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THE FIRST SLAMDUNK


Welcome Back   "SLAMDUNK"

2022/12/03 
あの…   あのスラダンが帰ってきた。

みなさん、こんにちは。器用貧乏です。

以前の記事にも書いた通り、
わたしの1番好きな漫画は、スラムダンクです。

学生の頃は時間があればずっと漫画を読んでたし、
トイレにはスラダン14巻(海南戦で流川が爆発的活躍をするあたり)が
常備されていました。

でもそれから10年ほどの月日が経ち、
だんだん漫画を手に取ることも減っていました。
新しい完全版の漫画も出て、カバーが完全書き下ろし。
井上先生もまだスラダンを描きたいんだな、と
思わせてくれるような気がしていました。

そしてまた数年経ち、とんでもないニュースが。

これ知った瞬間、
ワクワクとか希望とか、
いろんな感情が沸いたのを覚えています。

実は漫画はよく読んでいたんだけど、
スラダンのTVアニメってほとんど見たことなかったのよね。
だからTVアニメ版が山王戦やってないのを知らんかったし、
TVアニメオリジナルで翔陽と陵南の混成チームと試合することも知らなかった。
旧劇場版も観てないし。(エヴァみたいな言い方)

最近(2022年)YouTubeでTVアニメ版を配信してて、観たんだけど
花道の声とか自分が想像していた声となんか違くて。
新劇場版の声優が変わったのなんだので騒いでたみたいだけど、
あんまり気にはならなかったかな。
実際聞いても違和感なかったし。

と、言うわけで、感想を書いていきます。


THE FIRST SLAMDUNK 【曲について】

率直な感想は、「良かった」です。

OP / the birthday
劇中 ED / 10feet

ロックファンとしてはかなり胸熱なチョイス。
"世代"を狙い撃ちされているかのような感覚。

ちなみにバスケットゴール(リング)の高さが
コートからちょうど10feetというのも少なからず関係ありそうですね。


THE FIRST SLAMDUNK 【ストーリーについて】

※この先はネタバレ含みますので、
映画をまだご覧になっていない方はご注意を。

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いいですか?
圧倒的ネタバレからいきますと、


主軸、主人公的視点は
宮城リョータです。

これは先行公開されていた動画でも確認できますが、
明らかにリョータの髪型の少年が、
砂浜をダッシュしているシーンがありました。

主人公視点がリョータなのに関しては、悪くないです。
いや、面白かったです。

そして話の内容は、

山王戦  リョータの過去   でした。

構成としては、山王戦が軸で、回想するようにリョータの過去が描かれます。

回想のはじめはリョータの幼少期から入ります。
浜辺が映り、ストリートのバスケコートで1on1している、
小さい少年と、中学生くらいの少年。(先行動画にあったシーン)

なんだか少し訛りのある日本語。どこの方言かすぐに分かりました。

宮城 と言う名前は沖縄では4位だそうです。
(みやぎ、みやしろ、みやき、みやぐすく、みやじょう、みやんじょう、みやのじょう)

井上先生は連載開始時からこういった、
キャラクターのバックボーンをなんとなく設定していたのでしょうか。
バスケ漫画ですから、沖縄県のバスケットの強さとかもご存知だったでしょうね。

リョータには3歳年上の兄、4,5個年下の妹がいて、
父母と5人で沖縄に暮らしていたようです。

父の描写はほとんどなく、ストーリーの冒頭に「亡くなった」というシーンが入ります。

そのあとも兄と1on1をする日々が続くような展開を見せますが、
ある日、兄は友達と海釣り(沖合)に行き、そのまま帰らぬ人に。

この辺まで見て、
「ああ、ガッツリ、リョータの話なんだな〜」と思いました。

その後も山王戦と回想が織り混ざって進んでいきました。

山王戦の前半は何だかあっさり終わった感じでした。

後半はやはり密度が違いますね。
「帰ったら漫画読もっ!」って、みんな思っていたと思います。
リョータ母も会場にいる描写があったので、
新劇場版オリジナル要素は所々見られました。
妹は来てたんかな。中学生(?)だからお留守番か?

