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レタッチ記録01_ポートレートをマジックアワー調に仕上げる。#カメラのハナシ

レタッチの記録を少しずつ乗せていければいいなぁと思い間隔はかなりまちまちだと思うけど、連載したいから01としてスタート。

備忘録と発信を兼ねて。


夕方にポートレートを撮っていると1時間で光がめまぐるしく変わっていて欲しかったカットを取り逃がしてしまうことも…

でも、日没前後40分くらいならなんとかマジックアワーの要素を引き出せます。

今回は日没から30分くらい経った薄暗い状況で撮ったポートレートをLightroomのみでマジックアワー調に仕上げます。

Before

画像1

After(Lightroom CC)

画像2

■撮影設定
・Canon 6Dmk2
・TAMRON SP 24-70mm f2.8 
・SS:1/15 、F値:2.8、ISO:200、焦点距離:24mm
・ストロボ1灯(モデル正面)

余談ですが、このTAMRONレンズの手ぶれ補正優秀!
1/15ですが撮影は手持ちでした。

■大まかなレタッチ内容(Lightroom)
・色温度を高くする
・ハイライトと白レベルを下げる
・シャドウと黒レベルを上げる
・彩度は下げて自然な彩度は上げる(肌の色を飽和させないため)
・かすみの除去を上げる
・トーンカーブは各色、RGB全てS時に。
・色相のパープルをプラスに振り切る。
・彩度のオレンジ、イエローをマイナスにして肌の色を整える。

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少し暗めに撮っておくのがポイントです。
あまりポートレートを暗めに撮っておくのは好きではないのですが、今回空の色をかなり加工するため、暗めに撮っています。

もう1つポイントは今回のレタッチ最大の課題である人物のイメージを壊さずにマジックアワーを作ることです。
そのために、黄色やオレンジの彩度が上がりやすい「彩度」の項目は数字を下げて「自然な彩度」やカラーの各色の彩度で調整します。


本来、こういった写真はストロボにカラーフィルムをつけて色温度を調整してたり、カメラは三脚に立ててシャッタスピードで背景の露出を調整したりするべきなのですが、短い時間で枚数を稼ぎたいときは、レタッチを前提として必要な写真を撮ることもあるかと思います。


そんな時のお役に立てば嬉しいです。


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地元で起業し、フォトグラファーとディレクターとして活動しています。 仕事のこと、撮影のこと、ジャンル問わず備忘録として書き残しています。