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【短歌ブック】#37 葛


~短歌Bookmarks~
短歌(和歌)の歴史は長い、57577に何が詠まれてきたのか。
毎回一つの短歌用語と歌を〈辞典〉からブックマーク。
短い歌が繋いできたものを知る、一つのきっかけになれば。

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【葛】

くず(名)

まめ科の多年生つる草。茎は蔓となり葉は大きく山野に繁茂する。初秋、紫赤色の蝶形の花が咲き、後にさやを結ぶ。秋の七草の一つ。


葛の花踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり
(釈 迢空)

出典:「短歌用語辞典 増補新版」日本短歌総研


《歌人紹介》
釈 迢空(折口信夫)
折口 信夫(おりくち しのぶ、1887年(明治20年)2月11日 - 1953年(昭和28年)9月3日)は、日本の民俗学者、国文学者、国語学者であり、釈迢空(しゃく ちょうくう)と号した詩人・歌人でもあった。

彼の成し遂げた研究は「折口学」と総称されている。柳田國男の高弟として民俗学の基礎を築いた。みずからの顔の青痣(あざ)をもじって、靄遠渓(あい・えんけい=青インク)と名乗ったこともある。

歌人としては、正岡子規の「根岸短歌会」、後「アララギ」に「釈迢空」の名で参加し、作歌や選歌をしたが、やがて自己の作風と乖離し、アララギを退会する。1924年(大正13年)北原白秋と同門の古泉千樫らと共に反アララギ派を結成して『日光』を創刊した。

Wikipediaより


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