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読了「ひとりぼっちの殺人鬼」櫻井千姫

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少女は親友を殺した。
そして、少女だけが大人になったーー。
センセーショナルな事件に潜む「なぜ?」
人の心と闇と謎に迫る≪泣ける≫衝撃作‼

2004年、未成年による殺人事件が起きた。
ひとりの少女が親友の少女を殺したのだ。

「人を殺してみたかった」

ーーショッキングな供述は世間を震撼させるが、
その動機は果たして真実なのか?

全てを失った後、名前を変え
普通の女性として社会復帰した「恵」を、
被害者の兄と女性ジャーナリストが
追いつめていく。

心の闇とその再生をえがく渾身作!
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正直、事件に関係ないな😅と思う描写も
少なくなかったんだけども題材はよかった。

ああ言う危うさって、誰にでもあると思う。
「一歩間違ってたら」みたいな紙一重感。

でもきっと読む人が変われば「こんな動機で…」って思われてしまうような作品でもあるのかな。

私は全然そう思わなく読み終われたけど、
そう思える人が居たとしたら
親、友達、先生、その人に関わる人という
全てに恵まれていて生きてきた環境もよくて
悩みや苦しみはあるにせよ、
幸福感の方が大きいんだろうな。と
羨ましくなる。

そういう意味では、
私はあまり普通な幼少期ではないので
恵の気持ちも分からなくはないんだけど
やっぱり、そういう気持ちが
他人に向いてしまうのはいけないし
自分勝手すぎるところは、
とても好きになれなかった。

とは言え、現実に起こらないような事件ではないので
ぜひ興味がある方は読んでみてください。
誰の視点で読むのかでも、感覚が変わると思います。


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