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空気が決める

自民党の裏金問題、結局、誰が決めたか、わかりません、知りません、私には責任がありません、ですね。

誰か決めた人がいるはずだ、と思うわけですが、本当に、決めていないのだと思います。決めたら責任が伴うから。でも、決まっている。何が決めたのかというと、空気、でしょう。

本著にはそれが記されている。

これは別に国会議員の派閥の決定事項に限ったことではない。

例えば、長崎県の教育委員会だって、結局、教育長が決めたのか?となると、委員会で決めた、というでしょうし。校長が決めたのか?と問えば、教育委員会が決めた、という。

昨年私が奮闘したBKにおいても、部長が決めた、ではなく、部で決めた、という。何をどう決めたかも不明だけど、やるともやらないとも決めない、そのまま継続、というのは現実にたくさんある。そして担当者・責任者が変わる。

僕は僕が決める範囲、決めきれる範囲で、物事をやる。責任は有限だから、職責、報酬に見合った範囲で、意思決定する。

無限責任論で追及する文化を変えない限り、誰が決めたのか、国家国民にとっての最重要課題ですら、空気が決めた、となっていく。ある意味、プーチンはわかりやすい。プーチンが決めているから。権力者は堂々と権力を振りかざしてほしいし、権力者になったはずなのに、権力を行使しない輩(責任回避)ほど、タチが悪い。

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