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【短歌ブック】#43 薄・芒


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【薄・芒】

すすき(名)

いね科の多年草。山野に自生し二メートルに達する。葉は細長く先がとがっている。秋に黄褐色、紫褐色の穂を出し、後にけばだって白くなる。秋の七草の一つ。尾花とも。


賢治祭その夜は青く深まりて焚火とすすきと裸電球
(俵 万智)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
俵 万智(たわら まち)
1962- 昭和後期-平成時代の歌人。
昭和37年12月31日生まれ。早大在学中,佐佐木幸綱に師事して「心の花」にはいる。昭和61年「八月の朝」で角川短歌賞。現代の若者の会話をいかした第1歌集「サラダ記念日」(63年現代歌人協会賞)は超ベストセラーとなった。平成元年高校教師をやめ,創作活動に専念。8年読売歌壇選者。16年「愛する源氏物語」で紫式部文学賞。19年「プーさんの鼻」で若山牧水賞。大阪出身。著作に「よつ葉のエッセイ」,歌集に「チョコレート革命」など。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説)

コトバンクより


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