沢北が神社にお祈りするシーン、アメリカに渡ったあとの様子。
そしてアメリカの描写にまさか、まさかの、リョータも。

脚本が井上先生だから「なるほど」となるし、
納得せざるを得ないけど、
違う人の脚本とかだったら「んなわけねーだろ」となりそうでもある。

誰の過去を掘り下げても面白いとは思う。(いや、是非見たい。)

なるほどリョータね。


THE FIRST SLAMDUNK 【アニメーションについて】

先行動画を見た通りですが、
【漫画感】【アニメ感】のない質感。
ヌルヌルなバスケの動きとバスケの空気感。

井上先生はバスケをこういう形でアニメに興(おこ)したかったんじゃないかな。
いわゆるTVアニメ版のバスケの動きって、なんかこう、テキトーというか、
「SLAMDUNK 」のストーリーをアニメにしただけで、
バスケの面での演出は特に工夫も何もない。

ドリブルするときの肩の動き、レッグスルー、止まる一瞬・抜く一瞬、
パスを出すときの目線、フェイクの目線、
シュートの手首のスナップ、ゴールネットの揺れ方、

最初「山王戦を40分ぶっ通しで見せてくれるのでは、、、」と期待しました。

バスケット経験者ならわかるような、試合中の選手の動きが感じられて、
(私自身は公式戦とか出たことないです、すみません。)
思わず体が反応しちゃいそうな人もいたんじゃないかなあ。

ピクッ!!って(笑)

TVアニメ版をYouTubeで見たからこその感想もあって、
YouTubeで流してくれたのは本当によかった。東映さん本当にありがとう。

ここの章の冒頭で
【漫画感】【アニメ感】のない質感。
と書いたのですが、
山王戦、ラストのシーン。
漫画では無音でセリフがずっとないページ・場面。
逆に漫画的演出がこの場面ではされていて、
瞬間瞬間を切り取ったような、
その時間だけが、やたら長く感じる現象を表現していたようにも感じました。
同時に手に汗握る緊迫感も感じました。


THE FIRST SLAMDUNK 【声について】

かなりたくさんの声優さんが参加されているようでした。
エンドロールで名前のない役(不良Aとか)にも名前がのっていたので。

だいたい、ちょい役とか、動物の鳴き声とかは、
出演している声優さんが兼ねていることが多いようで、
そういうのがまた面白かったりするんですよね。
雑踏とかパーティー会場の声とかも出演者で賄ったりしているようで、
よく聞くとアドリブが面白いものもあるようです。

宮城リョータ(仲村宗悟)
三井寿   (笠間淳)
流川楓   (神尾晋一郎)
桜木花道  (木村昴)
赤木剛憲  (三宅健太)

ここまでは公式HPにも出ていますし、
YouTubeに映画公開前特別番組もあったので、
是非ご覧いただきたいです。

この動画で声優の皆さんがおっしゃっているのは、
「井上先生から『自然な演技』『普段の喋り方』を求められた。」ということでした。

井上先生も声優の録音スタジオに入って、
作品作りに大きく関わったそうです。(あたりまえですが。)

試合以外のシーンではあまり感じませんが、
試合中のセリフではかなり『自然な演技』『普段の喋り方』が感じられました。

漫画では明確に文字として吹き出しにセリフが表現されるし、
独り言のように喋る様子は、
吹き出しの外に出して表現されることもありますよね。

一般的なアニメでもセリフは一人ずつ順番に、
明確に誰が言ったかわかるように聞き取れますし、
ボソッ、と言うセリフも聞き取れる範囲で表現されていると思います。

しかし、今回の
『自然な演技』『普段の喋り方』
というのはそれとは一線を画すような表現だったと思います。

井上漫画というのは、試合中とかシリアスな場面であっても、
キャラがデフォルメされ、コミカルなボケを入れてくることがあります。

漫画だとそのシーンに1コマ使われるわけで、
「見逃す」ことはないと思うのですが、
この『自然な演技』『普段の喋り方』だと、
気を抜いていると、「聞き逃してしまう」ほど
やりとりが自然に流れていきました。

例えば、山王戦はじめの奇襲、リョータから花道へのアリウープ。
決まった後に二人して「天才?」と顔を合わせるシーンがありましたよね。
このシーン、映画では画面いっぱいになることもなく、
引き画で「二人でなんか言ってるなあ」くらいに見えなくもないのです。

そして山王戦最後の
「左手はそえるだけ」と  言って
流川からパスを受けるシーン。

花道の口は、確かにゴニョゴニョと動いて、
なにか言っているようなのですが、
セリフは全く聞こえませんでした。
アフレコでは何かしら言っているのかもしれませんが、
たぶん聞こえませんでした。

井上先生が作りたかった、目指したものは
バスケの試合をアニメでリアルに再現したかった!
アニメでバスケを表現するならこうしたい!

