見出し画像

がんの収入減に備える まず貯蓄、長期化は保険で

今回も日経新聞の記事からお話します。得意な社会保険と住宅ローン絡みです。

要約すると…
・がんは「死の病」から「長く付き合う病」へと変わりつつある
・がん患者の25%は20~64歳
・夫婦どちらかががんになれば、看病などで就労が制限されやすく収入源につながる
・障害年金の受給権者農地がんを理由とするケースは全体の1%

私は昨年母がこっそり膀胱がんになっていたり、上司が数年前に胃がんを発症させたりとやはり身近な病気になったなぁと感じます。
何より何十年と体を酷使しておいて、すべての細胞が優等生のままでいるわけもなく「そりゃグレたくもなるよね」と思ってしまいます。
収入が減ってしまった場合ですが、私達会社員には傷病手当金という制度があります。

これは収入の3分の2を1年半にわたって健康保険が払ってくれるという制度です。
以前は「継続1年半」というしばりがあったのですが、今年の法改正から「通算1年半となりました。
これはがんにかかっても以前のような長期入院ではなく、入院→復職→入院→復職を繰り返す人が増えたため、現実的な制度になったそうです。

実際、前述の私の上司も年に数回こっそり休んで手術していたようです。
傷病手当金を1年半まで使い切ってしまったあとは、会社とどう折り合いをつけるか…という話になるのですが、ごくまれに障がい者認定を受け、障害年金を受けられる人がいるとこの記事には書いてありました。
私の周りでがんから障害認定を受けたことがある人がいないので、この記事で一番驚きました。
どういう状態になったら、がんから障害認定されるんだろう…

障害厚生年金を受けられるようになるとだいぶ楽なのですが、それは全体の1%とのこと。
ほとんどの人は保険や給与で収入減に備えるしかありません。
住宅ローンを組むときはがん団信をつけることをおすすめします。

金利に0.1~0.2%上乗せされるので嫌がる人がほとんどなのですが、その分一般の生命保険でのがん部分を薄くすれば、十分メリットは有ると思います。
実際前述の私の上司はがん団信に入っていなかったので、それはそれは後悔していました。
がんになった時点での残債がどれだけあったのかは知りませんが、数百万、数千万円がチャラになりそこねたので、それは後悔しますよね。

金融業界ではよく言う言葉なのですが、「保険に入っている人に限って元気。保険に入っていない人ほど病気になる」と言います。
今の自分を苦しめない程度に、保険に入っておくことをおすすめします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?