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【感動】映画えんとつ町のプペルを見た感想

どうも、はゆです。
12月25日に公開となった「映画えんとつ町のプペル」を見てきました。

会場は札幌シネマフロンティア、平日の朝1番の公開とあって会場は50人くらいのお客さんだったかなと思います。
(札幌ファクトリーのユナイテッド・シネマは8時から公開されているので札幌の朝1番の公開はこちらでした)

結果、どうだったか。

感動!!!!

終わった後にすすり泣きが聞こえました。まぁでもそれだけじゃ味気ないので(笑)なぜこの映画が感動するのかを考察してみました。

ネタバレ注意!!!

主人公ルビッチに感情移入ができる

この物語はえんとつそうじ屋のルビッチがハロウィンの日にやってきたゴミ人間とともに星を見ようとする物語。
そう、ルビッチの住むえんとつ町はえんとつの煙に覆われて星も青い空も見えないのです。見上げることさえも許されない町でルビッチの父、ブルーノが教えてくれた星を見ることを夢見た少年の物語。

子供のころに抱いた夢、諦めた経験って誰にでもありますよね。
そして諦めた理由は何か。親から、親戚から、友達から「現実を見ろ、就職しろ」なんて言われて本当に目指したかったものを諦めた経験、皆さんにもあると思います。

「誰か見たのかよ…あの空の向こうを。誰も見たことないならまだわからないじゃないか!!!!」

しびれますね(´∀`)

だからルビッチの状況と自分を重ねられることがかなり大きい。
これはキンコン西野さんが日本中から否定された自分の物語だけど、実は誰もがあてはまる経験であり、いつしか自分の物語としてみているという。
マーケティングの鬼の西野さんだからきっと計算済みなんだろうけど、マジですごいよなー。

でもさ、「誰も信じない星の存在を諦めずに信じ続けた少年の物語」だけだと何か弱くない?どこにでもありそうな話だと思っちゃう。
ここにもう1人の主人公・ゴミ人間プペルが出てきたのが大きいのかなと思います。

プペルの解説は次の章で!

伏線がぱねぇ

①ハロウィンの日にやってきたゴミ人間
プペルはハロウィンの日に空から降ってきた心臓がゴミ山に落ちて魂がやどりました。このゴミというのが大事!!

このゴミは人々が捨ててきた(諦めてきた)夢を現しているんですね。
ゴミは臭い。だからフタをする。
いつか捨てた自分の夢も折り合いをつけるために心のフタをする。ここがリンクされているわけ!まぁすごい!!

俺も高校の時の後輩がベーシストとして活躍しているんだけど、最初は素直に認められなかったなー。
それは自分が諦めたからかな。今は心から応援できているけど、まさしくこのゴミ人間のコンセプトが自分にもあてはまる。

そしてこんな思いをしている自分の代弁者としてアントニオが現れます。

②夢を諦めたアントニオの思い
アントニオはとにかくルビッチとプペルを目の敵にします。でもそれはいつかの自分が星を見ることを諦めたから。
ルビッチが星を見たらあの時諦めた自分を否定することになるから。だからルビッチとプペルをどうしても認められない。
最後には応援するんだけどね。まさしく俺と一緒じゃん(笑)

ルビッチに自分を重ねつつも色々な登場人物がいて、それぞれの場面で自分に重なる部分がある。
それがこの映画の魅力なのかなと思います。

③まさに現代日本の構図
えんとつ町は出る杭は打たれるという日本の風習をそのまま現している。ハッピーエンドで終わるけど、単なるハッピーエンドではなくて感情移入ができる部分が多々ある。
これが本当に映画を見て泣く理由だと思う。

エンドロールと主題歌でおさらい

だいぶはしょりますが(笑)まぁそんなこんなで映画が終わりエンドロールが流れます。エンドロールで帰る人って少なからずいますが、自分が見た回は最後まで誰も立ち上がらずに見ていました。いろんな理由があると思いますが、その理由はED曲にあると僕は思います。

この歌はルビッチの目線から見た世界だと西野さんは言っています。あ、ちなみにこの歌は西野さんが作詞作曲しているんですね。どこまで才能があるんやと思ってしまいます。
だから最後にこの歌を聞くことで映画のおさらいができるんですね。

ちなみにここまで計算済みだそうです。
いやすごいわ。

終わりに

ぜひ見ていない方は映画を見に行った方がいいですよ!マジで感動!!というか考えさせられますね。
さぁ映画館に行こう!!


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