見出し画像

これまでに歩いてきた過去を振り返ると、
自分がどれほどがんばったかを思い出す。

自分がこれまでがんばった歴史そのものだ。

その努力はときに過酷で、
疲労とストレスを引き起こすこともあった。
それでも、それは成長と未来のために必要だと信じて、
思い込み、ときに自己犠牲になることもあった。

時をさかのぼり、
過去の自分に声をかけることができるなら、
今の自分は何を伝えるだろう??

僕の場合は、
『そんなに、がんばらなくていいよ。』
という言葉を自分に贈るだろう。

もうひとつは、

『自分が喜びを感じる、楽しいことだけやりなさい。』
という言葉を自分に贈るだろう。

それは自分自身を過去の苦しみから救い出す、
あるいは、自分自身を癒すための思いやりなんだと思うんだ。

それぞれの過去の経験がいまの自分を形成し、
僕を僕自身にするための重要な瞬間だったと思う。

しかし、それは必ずしも
僕ががんばり続けなければならないという意味ではないと思う。

もし、あのころ、誰かが僕に、
『そんなにがんばらなくてもいいよ』
という言葉をかけてくれたのなら、
僕はもっと救われていたと思う。

それは云うならば、
頭をそっと優しく撫でられたような安堵感に包まれ、
緊張をふっと解してもらうようなリラックス感に包まれ、
穏やかな海に浸っているような気分になり、
安らぎの世界を見つけ出した気分になると思う。

『そんなにがんばらなくていいよ』という言葉は、
自分が必死に泳いでいた広大な海が、
ふと目を開けてみれば小さなプールだったと気づかせてくれる。
ふと手を伸ばせば井の中の蛙だったと気づかせてくれる。

がんばること自体は、
決して無駄ではないと言い切れる。

だけどそれは、
人生のすべてでも決してない。
自分を許し、自分を愛することができれば、
それはもう十分。それでもう十分。

大好物の蕎麦を口にしながら、
大好きな活字や知識に触れる。

その一瞬一瞬の喜びこそ、すべてなのだ。

だから、もう一度言うよ。
『そんなにがんばらなくていい』

今日からは、
『頑張らない戦略だ』


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?