自己評価を高める方法 第1章 明るい心で幸せになりましょう
第1章 明るい心で幸せになりましょう
前向きな態度でポジティブに!
一般に、人生に対する姿勢次第で、幸せになれるかなれないか、あるいは、成功するかしないかが決まります。
全てにおいてポジティブに考える人は、物事をいつも悪いほうへ考えて、気に病んだり、絶えずしかめっ面をしている人よりも、のんびりと穏やかな気持ちでいられますし、笑顔も絶やしません。
あなたの考え方、感じ方が、あなた自身に影響を及ぼすだけでなく、あなたの周囲にも関わってくるのです。
つまり、気分次第で、その日一日が変わってくるのです。
ポジティブで充実した生活を送りたければ、ポジティブな姿勢でいましょう。
ポジティブな姿勢を作る方法はたくさんあります。
毎日の生活でぶつかる多くの状況で、考え方や感じ方を変える方法は山ほどあるのです。
ものの見方を変え、ネガティブな考えに戻らないようにするには時間がかかりますが、最終的には、新しい考え方が、第二の天性となるのです。
物事の見方を変えるには、次の5つの秘訣を守ってください。
1. ポジティブな考え方に変えましょう。
日常的にポジティブな考え方を実践しましょう。
一度に達成する仕事は一つと決め、ポジティブな結果だけを考えましょう。
また、その仕事を達成したときの気分の良さを想像してみましょう。
ゆめゆめ、成功を疑ってはいけません。
たくさんの仕事に対し、がんばっているのだと信じて行動してください。
2. 会話を、ネガティブな方向へ持って行ってはいけません。
ネガティブな考え方の人と会話をすると、その人の発言でやる気がそがれることが多いのです。
ネガティブな話をポジティブに変えて、ネガティブな考え方に戻らないようにしましょう。
どんな状況に対しても、良いほうに考えます。
3. 周囲のもの全てに、ポジティブな部分を探し、そこに目を留めましょう。
周囲のものに対して、ポジティブな姿勢になれます。
4. 日常生活で何をしていても、良いところを探しましょう。
いつもはいやだと感じるうんざりするような仕事でも、ネガティブな気持ちになることでも、もっとポジティブな状況に変えられるような部分を探しましょう。
5. うっかり、ネガティブな考え方に戻らないようにしてください。
考え方や感じ方を変えるには、時間がかかります。
自分自身や世界をぐだぐだと責め続けていても、ポジティブな姿勢が身につくまでに、時間がかかるだけです。
ネガティブな姿勢からポジティブな姿勢に変わっただけで、人生の多くの部分で変化が訪れたことがわかってくるものです。
自己評価が高まり、人からの評判が良くなり、より自信に満ちて、幸福だと感じられるようになります。
かつてはいやだと思っていた仕事にも、取り組めるようになります。
その結果、ストレスや不安がなくなり、人間関係も改善されます。
このように、ちょっとした部分を変えることで、ポジティブな姿勢になり、ポジティブな生活を送れるようになるのです。
自分の価値を知りましょう
自分の価値を理解することと、銀行口座の残高とは全く関係ありません。
つまりこの価値とは、人間としての価値のことを言っているからです。
私たちは、他者に尊敬の念、愛情、そして思いやりを抱きますが、自分自身にその想いを抱くことがあるでしょうか?
