成長痛に備えて

色々なところで、23年は躍進の契機となった年だと語られている。
全くもってその通りだと思うし、ファンとしてはすごく充実した1年だったように思う。

そして、直近ではサクラミーツの番組投票も始まった。
ファンがグループのチャンスを広げられると実感した人も多く、油断はできないが期待は持てる。

投票でサクラミーツを1位に押し上げる意味はどこにあるか?
投票の目的として分かりやすいものをざっくり挙げてみる。

サクラミーツの投票目的

①放送時間帯が早くなる
現状の木曜25:56~は社会人には中々辛い時間帯であることは否めない。
これが1時間繰り上がるだけでも、より多くの新規層がみるきっかけを生み出せる。

②特番の制作
①にも通ずるが、特番でこれまでよりも多少はプロモーションの露出も増えるはず。毎週放送されるサクラミーツを偶然見ることと、特番に向けたプロモーション含めて入り口が広まることはどちらも新規獲得には有効だと思う。
上記は分かりやすい目的で、櫻坂の冠番組をきっかけにファンを増やすことに他ならない。

さらに副次的な効果まで書けば、いくつか追加できる。
③サクラミーツメンバーに新規層が着くことでグループ全体のセールスが向上する。
ミーグリ枠を売っている以上、セールスにつながる施策はどれも重要。メディア露出が増えること、その条件が良くなることはセールスにとっても有効だし、サクラミーツのメンバーはバラエティ切り口が故にこれまでとは異なるファン層を獲得できるかもしれない。多くのメンバーが早く完売する状態になればなるだけグループの基盤もさらに強くなっていく。

④投票での拡散による動くファン層としての認知
Tver!を徹底して見ることは23年にも言い続けてきたように、こういった拡散を期待される施策で人が動く、人を動かせるファン層だとメディア業界に伝わっていくことは、そのまま別の仕事やタイアップ獲得のしやすさに繋がっていく。

1つ投票を取り上げてみても、複層的に目的は設定されるし、ポジティブに転ぶものは積極的に取り組んで損はない。

手段と目的を意識しよう

一通り目的を書き連ねたところで、本題を書く。
タイトルの通り、手段と目的を誤認しないようにという注意喚起だ。

以前からMVやTver!の重要性を発信し続けてきた。
今年になってから、実感を伴って協力してくれるファンが増えたのは本当に嬉しい。

だからこそ、ここ数週間で頻繁に見かけるようになった、「投票=Buddies」といった言葉には違和感が残る。
難癖をつけたい訳ではなく、漠然とした不安といった方が正確かもしれない。
おそらく24年にはもっと新規ファンが増えるだろう。だからこそ、不安もよぎる。

なぜ投票するのか?
なぜMVを再生するのか?
大切なのは投票や再生といった行動ではなくて、その先に得られる結果だ。行動だけがことさら強調・伝達されると、いずれ形骸化していく。
そして、要らない軋轢がファンの中に生じることも想像に難くない。

「Buddiesと言えば投票」と目的に言及することなく語られていくと、"投票しなければBuddiesとは認められない"といった受け取り方をするファンが居ることも事実だ。気にしすぎな気も多少するのだが、だからこそ注意を払いたい。
特に手段が強調された言説が増え、偏っていくとその手段を取っていない外部の人たちからみて排他的なイメージや価値観を形成するかもしれない。
何のために行動しているのか、なぜ協力してほしいのか。
目的を見失わずに取り組むことは、結果的に不要な軋轢抑えることにも繋がっていく。

やっかみにどう対応するか?

もう1つ、近いようで別の話として、他グループのファンからこうした投票や再生活動に対してやっかみを言われることも多々見かけるようになった。

これはもう好きでやってるんだから放っておいてくれと言いたくなる。
だからこそ、特段何かを言い返すことがないようにしていきたい。
取り組みの成果は間違いなく出ているのだから、それでいい。

例を挙げると、AAAの投票時は顕著だった。
投票したのは、少しでも多くのメディア露出を獲得できるように。曲数が増えるように(実際には違ったけども)。
こうした目的を達成しようと試行錯誤した背景があるからこそ、やっかみを言われると否定したくもなる。そして、グループのために行動し結果に結びついたからこそ褒められたくもなる。
でも、そうしたやっかみに多数で食ってかかるほど、狂信的"といった言葉で冷笑し、異常なファンたちとレッテルを貼り、それが拡散されてしまう。

あくまでもグループの拡大や目標を達成するために、ファンレベルでできることを自助努力としてやったまでと割り切ってスルーをしていこう。

誇ってもらえるファンであるために

他所様に喧嘩を売れるほど成長したとは言い難いことについても。
いや、成長したところで喧嘩を売って良い道理はないんだけど。

成長するかもしれない期待、高揚感があるのは良いことだと思う。
その一方で、「このグループが天下と取る」だの、「〇〇より優れてる」だのと、わざわざ敵を作る発言には本当に気をつけてほしい。
グループの活躍はマウントを取るための道具ではないんだよと。

過去に言った・言われたことを持ち出してしまえば完全に水掛け論になってしまう。
来年以降、成長し続ける保証もどこにもないのがエンタメの難しさでもある。
少し軌道に乗れたことを喜ぶのは大事だが、その時に他者を攻撃して良い通りはない。攻撃すればまた未来に返ってくると思ってほしい。

ファンの行動がかつてよりも密接にグループと関連し、評価される時代になったからこそ、色んな界隈からも応援してもらえるファン層であれば、メンバーからも誇ってもらえると思う。

最後に

改名してから3年。
ようやく掴んだ飛躍のチャンス。
櫻坂の魅力がもっと多くの人に伝わるように、メディア露出や楽曲がレコメンドされる機会を最大化していく。
24年にはもっと新規のファンも増えるだろう。
その時、この最上段の目的意識を共有し、手段だけが先行しないように気をつけていきたい。
同時に、他者からの攻撃や批判も増えていくはず。
当然、受け流すこともこれまで以上に重要になるため、声が届く範囲の人たちには今のうちに共有しておきたいと思った次第だ。

このnoteは主にコミュニティの守りの側面を書いた内容だったが、別の機会に攻めの側面=多くのファンを巻き込んで注力したいこともまとめようと思う。

とりあえずサクラミーツの投票を忘れずに。
24年も楽しみながらグループの魅力をさらに広げていきましょう。

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