3/18(金)
地団駄団
朝早くの公園に老若男女の集団がいた。
『私』はそれを遠巻きに眺めていた。
「みなさん! 右足からいきましょう」
先頭の男が声をかけると、集団は一斉に、だん、だん、と右足を地面に叩きつけた。
「いい地団駄です!」
数分続いた地団駄を止めて、先頭の男が言った。
「この調子で地団駄団を盛り上げていきましょう!」
集団から鬨の声と、地割れのような地団駄が響いた。
怪しい反面、楽しそうで羨ましかったのは内緒だ。
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朝早くの公園に老若男女の集団がいた。
『私』はそれを遠巻きに眺めていた。
「みなさん! 右足からいきましょう」
先頭の男が声をかけると、集団は一斉に、だん、だん、と右足を地面に叩きつけた。
「いい地団駄です!」
数分続いた地団駄を止めて、先頭の男が言った。
「この調子で地団駄団を盛り上げていきましょう!」
集団から鬨の声と、地割れのような地団駄が響いた。
怪しい反面、楽しそうで羨ましかったのは内緒だ。
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