自分自身をどう評価するか、これは、自己評価が基準になります。
自己評価とは、あなたが自分自身を評価する度合いです。
健全な自己評価をすれば、自立、幸福、柔軟性、環境適応能力、協調、ポジティブな姿勢といったものを、どんな状況でも持つことができます。
不健全な状態になり、自己評価が低くなると、筋の通らない考え、不幸、新しいものに対する怖れ、頑固、かたくなさ、ネガティブな姿勢といった状態になって現れます。
自分に対する見方は、他者が自分をどう思っているかに大きく関わっています。
幸せで、いつもにこにこ笑っていて、自信満々なら、誰もがそばにいて欲しいと思うでしょう。
自分を尊敬していれば、ほかの人もあなたを尊敬してくれるでしょう。
あなた自身があなたを尊敬しないのに、ほかの人にあなたを尊敬しろと言っても無理な話でしょう。
そのため、自分の価値を認めて、その気持ちをどんどん大きくしていくことが、自尊心を高めるためには必要なのです。
ここで、尊敬ということについて考えて見ましょう。
高い自己評価
自己評価が高い人には、自分自身に対する見方や性格にある特性が見られます。
この特性は、高い自己評価や自尊心に関連します。
今の自分自身に安心している、あるいは、自分の能力に自信を持っている。
他人に対して、自分の本当の気持ちを見せられる。
人とのつき合いでトラブルを起こさない。
自分自身を理解し、自分が成し遂げてきた成果に誇りを持っている。
自分の失敗をすぐに許せる。他人のことも許せる。
低い自己評価
同様に、自己評価が低い人には、次のような思考パターンが見られます。
自己評価が低い人がトラブルにあったとき、次のような状況になります。
自分が信じられなくて、不安になる。
人との結びつきを受け入れにくい。
自分の本当の気持ちを出せない。
自分がやり遂げたことを認められないし、自分をほめてやれない。
自分も他人も許せない。
ことあるごとに、変化に対して反抗を示す。
自分の価値を高めるために
自己評価を高め、ポジティブで健全なものの見方をする方法はたくさんあります。
ここで、自分の価値を高める秘訣をいくつかご紹介しましょう。
他者の批判をせず、言うことに耳を傾け、その話から何かを学びましょう。
毎日時間を割いて、めい想し、自分の内側を見つめ直しましょう。
自分の良い点を理解した上で、短所を長所に変えていきましょう。
達成したことがどんな小さなことであれ、自分をほめてあげましょう。
日の光の中を散歩しながら歓談したり、泡風呂につかったり、毎日何か楽しめることをしましょう。
楽しみを自分から取り上げるようなまねをしてはいけません。
してはいけないとわかっていてしたとしても、自分を厳しくしかったりしないでください。
自分に対して、ポジティブな気持ちで話しかけましょう。
肯定的な話を繰り返し、ネガティブな考えを追い払いましょう。
ポジティブなセルフトークを使うメリット
人生に有利に使えるものの中で、最も効果があるのは、自分自身です。
特に、自分の考えは使えます。
というのは、自分の考え方次第で感情は変わるものであり、それゆえに、人生の処し方に影響を及ぼすからです。
自分自身をコントロールする方法を身につけ、ネガティブでなく、ポジティブなセルフトークをするようになれば、人生のあらゆる面を、自分でコントロールできます。
あなたは、変われるのです。
これは、ほとんどの人が、無意識に1日中行っていることなのです。
人生で成功する能力とは、人生にいかに対処するかで決まります。
ポジティブな心構えをすれば、自信がつきます。
なんにでもネガティブな人が、自信を持てずに失敗するのに比べて、ずっと成功を手にする確率が高くなるのです。
ポジティブな姿勢をとれば、ネガティブな人とは違った人生の見方ができます。
ポジティブな姿勢の人は、人や世界に対して楽観的になれるため、成功するのです。
生活に対する満足度は、そのときどきのものの感じ方や考え方によって変わってきます。
ものの考え方を変えれば、人生の見方や対処法が、大きく様変わりするのです。
ポジティブな態度で楽観的な生活を送る人は、人生や、ときどき起こるトラブルにもうまく対処できますし、何かあってもすぐに立ち直れます。
楽観的な人は、何かトラブルがあっても、それは一時的なことであり、克服してまた前進できると考えます。
人生をこのように楽観的なに考えれば、自分の考えを全てコントロールし、考え方ひとつで、ネガティブな状況をポジティブな状況に変えることができます。
ネガティブにもポジティブにもなる可能性はありますが、そのとき心を占めるのはどちらかひとつです。
楽観的な考え方、感じ方、あるいは行動を選んだほうが、幸せを感じやすいですし、目標達成も簡単にできるようになります。
日常生活に、ポジティブなセルフトークを取り入れましょう。
1日を通して、ポジティブなセルフトークを行い、新しい思考パターンを身につけましょう。
長年にわたり、ネガティブな思考パターンが身についてしまったら、矯正には時間がかかります。
まず、1日に50回程度、ポジティブなセルフトークを繰り返しましょう。
この場合、自分に対して、はっきりと穏やかに、ポジティブな発言を繰り返しましょう。
ポジティブなセルフトークは、生活の様々な局面で使いましょう。
困難な状況を克服し、自信がつきます。
これまでの習慣をやめることにもつながりますし、不健康な状態からすばやく立ち直れるようになり、人生に変化が起こります。
一般に、ポジティブなセルフトークに使われるフレーズは、次のようなものが多いでしょう。
興味深い問題が、私の前に立ちはだかっている…何かトラブルが起こったときに、このフレーズを使います。
トラブルを抱えているというように、ネガティブなものの見方や考え方をするよりも、チャレンジすべき難問だと、ポジティブな考え方をしましょう。
私自身が好きだ…これは、自信や、自分に対する尊敬の念を高めるときに使います。
同様に、「私が一番だ」「私は優れた人間だ」「私には、良いところがたくさんある」のような表現もあります。
私には、自分ができるとわかっている…以前はできそうになかった仕事に向き合ったときに使う言葉です。
同様に、「私には攻略できる」「この件に関して、問題は起こらない」のような表現もあります。
私は、健康で、エネルギーや活力に満ちている…病後、あるいは病中に、健康になれると自分を励ますときに使います。
私は、人として満たされている…自分自身や、自分が生活している世界に対するポジティブな考え方を促すために使います。
ポジティブな肯定の言葉で、人生がどう変わるのでしょうか?
