「思考は現実化する」という体験談
約1年にわたって毎週投稿していたこのnoteですが、いよいよ最終回となります。
引退ミーティングを終えた俺は不思議な光景を目にした。
3年生ほぼ全員が泣いていて、男女関係なく一つの輪ができていたのだ。
俺はこのとき、こう思った。
「あれ?この光景見たことある...」
これは俺がずっと頭の中に思い描いていた光景でもあった。
そして自分はその輪には入らず、一歩引いたところから見ていたい...とも思っていた。
本当にその通りになっていたのだから、自分でも驚いた。
俺はこのとき自分を俯瞰で見ることができ、「泣く」か「泣かない」かを選択することができた。俺は「泣かない」を選択した。
みんなのことを遠目に、1人でいろんなことに思考を巡らせていると、副部長の京佳さんがやって来た。
「お疲れ様!」と声をかけてくれた。
俺も京佳さんに労いの言葉をかけると、京佳さんも涙を流していた。
振り返ると、男女バラバラでほぼ会話もしないチームだったのにこんな終わりを迎えられるとは思いもしなかった。
このまま、この日が終わらないでほしいなとも思った。
山あり谷ありだった俺の陸上人生は、こうして幕を閉じた。
「思考は現実化する」ということを実際に体験できたことは自分にとってとても大きかった。
思い描いた未来を作るには「思考」が重要だなと大人になった今でも思う。
今ではスマートフォンがこれだけ普及し、SNSが生活の一部になっているが、これはきっと誰かの頭の中で思い描いた未来が現実にやってきているだけなのではないかと推測する。
引き寄せたい未来があるのであれば、まずは自分の潜在意識に取り入れる。これが実現の第一歩になるのではないか、と思った隼人でした。
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