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マンチェスター・ユナイテッドの魅力

こんにちは、第2回目の投稿です。今回は、フランスを除く5大リーグが全て再開したということで、趣味の一つである欧州サッカーの話をしていこうと思います。

自己紹介でも述べたとおり、僕は、マンチェスター・ユナイテッドパリ・サンジェルマンを応援している。今回は、その中でも再開したイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(以下ユナイテッド)魅力について話していこうと思います。


なぜ、ユナイテッドを好きになったかというと、1回生の時の英語の課題でMリーダーという英語の本を読んで問題に答えるというものがあり、正解するために調べていくうちにクラブの歴史に感動したからです。

次に、ユナイテッドの紹介をしていこう。

チーム名:マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United Football Club)
ホームタウン:イングランド マンチェスター
本拠地:オールドトラフォード(Old Trafford)
収容人数:75,653人
設立:1878年
タイトル:リーグ×20(プレミアリーグ発足後×13)、FAカップ×12、EFLカップ×5、コミュニティーシールド×21、UEFAチャンピオンズリーグ×3、UEFAヨーロッパリーグ×1、UEFAカップウィナーズカップ×1、UEFAスーパーカップ×1、FIFAクラブワールドカップ×1、インターコンチネンタルカップ×1
最大連覇数:3(1998-99, 99-2000, 00-01)、(2006-07, 07-08, 08-09)

140年以上の歴史を持ち、本拠地はイングランドのクラブチームで最も大きく、国内タイトル獲得数もイングランドでは最多のチームです。また、プレミアリーグで唯一3連覇を達成したチームです。収入額もスペインのレアル・マドリード、バルセロナについで世界3位の収入があります。

有名人では陸上100m世界記録保持者のウサイン・ボルト氏や、歌手のジャスティン・ティンバーレイク氏などがファンとして知られています。

これだけ見ると、常に強く、お金もあり、弱さが感じられないクラブに見えます。

しかし、歴史を見ると毎年のようにタイトルをとる黄金期と、2部降格を味わった暗黒期まであります。長い暗黒期の後に黄金期が訪れるパターンが多いです。

典型的な例として、リーグ優勝は20回あるが、優勝を経験した監督は3人しかいません。アーネスト・マングノールが2回、サー・マット・バスビーが5回、サー・アレックス・ファーガソンが13回優勝を経験しました。

その中にも感動できるエピソードが数々あります。これらを紹介していきます。

〜ミュンヘンの悲劇からCL初優勝〜

当時のユナイテッドはリーグ優勝を経験するなど、黄金期真っ只中でした。

1958年2月6日、ユナイテッドはUEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)を戦いにセルビアのベオグラードを訪れていました。その帰り道にドイツのミュンヘンに給油のために立ち寄りました。しかし、雪が降っており、シャーベット状になった雪に覆われた滑走路から離陸できずに空き家に衝突・炎上し、当時の主将を含む8名の選手が死亡、2名が再起不能になり、チームが大打撃を受けました

事故から復帰したマット・バスビー監督とFWボビー・チャールトンが中心となり、事故から10年後の1968年にイングランドのクラブチームではじめてCL優勝を果たします。

優勝の中心メンバーであるFWボビー・チャールトン、FWデニス・ロー、FWジョージ・ベストとマット・バスビー監督は石像が本拠地におかれ、バスビー監督は本拠地の住所、チャールトンはメインスタンドの名前になっています。

しかし、世代交代に失敗し、1974年には地元の宿敵であるマンチェスター・シティに敗れ2部に落ちてしまいます


〜サー・アレックス・ファーガソンによる復活〜

1986年に就任したアレックス・ファーガソン監督は2013年までの27年間監督を務めます。1993年にリーグ優勝を果たすと、勢い付き、2013年までにリーグ13回、CL2回などタイトルを毎年のように獲得するチームに成長しました。特に感動するシーズンは1998-1999シーズンです。

