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【写知】芸術には本能に訴えかけるものと知性に訴えかけるものがある

芸術には2種類ある。
本能に訴えかけるものと知性に訴えかけるものの2種類。
本能に訴えかけるものは陶器や刀、絵画、彫刻など実際にみて感じる作品。言葉にする必要がなくまた言葉では伝わらない。実際にみて、または触ってみて『うわっ』と感じる。
知性に訴えかけるものは現代アートに多く、コンセプトや文脈のある作品。メッセージ性や意味、なぜこれをつくったのか、なぜこのようなつくりかたをしたのかなど言葉にすることができる。

では写真はどちらか。

写真はどちらもある。
もちろん本能に訴えかける作品のなかにも知性に訴えかけるものもあるだろうし、その逆もまた然り。0か100のはなしではなくグラデーションはあるものの、写真はその幅が極端に広いように感じている。
実際にみた瞬間に『うわっ』と立ち止まってしまうようなエネルギーに満ちた(本能に訴えかける)写真に出会うこともある。それは構図がどうとかそんな次元のものではない。言葉では説明できない何かがある。
また社会的なメッセージを含めたり、その写真家の思想をまとったなどの(知性に訴えかける)写真もたくさんある。なぜこれを撮ったのかやなぜこの時期に世に出すのか、なぜこのような撮り方をしたのかなど。みて考えて理解していける写真。

写真をみるときや撮るときの参考になれば幸いです。

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