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チームについて最近考えていること

こんにちは、はよんです!

今月は幼稚園と小学校の運動会へ行き、
自宅で見るのとは全然違う我が子の表情は、
とても嬉しい反面少し寂しくもなりました。

そして改めて集団の中で我が子ども達を見て、
噂では聞いていましたがサイズ感にびっくりしました。
(3人みんな学年の同性の中で一番大きい・・・)

本日はスタートアップにおける超初期のチーム作りについて最近考えていることを記載したいと思います。

超初期のスタートアップや起業に興味のある方が、
コーヒーやビールを片手に気軽に読んでもらえれば嬉しいです。
(私は最近ハマっている濃いレモンサワーの元で作ったやや薄めの酎ハイ飲みながら書きました)

創業メンバーに対する想い

起業した当初のチームは、
知り合いや友人で成り立っている会社がほとんどだと思います。
(中には莫大な資産が当初からあって、がんがん採用活動できる例外も一部あるかもしれませんが)

これからどうなるかマジで何もわからない会社、
下手したら明日になくっているかもしれないリスクがかなり高い会社に、
「めっちゃやりがいある仕事だから一緒にやろう!」
と見ず知らずの人に声をかけることが私はできませんでした。

(できる人はもうその時点でとても魅力がある能力高い人だと思います)

だからこそ創業当初からいるメンバーは、
その人以外世の中に存在しないレベルでレアやし、
これからも大切にしなくてはいけないし、
仮に今後会社としての関わりがなくなったとしても、
その人が困った時には私が出来る限り全力で助けたいと思っています。

これは単に、
創業当初の大変(というかカオス!)な時に助けてくれたから、恩返しをしなくてはいけない
という生ぬるい言葉なんかではなく、
どこ行くかもわからない、沈むかもしれない死ぬリスクしかない船に、「面白そうじゃん」と言って一緒に乗ってくれた度胸に対して、いち人間として尊敬しかないからです。

チームとサークルの違い

会社設立当初は、何も保証されていない明日が見えない会社に、
ほぼノリでジョインしてくれた知り合いとディスカッションしながら、
日々模索しながらできることをコツコツとやっていくのですが、
これはある意味ではサークルに近いのではないかと私は感じています。

サークルって直訳すると「輪」って意味ですが、
「同好会」とか「仲間会」のような使われ方をするのではないかと思っています。

同じような意志を持った仲間が集まってワイワイしたり、
一緒にとある活動をしたり。

決して創業当初の雰囲気=サークルであることを否定しているわけではなく、
どうしても元々の知り合い同士であり、
ほぼボランティアでジョインしてもらっていることを考えると、
大なり小なりそうなってしまう部分があるのではないかと考えています。

ではこのサークルとチームの違いは何か。

これは色んな考え方があるし、きっと起業家にとっても様々な意見があると思いますが、私個人は、
自己利益ではなく共通の1つの目標に対して、本当に腹を割って真剣に話し合えるかどうか
と言うのはサークルとチームの境界線となり得る1つの要素ではないかと考えています。

そもそもお互い遠慮して真剣に話し合わないのはチームではないし、
真剣な話し合いの大前提には、自分のためではない1つの目標達成という共通のゴールがあります。

「自分がしたいから」「自分のために」という主語ではなく、
「◯◯(代表とか他のメンバー)が言っているから」という主語でもなく、
主語が常に「目標達成のため」になっているかどうか。

「◯◯(代表とか他のメンバー)が言っているから」というのは一見、
とてもやりやすくスムーズで良い「チーム」に見えます。

人と人との対立というのはとてもストレスフルでめちゃくちゃエネルギーを消耗するので、
多くの人がなるべく通りたくない道だと思います。
(私ももちろんそうです)