この年リーグ、FAカップ、CLの三冠を達成しました。この時の主力は、MFデビッド・ベッカム、MFポール・スコールズ、MFライアン・ギグスなどのアカデミー出身の選手たちです。この年はどの大会もギリギリの戦いで、リーグは2位アーセナルと1ポイント差、FAカップも準決勝で引き分け再試合、1999年5月26日に行われたCL決勝に関しては、主将のMFキーン、MFスコールズが出場停止、6分にドイツのバイエルン・ミュンヘンに先制されると、そのまま90分を迎えたアディショナルタイム(以下AT)1分にベッカムのコーナーキックから途中出場のFWシェリンガムが、AT2分にベッカムのコーナーキックを起点に現監督であるFWスールシャールがゴールを決め、劇的な逆転勝利を収めました。この試合は試合が行われたスペインのカンプノウの名前をとってカンプノウの奇跡と呼ばれています。

その後も世代交代を成功させ、FWクリスティアーノ・ロナウド、FWウェイン・ルーニー、DFリオ・ファーディナンド、GKエドウィン・ファン・デル・サールなどワールドクラスのメンバーを集め、2008年には3回目のCL優勝を果たします。また、クラブワールドカップでも優勝し、世界一のクラブの称号を得ました。


しかし、MF香川真司、FWロビン・ファン・ペルシーが加入した2012-2013シーズンをもってファーガソン監督は20回目のリーグ優勝(プレミアリーグになってからは13回目)を置き土産に監督業を引退します。


〜現在まで続く低迷期〜

ファーガソン監督が退任してから低迷期に入りました。後任のデビッド・モイーズ監督の下では無冠、ルイ・ファン・ハール監督の下では2016年にFAカップ、ジョゼ・モウリーニョ監督の下では2017年のUEFAヨーロッパリーグ(CLの下位互換)でのタイトルだけと、ほとんどタイトルを獲得できないかつ、CL出場権を逃す年も多くなってきました。

現在では、ファーガソン監督の教え子であるオーレ・グンナー・スールシャール監督が務めていますが、成績は低迷しています。

しかし、希望もあります。今シーズン第1節チェルシー戦のスタメンの平均年齢は、22歳と226日で、これはプレミアリーグ20チームの中で最年少です。MFポール・ポグバやGKダビド・デ・ヘアのようなワールドクラスのプレイヤーの他に、アカデミーからはFWマーカス・ラッシュフォードや、MFスコット・マクトミネイ、FWメイソン・グリーンウッドのような有力選手も輩出し、トップチームに所属するようになりました。

また、補強ポイントであったDFハリー・マグワイアや、DFアーロン・ワン・ビサカが夏に加入したことにより、強豪に勝てるようになり、冬にはMFブルーノ・フェルナンデスが加入したことにより、さらに動きが良くなり、負けることがほとんどなくなりました。

マンチェスター・シティ、チェルシーにシーズンダブル、トッテナム、レスターに1勝、当時全勝だった宿敵リヴァプールに引き分けたりして健闘していた反面、格下のワトフォード、ニューカッスル、バーンリー、ウエストハムに負けるなど、稼げるところで勝ち点を落とした結果、今シーズン優勝からは大きく遠ざかりました。


しかし、強いリーダーシップの持ち主であるブルーノ・フェルナンデスが加入した現在、数年後にはリーグ優勝、CL優勝を狙えるチームに復活していっているように見えます。


〜歴史を振り返ってみて分かったこと〜

これまでのユナイテッドの歴史振り返ってみると、アカデミーの育成実績がよく、強いリーダーがいる時代に成功しています。これはサッカーの世界だけでなく、みんなの考えが同じで一つの目標を目指し、それを後押しできる能力の高いリーダーがいると成功することができると気付かされました。また、ミュンヘンの悲劇からの復活やカンプノウの奇跡のように、最後まで信じて努力すれば実現不可能なことはないと感じました。

強いだけでなく、いろいろなことを学ばさせてくれるサッカークラブそれがマンチェスター・ユナイテッドであり、それがこのクラブのいちばんの魅力だと僕は感じます。

ユナイテッドを応援していてよかったと思います。

ちなみに、中継はDAZNでみることができます。


今日はこれで終わりです。ここまで読んでくださった方ありがとうございます。


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