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東京初期衝動と性なるクリXXス

中野と高円寺の間に住み、東京初期衝動を追いかけること早2年程、しーなちゃんイズムとトキョショキに染まりきった人間、Hayateゲス。

今回は東京初期衝動2021ラストライブ、東京初期衝動と性なるクリXXスのライブレポだよん。先に言っとくけど、まじで死を覚悟したライブだった。

このライブは2回のワクチン接種証明とマスク着用のルールの元、かつてのライブ通りにやろうってライブだった。あの頃のライブがもうはるか昔に思えてたからこそ、希望の光だったし、楽しみで仕方がなかった。箱も渋谷チェルシーホテルというこれ以上にないと言うくらい最高の距離感のライブハウス。

整番30のチケットを片手に入場。次々と埋まりつつあるフロアにやはり懐かしさを感じてた。謎に緊張もした。

トキョショキの出番前になお姉プロデュースの前座ガールズが1曲やるって青木さんが言ってた。前座ガールズの人達はなんだか少しトキョショキに似てた。クリスマスソングをやってくれたんだけど、クリスマスなのに最高にトキョショキ満載の歌詞だったし、こんなクリスマスソングは唯一無二だった。もうほんとに凄いって言葉はこの事の為にあるんかとおもたわ。

前座ガールズと入れ替わり、Tommy february6でトキョショキメンバー登場。一瞬場内が静まり返って、始まったのは再生ボタン。サビでフロアがもみくちゃになって、ああ、これだ、求めてた懐かしいアレはこれなんだってなった。一曲目に再生ボタンを入れてくれたトキョショキに感謝でしかなかった。あの日に戻れる再生ボタンを間違いなく押せた。

ウォーミングアップはもう終わっただろと言わんばかりに高円寺ブス集合が始まる。もちろん、再生ボタンもウォーミングアップなんて甘さではなかった㌔。フロアも、ステージ上のメンバーも高揚しまくっていた。ここまで熱い高円寺は久々だった。もちろんコロナ禍の高円寺も堪らなく好きだけど、これだけ音楽を正面からぶつかり合えるライブが懐かしかった。

勢いは止まるどころか増し増しで、BAKAちんぽへ。おっとコンプラだからここでも、ウチのカレピに手を出すなへ。って言っておきます。コーラスも多い曲で、メンバーとファンが一体になったなあって改めて感じたし、メンバーのコーラスも沢山聴けて幸せだった。前までこんなに声出てたっけってくらい全員の声がしっかり聴こえて、このライブに賭ける想いもふつふつと感じられた。負けじと声を出したんだ。

そしてワイの大好きなイントロがはじまる。春。個人的にこの曲に沢山救われた1年だった。Spotifyで年間に聴いた曲ランキングでこの春が2位だったんだけど、先行配信で1回出て、その後にセカキルとして配信されて2つ曲がある春が2位ってことは、2つ合わせたら多分ダントツの1位なんですよね。要するにこの1年1番聴いた曲なんですよ。そして何より嬉しかったのは、コロナ禍にリリースされたこの春、はるーをーー!よるーをーー!を歌えたこと。やっっっとライブでこの曲を歌えたって思えた。

次は新曲、まぁるい月。まずは新曲を披露してくれて本当にありがとう。トキョショキのあのバンドサウンドの奥に優しい雰囲気があって、いつもはガンガン勢いのあるトキョショキのもうひとつの顔が見れるような曲なんです。アルバム楽しみになった。

そして、あさかっちが1歩前に出て、ベースのイントロと共に愛むきへ。ごめんけど、多分1番好きな曲なんや。前にnoteでも聞きたいなぁって書いた気がする。やってくれて嬉しすぎて普通に泣きそうだった。私の視線に気付いてよと言わんばかりに東京初期衝動へ拳を突き上げた。これ以上ない幸せとはこれを言います。

中央線の音が聴こえた。ワイにとって中央線の音も、トキョショキの音もこれからの自分にとっては一生忘れられない音になってしまった。この歳になって、中央線沿い、しかも高円寺に住んで、この20代前半を生きていく中で楽しみはこのバンドのライブ。この曲がいつの間にか、自分の今を歌ってくれていて、だからこそ、激しいライブの中でこの曲だけは、と聴き入ってしまった。

しっとりとしたイントロから始まったblue moon。この曲も今年リリースされたトキョショキの大事な1曲。君で埋まる写真フォルダ、足りない君とギガファイルって歌詞が堪らない。この間スマホの容量が満杯になりかけて写真フォルダを見たけど、ほとんどトキョショキでした。東京初期衝動で埋まる写真フォルダ、足りない東京初期衝動とギガファイルでした。サビに向かって段々と上がっていく感じが大好きです。ああ、、好きです。語彙力失うほどに。

流星。この曲も引っ越して聴こえ方が凄く変わった1曲。中央線がこんなに特別な電車になるとは1年前は思わなかったなあ。この曲の間奏のギターめっちゃいいよね、うんわかる!って方スキしてね。絶対!今日も好き!

