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泥団子で危機を救った日本人🇯🇵🌈
自室でパソコンを開き、ネットニュースを見ている一人の日本人。
彼は、一般企業に勤めていたサラリーマン。
研究者や専門家ではありません。
当時、長年勤めていた会社を定年退職したばかりで、その後の人生をどのように生きようか考えている最中でした。
そんな彼の目に留まったのが、この記事。
アフリカ大陸の南部。
日中は日照りがひどく、草木も育たない干ばつ地域。
現地の住人たちは、働く場も食料もなく、自給自足が出来ていない危機的な状況です。
これまで、複数の研究者たちが草木をよみがえらせようと現地を訪れ、どの種類の草木が育つのかを研究しています。
しかし、研究結果を元に植物の生育を試みても、虫や微生物のエサになるだけで、一向に植物は育ちません。
この記事を見た彼は、すぐさま近所の植物園で、20種類のタネを買い、その足で現地(アフリカ南部)へ向かいます。
着くや否や、土でこぶし大くらいの泥団子を大量に作り、その中に20種類のタネを混ぜ、枯れ果てた地面に投げつけました。
そして、そのまま彼は帰国してしまったんです。
皆さん、付いてこられてますか?w
最適な植物を選定するためには、タネを外敵から守る必要がありました。
そこで考えたのが泥団子です。
種を土で覆い丸め固めることによって、タネを外敵から守ったんです。
凄い発想力ですよね✨
2ヶ月後、再び現地へ飛びます。
投げつけた泥団子の様子を見て、すぐに帰国。
その1ヶ月後、彼はなぜか梅のタネを大量に購入し、再び現地へ向かいます。
着くや否や、その梅の種を等間隔で植えていきます。
「これから3年かけて私と一緒に梅を育てていきましょう!」
彼は、現地の住人たちを説得しました。
しかし、梅の木が大きくなり、枝に実がなるのは約3年後。最初は、住人の誰からも理解は得られませんでした。
もちろん梅のタネだけでは育ちません。水が必要になります。
そこで、この日から彼は、帰国せず、現地の住人たちと生活を共にしたんです。
自腹で水を引く工事や環境整備を行いながら、彼は、たった一人で梅の木を育て続けます。
その真剣な姿勢に感銘を受けた住人たちが、少しずつ協力してくれるようになりました。
そして、梅のタネを植えてから3年。
梅の木は大きくなり、枝一本一本に梅の実がなったんです。
凄いですね。
一躍有名になった彼は、後にこんな事を言っています。
「私はこれまで、ただ自身の生活のためだけに生きてきました。そんな私が仕事で定年を迎えたとき、急に何か人の為になることをしてみたくなったんです。そんな時、南アフリカの記事をネットで見ました。その瞬間、体中に電気が走ったんです。『これなら私の持つ知識だけでも助けられる』と思い、現地へ向かいました」
その時は、まるで我が国(日本)の危機のように思えたと言います。
そして、これまでコツコツ貯めてきた貯蓄を切り崩し、全力で現地の住人たちと向き合ったんです。
「たった一人でも、行動を起こせば、世界は変えられます」
彼が言った言葉です。
こんな素敵な方が、私たちと同じ日本人であることを誇りに思います。
もしかすると、私たちの心の中にも、彼のように情熱を注げる何かが眠っているかもしれませんね😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
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