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世界一周 10日目 カンボジアの子供たちにモルテンの想いが届いた話

4月30日、ついにこの世界一周の最大の目的である「世界中の子供達にサッカーボールを届ける」の第一弾を行うことができました。

カンボジア、プノンペンの子供たちにスクールでのサッカー指導とMY FOOTBALL KIT の組み立てからプレゼントまで全てです!

サッカースクールは自分で練習メニューを考えて実際に指導するまで全部僕主体でやらせてもらいました。

今日グランドについてから僕が指導することが決まったので、練習メニューなんて考えてなかったんですけど「基礎」をテーマにして練習することにしました。

パスをもらう前のマークを外す動きを教えたかったんですけど、なかなか伝わらなくて大変でした。
伝わっても楽しくなさそうな感じで、この年代の子供たちにはもっと楽しい練習をさせてあげた方がいいのかなとか思ったり、水分補給って言ったら水持ってきてなくてどこかに買いに行く子がいたりして全然上手くいかなかったけど自分が教えたことを実践してくれたり、それが成功したりするのを見るとすごく嬉しい気持ちになりました。

基礎パス練習の次にシュート練習したらめちゃくちゃ楽しそうにして意欲的に取り組み始めり、パス練習では声出てないのに試合だとめっちゃ声出したり、子供達のやる気を引き出すのも教える側の責任なんだなと。

初めで自分が主体的にコーチという立場を経験して、今まで教えてもらっていたことがどれだけ緻密に準備されていたのが気付かされました。

必要なことを順序立てて指導していくこと、それを分かりやすく伝えること、子供たちのやる気を引き出すこと、そして最終的に練習したことを試合に落とし込むこと。

今回の僕はどれもできていませんでしたが、いろんな発見がありました。すごくいい経験になったと思います。

今まですごい人たちにサッカー教わってたってことですね!😁

サッカースクールが終わったら、子供たちと一緒にMY FOOTBALL KITで遊びました。

MY FOOTBALL KITとは、モルテンが開発した空気入れが要らないサッカーボールです。

MY FOOTBALL KITを通じて

「質の高い教育」
「つくる責任、使う責任」

の2つのSDGsを掲げています。

質の高い教育とは、スポーツを通じて人とのコミュニケーションや何かに熱中することの大切さ、挫折や困難、仲間との絆などそこでしか得られない成長の機会をより多くの子どもたちに与えたいという願いです。

つくる責任、使う責任とは、ものを大切にする気持ちや、サッカーができることへの感謝の気持ち、サッカーに限らず全てのものを粗末にせず環境や生活も豊かにしていきたいという願いが込められているんじゃないかなと僕は解釈しています。

モルテンが開発したこのボールは世界中の貧しい子供たち、サッカーがしたくてもできなかったり、お金がなくてボールが買えない子がやっとボールを買っても空気が抜けて使えなくなったりパンクして使えなくなったり、そういう子供たちにもっとサッカーを楽しんでもらいたいという想いを形にしたものです。

空気入れが要らないこのボールは空気が抜ける心配もパンクの心配もなく、プラスチックだから壊れることはあっても破損したパーツだけを取り替えればまた何度でも遊べます。子供たちのことを第一に考えて、サッカーというスポーツを通して成長するきっかけを与えてあげたいという想いこそがMY FOOTBALL KITの本質です。

僕は今回そんなMY FOOTBALL KITを世界中の子供たちに届けるという目標を掲げて、この世界一周に挑戦しています。

サッカーには人を成長させてくれ力があるということを身をもって体験しているからこそ、そういう機会に恵まれない子にチャンスを与えたい。そんな想いで活動しています。

そしてそんな僕の想いを汲み取ってくれたWorld Football Shipさんのご協力のおかげで今回カンボジアの子どもたちにMY FOOTBALL KITを届けることができました。

初めてボールを見た時は「なんだこれは」みたいな反応でしたが、パーツを組み立てるごとにどんどんボールの形に近づいていくのにみんなすごく楽しそうでした。

初めはみんな全然作り方が分からないところから始まって、僕が少し組み立てるのを見て理解する子やそれでもなかなか頭の硬い子。

説明書があるのにそれすら見ずに完成させる子もいれば、グループで理解している人がわからない子に教えて組み立てさせてあげる優しさが見えたり、サッカーをする前の「ボールを組み立てる」段階で子供たちの優しさが見えたり「繋がり」が芽生えているように感じました。

これこそがサッカーの持つ魅力ですね。
モルテンはただ単に新しいサッカーボールを開発したのではなく、子供たちに成長の機会と同時に「人との繋がり」を開発していたんだなと、子供達の顔を見て改めて思いました。

一緒に組み立てる。わからない問題を一緒に考えて、一緒に乗り越える、自分たちが作った大切なボールだからこそ大切に扱ってサッカーを続ける。そして人と出会う。人との出会いがまたその子たちを成長させてくれる。

機会に恵まれない子供達にチャンスを。

モルテンが目指し開発したこのボールが、1人でも多くの子どもたちの笑顔の源になれるように僕はこれからも旅を続けます。

今日は良い1日でした。


そして、

これを見て日本でサッカーをしている君は何を想いますか?

大切にしてください。色んなものを。



さーてこれから次なる目的地ラオスに向けて、まずは14時間バスに乗りバンコクまで行きます!

きっつー!笑

(結局16時間ぐらいかかりました)


おやすみなさい。

僕のことを応援したいと思ってくださる方がいましたら、サポートもぜひお願い致します。 サポートは全て世界一周と起業するための費用にさせて頂きます。 これからもどうぞよろしくお願いします!!