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デリケート過ぎるマンボウの生態🌈

全長3メートル、体重2300キロにもなる『マンボウ』。

体が大きいうえに、泳ぎが不得意という、魚らしからぬ特徴を持つ『マンボウ』。

水族館では、泳いでいる時に、上手く曲がりきれず、壁にぶつかってしまうこともしばしば。

皮膚の下に分厚いゼラチン層があるため、体がかたく、急な方向転換が苦手なんです😅


なぜ、こんな体に進化してしまったのか?

不思議ですよね。


マンボウは、フグの一種。

ただ、フグに似てもいなければ、毒もありません。

ちなみに、マンボウの赤ちゃんはフグそっくりです。

マンボウは、一度に3億個の赤ちゃんを生むと言われていますが、実際のところ、はっきりした数は分かっていません。

この3億個の赤ちゃんのうち、生存するのは0.1%以下。

ほとんどの赤ちゃんが生き残ることができない、『最弱な魚』とも言われています。


生存率が低い理由。

それは、体が、大きさの割にデリケート過ぎるため。

<マンボウの死因一覧>
・まっすぐしか泳げず岩にぶつかって死亡
・皮膚が弱すぎて触っただけで死亡
・潜ったら水が冷たすぎて死亡
・寝ていたら陸に打ち上げられて死亡
・エビやカニを食べたら殻が刺さり死亡
・前から海亀が来てぶつかると予感しストレスで死亡
・太陽の光が目に入ったショックで死亡

物理的にダメージを受けたものもありますが、過半数が『イライラ』『ショック』『ストレス』など、精神的なダメージが原因です。

それだけ、マンボウは、デリケート過ぎる生き物であるということです。

水族館では、マンボウの死亡原因として「新しい水槽に入れたショック」や「エビやカニの殻がのどに刺さった」などの事例が報告されています。

マンボウは飼育が非常に難しく、国内の水族館同士で『最長飼育記録』を競い合っているほど、未だに生態がつかめていない生き物なんです。


海では、どのような生活をしているのでしょうか?

昼間は、海面に横たわってプカプカと浮かんでおり、常に、昼寝をしています。

夜に深海へ潜って冷えた体を、太陽の熱で温めているんです。

この様子から、英語では『サンフィッシュ』と呼ばれています。

マンボウは、海外でも人気がある生き物なんです。


そんなマンボウですが、

貝やエビなど、深海にいる生き物を食べていることは分かっていますが、素早い動きをするエビを、どのように捕まえているのか、未だに分かっていません。

未だ、時速3キロで泳ぐ姿しか、観測されていないんです。

もしかしたら、ヒラメのように、口を開けてエビが入って来るのを待っているのかもしれませんね。


沖縄では、稀にマンボーを食べることがあるそうです。

ネットでも買えるみたいですので、興味がある方はぜひ✨

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