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観葉植物じゃなくて枝物を買ってみた


毎年、紙のスケジュール帳を買うのが楽しみの一つで、どんな年にしたいか思いを馳せながらデザインを選ぶ。

2024年は山々の風景が表紙になっている手帳を買った。山を登っていくぞ、の気持ちを込めて。

スケジュール帳には毎年「やりたいことリスト」をつけている。可愛い食器を買いたい、体力をつけたいスーパーで極力お菓子は買わないなど。その年の自分が何に惹かれてどんな一年を過ごしたいと思っていたのかを記録する意味もある。

できた項目には丸をつけて、良かった良かったと眺める。できなくても来年に回したらいいか、と繰り越していくシステムだ。

続けていくうちにどうしても達成できないやりたいことがいくつか出てきた。そのうちの一つが「観葉植物を育てる」。3、4年は達成できていない。

家の中に緑が欲しくて毎年書いているけれど、どうしても買う勇気がでない。せっかく買っても枯らしたらどうしよう、虫が湧いてきたらどうしようといつも諦めてしまう。

花屋で素敵だなと思ったお花はすぐに買って楽しめるのに。それは期限付きの楽しさだからだろうか。手入れのハードルが少し下がる気がする。観葉植物を買うと自分の育て方が大きな影響を与えてしまうから、ズボラな自分には育てられないと自信がなかった。

でもずっと家の中に緑が欲しい気持ちは変わらなくて、やっぱり観葉植物をえいやと買って育ててみようかと思ったり、いやいやまずはフェイクグリーンで雰囲気から試してみようかなど考えたりしていた。

そんなとき、「枝物」というジャンルがあることを知った。SNSをなんの気なしに眺めていたら青々とした緑の葉がたくさん付いてる枝を花瓶に入れて飾ってある投稿がでてきたのだ。

えっ!これやん!とビビッときてすぐさま買いに走った。店内を見渡すといつもは全く目に入って
いなかった枝物がたくさんあるのに驚く。お水を定期的に変えたら1ヶ月ほどは持つらしい。

部屋に合いそうだなと思った枝物を一つ選んで包装してもらい、傷つけないように優しく抱えて電車に乗り込む。電車の窓に映る自分が念願の緑を抱えているのが嬉しい。はやく家に帰りたい。

帰宅後、さっそく枝物をテレビ台の横に飾り、
スケジュール帳の「観葉植物を書いたい」の横に「枝物を買う」と書き足して、丸をつけた。

最初のやりたいことからは、少し方向転換したけれど、これからの日々に枝物を楽しめる生活が加わった嬉しい日でした。

#枝物のある暮らし#観葉植物



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