見出し画像

一料理人、イタリアで初めての職場へ

こんにちは、ハヤシヨウヘイです。
滞在許可証の1回目の手続きを終え、働き始めることになりました。

イタリアで働くために

かつてはよく聞いた“イタリア料理修行、行って早々言葉もわからないままキッチンで” というのは現在はほとんどありません。
法律上、滞在許可証を持たないまま働くことは違法労働にあたるためです。
調査員が来た場合、お店側に多額の罰金が課せられるため、経営者側も雇う利点がありません。

稀にそのような話を聞きますが、契約を交わさず働くことを“NERO 黒い” といい、脱税などに近い違法行為なのでお勧めはしません。

私の場合は、学校の持っていた研修制度を使ってレストランに入りました。
手続き自体は学校のスタッフがしてくれたので難しくはありませんでしたが、お店を探すまでに時間がかかりました。

フィレンツェ近郊の町、リボルノ、ルッカ、シエナやロンバルディア州の山奥まで行ったこともあります。
実際にお店に食べに行ってから自己紹介、面接、ポストが空いているか、研修は可能かと尋ねます。
不慣れなイタリア語なので交渉自体難しく、またいつもネックになるのは滞在許可証の有無でした。

その中で見つけてきたのは、リボルノから南へ20キロ、海からほど近い丘の上にあるレストラン“Locanda Martinelli” 

私はそこに6月からお世話になることになりました。
3ヶ月の研修生活の始まりです。

参考までに

研修として働く際にも、契約や滞在許可証の一次手続きなどは必要です。
その他にも条件があったり、労働時間や日数の制限があったりします。
長期でイタリア滞在したい場合、未契約状態で働いていると就労ビザの発行に不利な場合もありますので、注意しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?