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この街は犬のうんこが落ちすぎている

愛犬こげまるの散歩をしていたとき、とあるお家の敷地に犬のうんこが落ちていた。そのうんこはチョークで丸く囲われていて、さらに「落とし物」という文言が隣に書かれていた。事件現場かと思った。

人の家の前にうんこを放置して帰ったのだから、何かしらの犯罪に該当するかもしれない。そう考えると、チョークで書かれた丸と文言があそこにあったのは場違いではないんだろう。

川崎市の端っこに引っ越してからまもなく1年。二子玉川駅から多摩川を渡ってすぐのところに。住みはじめてから薄々感じていたけど、この事件を見てあらためて思ったことがある。川崎は、あまりにも道端に犬のうんこが落ちすぎている。

大きくて新鮮なものから小さく化石のように干からびたもの、何度も踏まれて道路の模様になっているものまで、さまざまな犬のうんこが転がっている。散歩ルートにあるだけならまだしも、我が家の敷地前に落ちているパターンも過去にあった。それも一年の間に5回ほど。このうんこの量が気になっているのは僕だけじゃないようで、うんこの持ち帰りを呼びかける看板が何ヶ所にも設置されている。効果はないようだけど。

引っ越しをする前は、世田谷に住んでいた。覚えている限り、近所で道端の犬のうんこを見た回数は片手で足りる程度だった。土地柄の違いを叩きつけられている気がする。

川崎がなかなか賑やかな街だとは知っていたけど、それは中心地だけの話しで、僕が住む場所にはその空気感は届いていないと思っていた。実際、治安自体は今のところ気になる部分はない。なんなら住みやすい街で居心地もいい。ただあまりにも犬のうんこの落ち具合が、世田谷在住時代と比べてかけ離れている。

犬を飼っている身からすると、うんこを放置して帰る人の気が知れないというのが正直なところ。持ち帰るための袋を忘れてしまう可能性はあるだろうけど、そうなると先日、袋に包まれたうえで放置されていた大型犬サイズうんこを発見したことの説明がつかない。

いくら住み心地はいいとはいえ、うんこを放置する人が何人もいる場所に住み続けるのは厳しい。多摩川をわたって、うんこが落ちていない街世田谷に戻れるように仕事を頑張っていこう。

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