とびきり甘いスイーツは、ときどき食べるくらいがちょうどいい

私は、休むのがあまり得意ではないらしい。傍目から見て「やすんでそう」に見える時、例えば、休日コーヒー飲んでぼーっとしてる時とか、も「あの実装どうしようかな」とか考えている。脳内シミュレーションをいつも繰り返していて、そのことで頭がいっぱいなのだ。

年末年始に、私は帰省しなかった。あまり長い休日ではなかったことと実は仕事が溜まっていることと、猫が心配だったこと。理由は幾つでも挙げられるが、要するに帰省する気分になれなかっただけなのだが。

年末年始に家に引きこもっていた私は、いつぶりかと思えるくらい、はっきりとした休日を送ったような気がする。と言っても5日くらいあった休みのうち、1, 2日程度であるが、それでもかなりはっきりと「休みだ」と思えるくらいには休んだ。

久しぶりに休んでみると、「ああ、休日はいいなぁ」と思う一方で、どうしても「何かしなきゃ」と駆り立てられる自分と対峙する時間が増える。何か動きたい衝動がすごくあって、それを抑えるのが結構難しい。仕事をついしたくなってしまうし、今みたいに何かものを書いたりしたくなってしまう。一方で、誰かと会いたいとは全く思えない。

久しぶりの休日は、自分との対峙ばかりしていて、誰とも結局会ってないし喋ってもない気がする。テキストでのやり取りは少しあったけれども、結局一人で猫に話かけては、猫も私に返事をして、人間語と猫語の会話ばかりやっていたような気がする。

「また、長期間休みたいか?」と聞かれると、「まあ、気が向いたらね」と答えると思う。一度休むとまた動き出すのに時間がかかるし、私はそれを望んでいない。とびきり甘いスイーツはたまにでいいのだ。

もちろん、休息を軽視することはしないが、できる限り私はアクティブレストがしたいと思った。自分一人で集中して仕事をする時間も、誰かと一緒に議論する時間も同じくらい大切だけど、一人で集中する時間をいつもより少し長くとって、時間をあまり気にせず思考に費やす。ただ、それだけでいい。それだけで、多分休んでいることにしてしまってもいいんじゃないか。

もうそろそろ休みも終わる。また日常が戻ってくる。私のありふれた日常が戻ってくるのだ。

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