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半分はアンモニア!?夏以降も対策が必要なPM2.5の実態と発生源🌈

毎年、春先になるとよく耳にする『PM2.5』。

飛散時期を調べると、よく「冬から春にかけて」とありますが、実は、1年中飛散しており、特に、この時期、光の化学反応によって多く生成され、PM2.5の濃度が高くなります。

そのため、夏以降も注意が必要です。

PM2.5は、粒径2.5µm(2.5mmの1/1000)以下の粒子。大きさは、花粉より小さく、太さは、髪の毛の1/30程度。

アレルギーなどを引き起こし、体に悪影響を及ぼします。


PM2.5の発生源としては、これまで、

・ボイラー
・焼却炉などのばい煙を発生する施設
・コークス炉
・鉱物の堆積場などの粉じんを発生する施設
・自動車、船舶、航空機など、人為起源のもの
・土壌、海洋、火山など、自然起源のもの

これらがよく挙げられていました。

しかし、近年、このPM2.5の原因物質として、農業や自然界から排出される『アンモニア』がよく取り上げられるようになりました。

「PM2.5の問題において、アンモニアの影響力が過小評価されている」

以前は、汚染物質の重要性を、質量比で計算していました。

「アンモニアの質量は、PM2.5全体の10%未満」

そのため、これまでアンモニアは重要視されてこなかったんです。

しかし、モル比で問題を見直したところ、「アンモニアの排出量が0になると、PM2.5が約40%減少する」という計算結果が出たそうです。


アンモニアは、ほとんどが肥料の使用や家畜の放牧など、人間の農業活動によって放出されている物質。

つまり、先ほど挙げた発生源に加え、『人間の農業活動』が発生源として、今考えられているんです。

「大気汚染対策を『都市中心』から『都市と農村』に切り替える」

これによって、PM2.5を抑えることができると言われています。

また、化学肥料の使用量を3分の1に減らすことで、アンモニアの排出量を半分に減らせるというデータもあります。

「化学肥料を有機肥料に変える」

これが今、私たちに求められていることです。

「私たちの家庭で出た生ゴミなどを有機肥料として活用する」

こういった家庭でできる対策も含め、研究が進められています。


PM2.5の多くは、人間の行動によって発生しているため、PM2.5の濃度を下げる対策としては、

「私たちが、出来るだけPM2.5を出さない」

これに尽きます。

・野焼きをしない
・エコ・ドライブや省エネを心掛ける
・喫煙をやめる

国や企業・事業の取り組みも大事ですが、まずは、私たち一人一人がPM2.5を出さない行動を心掛けることが大事です😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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