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丘の上のレストランへ②

こんにちは、ハヤシヨウヘイです。

感じるプレッシャー


イタリアでの初めての職場で一番初めに言われたのは、「わからないこと、理解できないことがあったらすぐいうこと」でした。
なんとなくイタリア語での会話ができていたとはいえ(今思えば全くできていない〃)、仕事中は全く違いました。
食材の名前すらわからないことも多々あり、とにかく仕事中は必死でした。
仕込み中はある程度合わせてやってくれるのですが、営業中はそうもいかない。
気が付いたら、私は右往左往。シェフが一人で料理しているなんてことも珍しくはありませんでした。

帰ってから辞書を引いてて知らない単語を調べる、その日言いたくても言葉にできなかったフレーズを作文してみる。
そんな日々だったのを覚えています。


世界の大きさ


イタリア語を満足に話せない自分と夫婦の二人、プレッシャーをかけられ、ストレスは小さくはありませんでしたが、たくさんのことを勉強させてもらいました。
鳥やウサギをおろす、パンを焼くといった基本的なこと、セコンドピアットは肉を焼くだけじゃないんです。
野草を料理にいれることもできるし、パスタもたくさん種類がある。
デザートも頑張ればお菓子屋さんのようなものも作れるんですね。

数少ない当時の料理写真、きれいです。

この小さい店で、料理の世界がいかに大きく広がっているかを知りました。

とはいえ、もとよりイタリア全土を周ってみたかった私は、研修の終わりとともに「Locanda Martinelli 」を去ることにしました。

9月末からはイタリアで2件目のレストランに入ることにします。


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