聞こえてきます。
(個人的に思うことは、女性は化粧や美容室・ネイルサロンなど固定費(?)がかかるので、そういったものを差し引くと、男性に少し多く出してほしいなと言う気持ちはあります)

でも今どき言われている「男性の家事参加」ですが、家事は数値にすることができません。
「夫のほうが妻より30%多く家計費を出しているのだから、家事は妻が30%多くやるべきだ」と言おうとしても、家事はお金と違って数値化できません。
そうするとそういった家事分担というのは夫婦ふたりの話し合いになるのでしょう。

専業主婦が望めない現代では夫婦間でどう折り合いをつけていくのか、ということが大事になります。
そうすると「自分より収入が高い人がいい」という数値化できる理想像よりも、「この人と話し合いができるか」というソフト面を重視した結婚相手選びが大切になると思います

今回もこの話をstand.fmでしたので、よかったら聞いてください。

次回は「コロナ語の在宅勤務」について2021年9月13日6:30配信予定です

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