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定額制の走り?コンタクトレンズの#マーケティングトレース

こんにちは。今日は気がつくと20年以上も使い続けているメニコンのコンタクトレンズについての#マーケティングトレースです。
人生の中で一番お金を払っているサブスクリプションモデルの日用品ではないでしょうか。

ファッションという視点ではメガネの方が楽しいのではないかと思うのですが、極度な近視である私としては機能重視のコンタクトレンズが必需品です。
それでは本日もよろしくお願いいたします。

#メニコンについて

企業スローガン
より良い視力の提供を通じて、広く社会に貢献する。

会社概要
コンタクトレンズ・ケア用品事業他

売上
2019年3月期:80,398(百万円)

経常利益
2019年3月期:5,645(百万円)

ご覧の通り売上・経常利益共に続伸中です。

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※メニコンホームページより

TVCM:浜辺美波さん出演


#コンタクトレンズ業界について

市場規模
2010年よりコンタクトレンズ・ケア用品ともに売上続伸中。
ちなみにメガネ業界の市場は4,000億円ですがピーク時の6,000億円からは減少傾向です。

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※日本コンタクトレンズ業界HPより

#競合分析

・業界競合
ジョンソン&ジョンソン(「ワンデーアキュビュー」シリーズなど) https://acuvuevision.jp/
ポシュロム
https://www.bausch.co.jp/
シード
https://www.bausch.co.jp/
アルコン
https://alcon-contact.jp/
・価値競合
 メガネ業界/レーシック/オルソケラトロジー
 

業界競合ではトップを誇る、ジョンソン&ジョンソン(ワンデーアキビューシリーズ)をはじめ、各社タレントを起用したCMなどを実施しているので何かしらみた事がある企業が多いですね。
価値競合では、当然メガネ業界(最近ではJINSの勢いが加速しています)レーシック手術、そしてまだまだ認知は低いですがオルソケラトラジーなど。

#ターゲティング

・年齢/性別
メインは20代以上男女
近年はデジタルマーケティングにより10代にも接触
・行動特性/嗜好性
視力が悪く、メガネにコンプレックスを感じている
メガネが似合わないと思っている
運動などを行ってて、普段の生活にメガネが邪魔

#4C分析

・商品
コンタクト自体は1DAY、2WEEK、遠近両用などいくつか種類がありますが、メニコンの特徴としては毎月定額制、すなわちサブスクモデルではないでしょうか。2001年から定額制のメルスプランを開始し、順調に業績も回復している状況で会員数は130万人を突破している状況です。(2017年時)

メルスプラン詳細については以下(8分ほどの動画です)

・価格
月額1800円〜 (入会金別途)

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・販売
国内店舗

・プロモーション

広告ももちろん実施していますが、メルスプランの会員を増やし続けている
点が最大のプロモーションではないでしょうか。メルスプランの仕組みがとてもユーザー寄りになっているので、それが会員数を増加させるプロモーションになっていると思います。


#自分がCMOだったら

大きくは2つ視点があると思います。
1:競合からパイを奪うという視点で、メガネユーザーをコンタクトユーザーへスイッチさせる事。高齢化×スマホ社会などから考えると、遠近両用対応可能なレンズやスマホを見続けても疲れにくい機能性に特化したレンズの開発が必要だと思います。

2:メルスプラン130万人を起点とした会員増加施策。
私は家族4人全員メルスプランなのですが、まずは家族を囲い込むのが増加試作としては最短ルートなのかなと思います。単純に家族割などのサービスをつくりたい。長年愛用している方の為にもポイントステージ制度などを導入しても良いのではないでしょうか。このメルスプランというサービス自体が快適なので離脱率は低いかと思いますが貯まったポイントを他サービスで利用できるなどの仕組みは顧客満足度上昇につながるのではないでしょうか。

ちなみに私がメニコンを使い続ける理由は以下3つです。
#定額制でレンズがなくなる頃に自宅に届くシステム
#目に合わないと感じたらいつでもレンズ交換可能
#アプリなどから配達日時を早めてもらう事可能

定額制、使い捨て、いつでも度数の調整可能(変更可能)という点ですね。

以上、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。