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前澤ファンドで得られたもの

10億。

は得られなかったんですけど。あえなく落選という結果が出たため、備忘録的な感じで簡単に残しておく。

(ちなみに、あえて記すとわたしは前澤さんのことは好きでも嫌いでもない。わたしのビジネスアイデアに目を通してくれた人のひとり、それ以上でも以下でもない。)

2020/2/13。「起業したいな~」「サービス作りたいな~」と思っていながら、特にこれといって動き始めていなかったわたしはこの日、ある飲み会に参加した。その参加者は、すでにとあるWebサービスを開発・リリースしているチームのメンバー。わたしが起業するために会社を辞めることを知った先輩がそのチームメンバー打診してくれて、参加させてもらうことになった。
そこで話題に上ったのが「前澤ファンド」。情報収集を怠っていたわたしは、そこで初めてその存在を知った。
参加すれば、

・ビジネス提案書をひとまず完成させることになる:6割
・送ったビジネス提案書に前澤さんがに目を通してくださる:3割
・10億円を得られるかもしれない:1割

という気持ちで参加を決めた。
ビジネス提案書的なものは早く持つべきだと思うけれど、日々のアレコレに追われると、なんだかんだと後回しになってしまいそうで。それをこのタイミングで作れるというのは、願ってもないことだった。

とにかく時間がなかったので、急いで資料作成に取り掛かった。肝となるビジネスアイデアは持っていたけれど、まだ資料と言える資料がない。どう考えても今のアイデアだと10億円に見合わない。事業計画が立てられていない。頭を悩ませられた。
2020/2/16。急ごしらえながらなんとか資料が完成。書けるところはがんばって書いて、まだ書けないところはその旨を書いた。思いの部分が大きな比重を占め、計画はスカスカのビジネス提案書になった。
指定のメールアドレスにメールを送り終わったときは「やったな」感。「やり切った」感でも「やっちまった」感でもまして「やったあ」でもなく、「やったな」と思った。思ったより感慨深さはなかった。やり切ったというには課題が多くて、ひとまずはひとつやったな、そしてここから更にやらなきゃなと思った。

2020/4/1。個人事業の開業届を税務署に提出し、個人事業主となった。自分で決めた道。新たなスタート。

2020/4/13。「誠に残念ではございますが」の文字を含むPDFを受信。少し残念な気持ちと、何故かここで「よし!始まったな!」という気持ち。多分、ほんの少しあった「10億円もらえるかも」の気持ちが0になったからだろうな。
がっかりするよりも、この通知でめちゃくちゃポジティブな気持ちが芽生えた。自分で道を探して、道を作ってやるしかない!

前澤ファンドで得られたものは

・まだ検討が足りていない部分がはっきりした
・資料ができたので、他人に自分のビジネスアイデアを伝えやすくなった
・ここからがスタートだ!という気持ちを持てた

10万円という金額は決して安くはなかったけれど、わたしはそれで得られたものに満足できている。

自分にとっての始まりであるこのタイミングにこの企画があったこと、そこに運良く参加できたことに感謝してやみません。

さあ走るぞ!

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