でもそれはやはり主語がどこか「口論は面倒臭い」「◯◯との関係性の悪化は嫌だ」といったような、
自分自身を守っているような印象を受けます。

結局は1つの目標のためではなく自己利益のためなんですね。

共通の目標達成のためには、時に意見がぶつかることも起こります。

その意見のぶつかり合いを避けないような関係性って、
もう単なる「仲間会」とか「同好会」を脱して「チーム」なのではないかと私は感じています。

チームを作りたい

すごい私の心の声のようなタイトルになってしまいましたが、とっても大切なことなのでもう一度言います。

私はチームを作りたいのです。

サークルではなくチームです。

よくスタートアップ関連の記事とかVCが書いたコラム的なのでも強いチームって言葉が何百回も出ます。
(創業してから耳にタコができるくらい聞いている単語の一つです)

恐らく多くのVCにとって出資を検討する上での1つの判断材料にもなっていると思います。

事業を前に進めるためにはサークルではなくチームが必要です。

つまり単に頭数を揃えたら良い訳ではない。

私が抱えている膨大なタスクを割り振れる人を探すというわけではない。

偏差値が高い大学を卒業した人、
誰もが知っているような有名な企業で勤めていた人、
めちゃくちゃ大きなプロジェクトを推進していた人、
コードがめっちゃ書ける人
が必要ではないのです。

というと、絶対語弊が生じるのでもうさっさと説明してしまいますが、
こういう人が不要という訳ではないです。

いわゆる「優秀」とか「有能」な人がいるに越したことはないです。

むしろいた方が圧倒的に事業は前に進みます。

でも今の段階でこれが最優先ではないということです。

mustではなくnice to haveに近いような感じです。

あとはまだなだ売り上げが安定しない多くのスタートアップにとって、
「すごい人」を雇えるだけのお給料や福利厚生が整っているかと言われると多くの場合不十分だと思います。

そいういう「すごい人」が満足するようなオファーが出せないという現実問題もあると考えています。

チームメンバーの選定で大切にしていること

会社を創業して3年目になりますが、
今まで有難いことに本当にたくさんの方に興味を持って頂き、
弊社に興味を持って頂いた全ての方とカジュアルにお話をさせて頂きました。

最近今まで話した人、いわゆる「採用リスト」を整理していて、
改めてこんな弱小企業に興味を持って頂いた方の多さに、
本当に胸が熱くなりました。
(くさい言葉ですけど、結構本気です)

ここまでの内容を読むとなんとなくもうご想像頂けると思いますが、
今メディカルギークに必要な人、
というか私が求めている人って、
めちゃくちゃ有能な人、
いわゆるめっちゃ強いキャリアを持っている人というよりは、
私と一緒に手を動かして頭を使って、
色々試行錯誤しながら真剣にディスカッションできる人です。

現場で毎日目の前の業務に精一杯取り組んでいる看護師の声にならない声に耳を傾け、
医療を受ける人々の想いに寄り添い、
看護を提供する人と受ける人の双方にとってベストな方法を常に模索し考え続けられる人です。

でないと先程話をした通り「チーム」ではなく「サークル」になってしまうという問題だけでなく、
精神的にキツくなってくるし仕事としてやりがいを感じられなくなると思うのです。

というのも、ご存知の方も多いと思うのですが、
ざっくり言うと医療業界はマジで色んな事がベルリンの壁です。

すぐにトラクションが出る訳でもないし、本当に体力と忍耐が必要な業界の1つです。

そしてさらに残念なことに、こんなに大変な思いをしても、儲けることがかなり難しいという、悲しい現実もあります。

もちろん儲けだけが全てではないのですが、
より多くの人達により良いサービスを提供し続けるためには、ある程度の儲けが必要です。

これまたスタートアップや起業関係の常識として魅力的なマーケットという言葉があります。

魅力的という言葉がいわゆるマーケットサイズ(市場規模)を指すのであれば、メディカルギークの事業は魅力的な市場ではない可能性がとても高いです。

しかし魅力的という言葉が社会的なインパクトがある社会のインフラをアップデートすると言う意味であれば、
メディカルギークは日本でトップ10に入る魅力的な市場で闘っていると私は自信を持って言えます。

