フキハラの話題 触れさせていただきます。

『○○ハラ』の言葉が増えていますよね。

セクハラ、パワハラ、モラハラ、マタハラ・・・中には初耳のハラスメントが幾つもあります。


今回話題となっているのが「フキハラ」です。



フキハラとは
「不機嫌ハラスメント」の略です。


「不機嫌」な気分の時に、周りの人にその感情をぶつけてしまう、困らせてしまうことです。


例えば

職場で
・日によって意見を変える。
・指示されたことをやって注意される。
・自分は疲れているアピールをされる。
・突然理不尽に怒りだす。

家で
・何かと仕事の忙しさを理由に断られる
・「今日はムリ」と家事をやらなくなる。
・「言わなくてもわかって」と言われる。
・いつもは良く喋るのに、急に無口になる。

などがあります。

言葉だけではなく、不機嫌な態度もフキハラに該当するみたいですね。


どれも体験したことある方が多いのではないでしょうか。

ちなみにわたしの体験談も例に入っていますw



どの例も言われた側、された側からすればいい気はしないですよね。

「一緒にいるから不機嫌なのかな」
「ひょっとして私のせいでイライラさせちゃったかな」
「あの行動がまずかったのかな」


自分の行動や発言に責任を感じてしまい、不安な気持ちになってしまいそうですよね。


相手から不機嫌さを感じたら、その責任を感じてしまいませんか?
何とかしなくちゃと思っちゃいませんか?



実はフキハラと感じてしまう要因は

相手が不機嫌なのは、自分に原因があると思ってしまう

ことにあるんです。



ではなぜフキハラをしてしまうのか。


フキハラする側の心理は

怒り、嫌悪、恐れ、不安といった不快な感情が発言、行動の根本的な要因です。

自分の感情を上手く言葉で表現出来ないから感情のまま相手にぶつけてしまう。
感情を上手くコントロール出来ないから、相手に問題を責任転嫁している。

だからフキハラをしてしまうのです。


この心理から考えますと先程の例は

・日によって意見を変える
→今日はそういう気分じゃない。この前とは気分が違う。

・自分は疲れている
→考える余裕がない。キャパオーバー。

・ 「言わなくてもわかって」
→こんなに大変なのにどうして分かってくれないの。


と言い換えることが出来ます。

フキハラの発言や行動は、フキハラする側本意であることを感じますよね。

先程フキハラと感じる要因に、相手の不機嫌の要因は自分に原因があると思ってしまうためと説明しました。

しかし発言する側は自分を守るために周囲へ感情をぶつけているだけです。

この相違によって生じるのがフキハラとなります。


つまり相手の不機嫌の要因は言われた側にはない、フキハラ発言は気にしなくて良いということになります。




この説明は「フキハラと感じるほうが悪い」という訳ではありません。

他のハラスメントと同様で原因がどうであれ、相手を嫌な気分にさせてしまった、不快を感じさせてしまった側に責任はあります。



ただフキハラする側が、問題を抱えている可能性も否定出来ないということを覚えておいてほしいと思います。

もう少しうまく自分の気持ちを表現出来れば、もう少し自分をコントロール出来れば、上手に関係を築けるかもしれません。

もしかしたらフキハラしていることに気付いていないかもしれません。
「わたしばっかり苦しんで」ともがいているのかもしれません。


「相手のアクションには相手由来の何か理由がある」ということを念頭に置いてフキハラする相手を捉えることも必要ではと思いました。



最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^♪ このnoteが少しでも貴方の役に立てれば幸いです。