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選手の発信について思うところとファンやメディアへの感謝

五輪は競技の魅力を発信する大きなチャンスだと感じました。

これまで10年程競技をしてきて、ここまで各メディアに取り上げられ、たくさんの人に応援して頂いたことはありませんでした。

五輪競技の中には、私の専門としている競歩のように五輪の時くらいにしかTV放送されない競技も数多くあります。

この機会に魅力を発信できた競技は一時的にでも多くの人の目に触れ、うまくいけば今後の観戦者、サポーター、もしくは選手として競技に関わっていってくれる人が増えると思っています。

このチャンスを逃すと次の五輪まで大きなチャンスは正直ありません。

日本選手権や世界選手権その他競技会などでの発信の継続はもちろん大事ですが、この五輪前後にどれだけ発信できるかというところがひとつ大きなポイントになると思います。

特に、マイナーと言われる競技の五輪選手の役割というのは、勝つことだけではなく、その競技の代表としてたくさんの魅力を発信し、試合をした先に何を生み出せるかというところも重要だと感じています。

選手が五輪を通じて周囲の人を巻き込んでその競技を拡散していき、たくさんの方に興味を持ってもらうことができれば、その競技のイメージや環境を変えることもできると私は思っています。

私の専門としている50km競歩の投稿もたくさん拝見させて頂きました。発信して頂いた方本当にありがとうございます。
これからも少しでも興味を持った方はその競技について感じたことを発信してほしいと思います。
これからパラリンピックや冬季五輪、デフリンピックも続きます。
ちょっとしたことでも構いません。一言だけでも構いません。
その一言が選手の、その競技の後押しになります。

また、あらゆる方法で競技の魅力を取り上げてくださっているメディアの方々、いつも本当にありがとうございます。
競技の発展には皆さんの力が必要です。引き続きよろしくお願いいたします。


最後になりますが、中にはメディア対応に疲れている選手も多くいるというのも事実です。
五輪に内定してから、選手には各方面から想像を遥かに超える注目、期待がかかります。
今回はコロナ禍の五輪であり、内定時期の遅かった私ですらそう感じたので、早期に内定した注目選手は本当に大変だったと容易に想像がつきます。
そのような選手に対しては、元気になるまで皆さん見守ってあげてください。

元気になった時に元気な姿をたくさん発信していただけたらと思います。
どうかよろしくお願いいたします。

ファンの方、メディアの方、選手、本当にたくさんの発信ありがとうございました。

そして50km競歩という長い時間の応援、本当にありがとうございました。

50km競歩 勝木隼人

#Tokyo2020 #arigato2020

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