となると、やっぱり今必要な人の必須条件って「すごい人」よりも一緒に事業に向き合って真剣に取り組める人なんですよね。

これもよくある話ですが、
100能力、0マインドの人ではなく、
50能力、50マインドみたいなイメージです。

もちろん100能力、100マインドみたいな人がいるに越したことがないのですが、
先ほどお話した通り現実問題難しいというところです。

正直今の私にその人の能力が100なのか30なのかという判断は難しいので、
今は能力の数値を判断するというよりは、
そもそもその能力が、
今のチームに必要な能力かどうかという部分に趣を置いています。

(例えば今食べたいのはチーズケーキなのに、大福が目の前にあったらそれは違うというイメージです笑
チーズケーキがコンビニチーズケーキなのかデパ地下チーズケーキかは判断していません)

こういうお話をすると、今働いているメンバーやこれから働く予定のメンバーが、
「自分の能力は低いのか・・・」
と落ち込むかもしれませんが絶対それはないです。

私は自分が一緒に働きたいと思った方、
事業を前に進めるためには必要だと思った方へしかオファーは出していません。

世間一般的な正直能力はわかりませんが、
メディカルギークの中では100能力の方々ばかりです。

(デパ地下チーズケーキじゃなくても、私が世界で一番美味しいと思ったらコンビニチーズケーキでも何も問題ない、そんな感じです)

経営方針はきっと千差万別で正しい答えはない

「そんな贅沢なこと言っている場合ではないだろう」
「えり好みしてたら何も出来ないぞ」
と言う意見もあると思います。

それはもう300%くらいわかるし、ある意味では正しいと思います。

何を優先して事業をどう進めていくか、
それはもう起業家の価値基準と判断によります。

ビジネスモデルにもよるし業界によってもきっと違います。

とにかく仕事ができる「すごい」人にガンガン業務をしてもらって、
売上をガンガン上げるという方法も全然間違ってはないし、
ある意味では合理的な進め方です。

事業って結果が全てなので結果に辿り着ければどんな登り方でも良いと思っています。

でも先ほど説明した通り、メディカルギークが闘う土俵は結果がそんなすぐ出ない、
だから私は長くこの問題に真正面から一緒に取り組める人を優先しています。

困り事しかない状況を、笑いながら共に悩み考えていきたいし、
チームで刺激し合い成長していきたい。

最近、Twitterで100日で心が折れるスタートアップを読みました。

まだまだ10人以下のスタートアップでこの物語に出てくる「トカゲ」のような存在は本当に会社が別方向に傾きます。

100人いる会社の1人と10人以下の会社の1人の影響力ってきっと全然違うと考えていて、
10人以下の会社で1人のメンバーが他のチームメンバーへ与える影響力は良い面悪い面両方の意味においてかなり大きいんですよね。

だから私はえり好みをしているし、
今後もえり好みをしていこうと考えています!!

というわけで本日は、
チームについて私自身が最近考えていることを書いてみました。

毎度のことながらまとまりのない文章ですいません!!

まだまだチームについて考えていることはあるので、
また次回かその次くらいに書きたいと思います!

メディカルギークでは随時、「チーム」になってくれるメンバーを募集しています。

こういうnoteを書くと逆に「重いっ!」と考える人もいると思いますが、
弊社のチームメンバーの多くは複業です。

稼働時間も全然違うし、細く長くというメンバーもたくさんいます。

少しでも興味を持って頂いた方は、気軽にご連絡頂けると嬉しいです。

まずは、医療や看護、スタートアップについてカジュアルにお話ししましょう〜〜
(関東近郊の方は朝食、ランチ、お茶、飲み、サウナ大歓迎です!)

追伸:チーズケーキの例えを何回か出したのは、最近食べたこれが結構美味しくてびっくりしたからです!

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