勢いそのままに、黒髪少女のエピフォンのギターはーってベビドンがはじまる。この1年たくさんのライブで聴いてきたベビドン。ジュディマリも聴く様になったのは間違いなくこの曲としーなちゃんのおかげだし、いつも声を出せずにただ拳を突き上げてきたベビドンのサビも、2021年の最後に声を出しながら拳を突き上げれたのは嬉しかった。トキョショキのライブにひとりぼっちで行く僕にとって、この曲が寄り添い続けてくれているのは間違いない。

そして再び新曲、世界の終わり。この曲が次のアルバムの核になるのは間違いないと思ってたけど、後々アルバム名が発表されて、えんど・おぶ・ざ・わーるどだって知ってやっぱりな!!!!って1人で密かにガッツポーズした。トキョショキっぽくもなく、でもどこかにトキョショキを感じるのです。間違いなくこれからのトキョショキを代表する曲になるって予言します。ほんとに!

1度心を落ち着けたフロアとステージ。(全然落ち着いてはないけど)しかしこのまま終わるわけのない東京初期衝動。Becauseが始まって、ライブハウスは戦いが再びはじまる。この曲で今日イチの死を覚悟した。でもこれで死ねるのはなんなら本望なのかもな。ハロー素晴らしい世界なんて見えないよって言われたけど、少しはこの日のトキョショキのおかげで見えたと思う。このライブは幻なんかじゃなかった。

次はスタバ。この曲ほどワクワクが止まらん曲はないと思ってます。何度も何度も、仕事とかで嫌な気持ちになった時、この曲に勇気づけられてきたし、特別な曲です。今年の最後にこれを生で聴けたことは、ここまで頑張ってきたご褒美のような気分だったし、来年も頑張れよって言われてる気分だった。ずーっと拳突き上げてて、この瞬間が終わらなければいいなって思いまひた。

そして今夜も締めはロックンロール。なお姉の風林火山の如く響くドラムや、いつのまにやらこのバンドに染まり、コーラスとともにベースを轟かせるあさかっち、そしてどんな時もポーカーフェイス貫いてて、実は1番やばいのはこの人なんじゃないかと最近思ってるまれちのギター。フロントマン、しーなちゃんの歌声と合わせてライブハウスに響くこのロックンロールを聴かないとライブは終われません。最高にロックンロールなこのバンドサウンドが体の奥まで突き刺さるようなリズムを刻んでて、ロックンロールを鳴らし続けてくれる限り、僕は何処までもついていくし、いつまでも待ち続けているんだなって、ライブで最後にこの曲を聴く度に決意させてくれるんや。

メンバーが退場し、映画の告知に、青木さんからのお知らせなどなど、長めの休憩を挟む。

そして時はやってくる。事前に予告されていた通りメンバーはコスプレで。コスプレと言っていいのか、、な。
やばめのベース・ドラえもんと、やばめのギター・ドラミちゃん、超やばめのドラム・マイメロにTheしーなちゃん。コスプレを回避したのはしーなちゃんだけでした。いやなお姉、、怖いって。。

それでもライブのバイブスはいつも通り、いやいつも以上。兆楽、黒ギャル、再びの再生ボタンへと続く。
兆楽の激しさは今日のこの日の為にあるんだって思った。金曜の夜はそれすらも許されてしまうんです。
黒ギャルもここまで盛り上がったのは久々だなーって感じた。フロアもグッシャグシャになりながら飛びまくり、拳を突き上げ、声を出し、、。
もう一度の再生ボタンも、何度聴いても間違いないし、最初の時に比べてフロアにいた全員がなんの抵抗もなくメンバーに魂でぶつかり応えてた印象だった。

最後爆速高円寺。この爆速高円寺もこのコロナ禍に生まれて、かつてのライブでは体感出来てなかったから、ついていけるか不安だった。ここで2度目の死を覚悟。求めてたのはきっと、我々もメンバーもこれだったんだなって感じた。普段の高円寺ブス集合であれだけ盛り上がれて、この爆速がぶち上がらん訳ないってお話でした。この音楽こそ、他のどのバンドにも真似出来ない唯一無二のサウンド、東京初期衝動なんです。


あっという間の2021年ラストライブ。東京初期衝動の激ヤバライブでした。ワクチン接種証明などの制約はあったものの、かつてのライブをやろうって企画してくれたATフィールドと東京初期衝動には感謝でしかないし、たくさんのバンドマンやそのファンにとっては希望の光になったことは違いない。これをいい例としてまたあの日々に戻れたらいいなっておもた。コロナ禍に入って、ライブの形が物凄く変わって、今じゃそれが常識となって、もちろんその形も好きになれてきたけど、やっぱりどこか昔のようなライブを求めていた自分もいて。
東京初期衝動も、このコロナ禍になってあさかっちが入ったりと今のバンドの形になって、やっとこのようなライブが出来て本当に良かったなあって思います。親心、、。大好きなライブはこれだし、大好きなバンドは東京初期衝動でした。2021年最後にこれを経験できたこと、最高に幸せだったなあ。

2022年もたくさんライブいくぞーーー。

ほな、ばいびーどんくらい!

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