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近代和風建築にみる室内装飾織物についての研究

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2021年1月の記事一覧

1.序論 1-3.研究の範囲

1.序論 1-3.研究の範囲

研究の範囲はこんな感じです。

1-3.研究の範囲
本研究における「近代和風建築」の定義と「室内装飾織物」の範囲については次の通りである。
まず「近代和風建築」についてであるが、「近代」と「和風」という言葉はその視点により各種の考え方がある。例えば初田は「幕末・明治以降、近代に建設された和風建築を指して近代和風建築と呼んでいる」(初田、2001、4)という。「和風」という言葉は、明治以降に日本に新

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1.序論 1-2.目的

1.序論 1-2.目的

目的はこんな感じです。

1-2.目的
前近代の日本の建築の室内装飾では、掛け軸や屏風の表装、畳の縁等に織物が使われていた。これらは染織史の分野で様々な調査研究が行われ、実態の解明がされている。近代和風建築においても、前近代同様に掛け軸や屏風の表装、畳の縁等に織物が使われているが、建築の近代化に伴い、それに対応した室内装飾として織物の新しい使われ方も始まる。その代表例が明治宮殿である。近代和風建築

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1.序論 1-1.研究の背景

1.序論 1-1.研究の背景

研究の背景はこんな感じです。

1-1.研究の背景
現代の和風建築の壁面に日本の伝統ある室内装飾織物を見ることができる場合がある。2つの事例をあげる。1つ目の事例は2005(平成17)年4月に国の迎賓館として開館した京都迎賓館である。内閣府迎賓館京都事務所発行のパンフレットによると「日本建築の長い伝統の粋と美しさを現代の建築技術と融合させる「現代和風」の創造を目指して設計された」という。大臣会合や

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目次はこんな感じ

目次はこんな感じ

修論は15冊作成し、シリアルNo.をつけてお世話になった方々へお配りしました。ちなみにNo.15の兄は面白くないので途中まで読んで止まっているとのこと。その内容がニッチ過ぎて興味関心がわかないのは当然だと思います。

1.序論
1-1.研究の背景                            
1-2.目的                              
1-3.研究の範囲2.

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