ポジティブな態度をとることが、人生の成功者になる秘訣です。
この際、私たちの考え方が大きな役割を果たすのです。
ポジティブな考え方をすれば、自信に満ちた幸せな生活が送れますし、ネガティブになれば、自己評価が低くなり、たくさんのものが、その手からこぼれて行ってしまいます。
私たちは、無意識のうちに自分に語りかけているものですが、毎日、何百ものネガティブな考えをどんどん心の中に注いでいたら、自分をおとしめ、自分に対する疑いをどんどん植えつけてしまうだけです。
そこで、一日中使える簡単な方法で、こういったネガティブな考え方を変えてしまいましょう。
これで、ポジティブな考え方が根づきます。
毎日、肯定的な言葉を自分に語りかけるだけで、劇的に人生は良いほうへ変わります。
自信がつき、自分のことがわかり、いろいろな面で、良いほうへ変わっていきます。
ポジティブな肯定とは何でしょうか?
一日中、必要に応じて、ポジティブな肯定の言葉を投げかけましょう。
自分を肯定する言葉を使うほど、ポジティブな考えがネガティブな考えより多くなり、より良い生活になります。
自己肯定は、あまり自分では気づかない、ネガティブなセルフトークを、人生に対するポジティブな見方に変えることのできる、簡単なテクニックです。
私たちの多くは、長年ネガティブな考えに攻め立てられると、簡単には考えを変えることができなくなりますが、自己肯定を続けていると、考え方が変わってくるのです。
人生における様々な局面に対処する上で、自己肯定をするテクニックはたくさんありますが、最もよく使われる、効果的な方法を以下に挙げておきます。
ミラーテクニック
このテクニックは、自分の価値を理解し、自己評価を上げるのに役立ちます。
鏡の前に立って行いますが、鏡は縦長の全身が映るものにしましょう。
下着だけになるか、裸になるほうが望ましいでしょう。
まずは頭から始めて、次はからだというふうに、自分の肉体がどのように見えるかを、はっきりと声に出しましょう。
例えば、「髪の光沢が好き。光が当たった部分の色が、ほかと微妙に変わるの」とか、「私の瞳は、~のように愛らしい色合い。瞳はきらきらときらめいていて、素敵」など。
時間をかけて、全身をポジティブなイメージで語っていきましょう。
いつでもどこでも使えるテクニック
このテクニックは、ネガティブな考え方をしたときはいつでもどこでも使えます。
ネガティブな考えを受けてしまったと気づいたら、頭の中のボリュームを下げて、それ以上聞こえないようにしましょう。
そうして、ネガティブな考えをポジティブな肯定的な考えに変えてから、ボリュームを元に戻しましょう。
ごみ箱テクニック
ネガティブな考え方をしてしまったら、紙に書いて丸めて、ごみ箱に捨てましょう。
これで、そのような考えはもうなくなってしまったと自分に言い聞かせるのです。
めい想テクニック
リラックスできる場所を見つけて、5分~10分程度目を閉じて、心を空にしましょう。
何度も自分を肯定する言葉を繰り返し、自分の言葉に集中し、言っている内容が信じられるようにしましょう。
続きはこちら→2章 すべては心の中に:https://note.com/hayu443/n/n25c33149fece