が、詰まっていたように受け取りました。

それには声優の表現はもちろん、
絵の質感もアニメを逸脱しない程度
の、リアルさに挑戦したのではないかと。

エンドロールで声優の名前めっちゃ見たものの、
ほとんど覚えられずorz
唯一確実に確認できたのは、
リョータの妹(アン)が 坂本真綾さんだったこと。

見ている時から「だれだろなー」と聴いていて
ハナザーさん(花澤香菜)かと思っていたので、
予想が外れましたが、真綾さん大好きなのでOKです。無問題。

そういえば、
リョータ母は沖縄訛りな話し方で、兄も妹もそんなんだったかな?
リョータはそんなことなかったな。
どういうことじゃろか。

その他の声優さんは調べれば出てるかもだけど、
自分の記憶を頼りに書きたいのでこの辺にしときます。

花道の木村昴は合ってたと思うよ。
想像できたし。その他の湘北メンバーも違和感なし。
安西先生は落ち着いた声すぎたかな?コミカルシーン少なめだからいいのかな。

ちょっとイメージと違ったのは山王の深津と河田。
深津はちょっと声高めで、河田は子安武人のイメージでした。
(DIOみたいな。貧弱貧弱ゥゥゥゥ!!!!!)

でも深津はいつも冷静なキャラだから低くていいのかー。

他のCVも知りたいけど、
もう一回見てからにしようかな、どうしよう。


THE FIRST SLAMDUNK 【その他】


彩ちゃんが美人すぎ、可愛すぎ。
ずるい。
あれが漫画版で最初から描かれていたのなら、
みんな彩ちゃんに首ったけだったはず。
さては井上先生、晴子より彩派だな、これは。

晴子さん。かわいい、
と思うのだけれど。思い出補正か?
彩子に執心して晴子をないがしろに、、、
晴子はTVアニメ版のがよかったか?

リョータの父
映画冒頭に父が亡くなり、仏壇に写真が飾られている。
ん?井上先生の自画像zou…???? のような、、、
漫画リアルの高橋くんの
山の中にこもって陶芸をやる父に
見えなくもない、激似。
でも途中でリョータ妹が父らしき人が倒れているのを
発見するシーンは完全にリョータの髪型。
一瞬「リョータ??」と思ったで。

グッズ
17時30分スタートの回に行き、
17時00分過ぎに映画館ついたんだが、
ほとんど売り切れ。
フードコーナーにドリンクホルダーも
売っていたけど、時間なくて映画後に行ったら
10、11、14が売り切れていました。
全部買うつもりだったので大誤算。
クリアファイルとキーホルダーとステッカー買いました。


THE FIRST SLAMDUNK 【おわりに】

映画館で見る価値があります。
また観たいです。
DVDもとい、Blu-rayも買いたいですね。

大きい音を全身で感じて、
映画館の大画面で楽しみたいのももちろんですが、
じっくり観て、ヘッドフォンで聞くのもまた
楽しみの一つです。

今回はリョータが主人公として話が進みましたが、
三井の中学時代(忘れた)
赤木、小暮の中学時代(北村中)(+晴子、晴子は中学が違うこと含め)
流川、彩子の中学時代(富が丘中)
もちろん
花道と軍団の中学時代も。

それと、「あれから10日後」の映像化、
神奈川選抜のイラストから、国体の話、
翔陽メンバーが出場を明言している冬の大会。
JAPANのユニフォームを着た流川から、全日本編。
そして、流川、沢北のアメリカ編。(え!?桜木も?)
さらに、今回のエピローグでリョータもアメリカに…

今回の映画で終わりにせず、
映画でのシリーズ化でいいので、
何年でも待つので、
何かしらの続編を期待したいです。
あきらめずに。


あきらめたら
そこで試合終了
ですよ…?


三三三三三三三三三三
三三 / ̄ ̄\ 三三三
三三|試そあ|三三三
ニニ|合こき|ニニニ
ニニ|終でら|ニニニ
――|了 め|―――
――|だ た|―――
__|よ ら|___
   \__/ r==、
       廴ミノ
       /z/ヽ
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   _ (Ж)ヲ二_/|
  /ソソ)) T| | |
  ツア_ノ  L_二_|
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/フコ二ヒミ)  ((ニ≧イ

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