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一料理人、イタリアでの初クリスマス

こんにちは、ハヤシヨウヘイです。
Torre del Saracino で働き始めてから4か月ほどたったころ、12月です。
イタリアで初めてのクリスマス ’Natale’ を迎えます。

出張で行ったミラノのgalleria in piazza del duomoのライトアップ


イタリアのクリスマスは・・・


今の時代、イタリアでも無神論者が存在するくらい、敬虔なカトリック教徒の数は多くありません(昔に比べれば)。
それでもクリスマスやイースターは仕事を休んで、家族と過ごします。
(日本人が初詣に行くようなもの)
日本でレストランのクリスマスは稼ぎ時なので、休みだと聞かされた時、とても驚きました。
日本式クリスマスはアメリカ式かつ商業的なので、イタリアの伝統とはおおきくことなります。

12/24肉類は食べずに、魚野菜などを中心に食べます。
かつて宗教的断食が行れていた頃の名残だそうです。
正しくは肉(豪華なもの)を断ち質素に過ごす、ということらしいですが、現代は肉を食べないだけで豪勢な食卓のようです。

12/25多くの家族親戚が集まって、朝から晩まで飲み食い、しゃべり。
食べきれないほどの、主に伝統料理を準備して、親族の時間を過ごします。
イタリア人と結婚した外国人がその様に驚くなんて話をたまに聞きますね。

12/26サントステファノSanto Stefano と呼ばれる休日は、大騒ぎをしたクリスマス疲れをいやす、ゆっくりした1日を過ごします。

さて我々はというと、24日のランチを営業した後は休みとなりまして、夜は同僚スタッフとフェスタをしていました。
有名店でイタリア各地から若いコックが集まっていたこともあり、彼らも家には帰れなかったんですね。
そこまでイタリア語に堪能ではなかった私にとっても、とても楽しかった、今でもよく覚えています。


ちなみに年越’Capo d'anno'(厳密には正月)は宗教的な重要行事ではないため、友人と遊びに出かけていくようです。
この辺りは、なんとなく日本とは逆な感じがしますね。
ナポリの年越しは有名で、町中で花火が打ちあがります。
私たちがいた対岸ソレント側にもきこえてくるほどで、ナポレターノの友人は銃をぶっ放してるやつもいるし毎年家事も起こっている、とも言っていましたが、本当でしょうか。


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