ほんもの

ほぼ日手帳を見返すと、一年前のぼくは古賀さんの本を書写したり体操したり、育休の最中でも、自分なりに研鑽をしていたようだ。今日は新しい職場の研修です。

最近、日課となっている早寝早起き。今朝は「どうする家康」「ヴィンランド・サガ」の最新話を観た。家康では、松山ケンイチが演じる本田正信。今年も配役が良いけれど、抜きんでてよいと感じる。「時に殿」と献策して去るところが、表情も含めて、すでに正信らしいなって思える。今までは渋い俳優が配役されていたけれど、ぼくの中で本田正信は松山ケンイチに完全に代わった回となった。再会の回が楽しみだ。ヴィンランドでは、本物の戦士となる決意をエイナルへ告げたトルフィン。この話での描写はもちろん、ここに至るまでの全ての話が、改めて強く刻まれる回だった。それにしてもアシェラッドとの絆は特別なものだよな、やっぱり。父よりも懸命に道標を示し続けてくれているもの。ぼくもまたアシェラッドがいたらとさえ思える。さて、これからエイナルとどう進んでいくのか。心持ちが変わろうとも、トルフィンの突き進む根源は変わらないだろう。彼の物語の続きが待ち遠しい。

ぼくは妻と出会ってから、もうすぐ20年になる。さらにこの数年で2人の子にも恵まれた。本物の戦士、父となる時だ。すぐになれるはずだろうけど、ぼくの場合は少々、時がかかっている。林真理子さんは「言葉のプロですから言い負かしてしまう。だから何も言わずに負けるんです」と話していた。これぞ、本物の物書きだ、と感心した。本物の戦士にも通じているかもしれないな。

少しずつ己を高める環境へ身を置いていって、真の戦士に近づいていこう。

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