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『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:/Re:Re:』を見てきた感想(ネタバレあり)

6月7日に公開された映画『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』と、8月9日に公開された映画『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:』を劇場で見てきました。

今回は、こちらの劇場総集編ぼざろについてのそれぞれの感想を自由に書いていこうと思います!

※この記事にはネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください。

芳文社・『まんがタイムきららMAX』にて連載中の、
はまじあきによる人気4コマ漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』。​

極度の人見知りで陰キャな少女・後藤ひとりが《結束バンド》というバンドに加入し、​
伊地知虹夏、山田リョウ、喜多郁代の3人の個性的なメンバーとともに成長していく様を描いた本作は​
多くの共感を集めている。

2022年秋にTVアニメが放送されるや否や、若者を中心に人気が爆発。​
数々の賞を受賞するなど、国内外問わず絶大な支持を獲得した。

さらに音楽面では《結束バンド》のフルアルバム『結束バンド』が
2023 年のオリコン「作品別売上数部門 デジタルアルバムランキング」年間1位や
​Billboard JAPAN「年間ダウンロードアルバムチャート」1位を獲得するなど、
大きな旋風を巻き起こした。​

アニメ/音楽の両面で鮮烈なデビューを果たした《結束バンド》の物語が、
TVアニメを再編集し大迫力のスクリーン・音響とともに劇場総集編として2024年に映画館で幕を開ける!

陰キャならロックをやれ!

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:/Re:Re:』公式サイトより

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』の感想

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』キービジュアル
©はまじあき/芳文社・アニプレックス

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』では、#01「転がるぼっち」~#08「ぼっち・ざ・ろっく!」までがまとめられて上映されました。

映画では、ぼっちが虹夏ちゃん、リョウさん、喜多ちゃんに会うまでの物語を、アニメ版とは違い"回想"という形で表現していましたね。

ぼっちちゃんが虹夏ちゃんに結束バンドで叶えたい夢を聞き、それに対し虹夏ちゃんが「ぼっちちゃんにはまだ内緒だよ~!」と返すあのシーンから、結束バンドが集まるまでを思い出していく形で表現していました。「総集編」と書いてあり、アニメ版をそのまま凝縮した形にするのではと思ってはいましたが、構成をあえて一部変更したうえで、総集編として最高の形で放映していたと感じます。

#05の「ぼっちちゃんにはまだ内緒だよ~!」と返すシーンから始まって、#08の最後の虹夏ちゃんからぼっちちゃんへの”結束バンドでかなえたい夢”とぼっちちゃんがギターヒーローであると気づかされたとの告白、そしてぼっちちゃんが結束バンドでかなえたい夢を話し、「ぼっちちゃんのロック、ぼっち・ざ・ろっくを!」というめっっちゃくちゃエモいタイトル回収シーンに繋がるという、最高の起承転結が見れました…。

そして、この劇場総集編で何よりも楽しみにしてたのが、「ライブシーンの描写」です。テレビアニメで見る結束バンドのライブシーンも目を見張るものがありましたが、映画館の大きなスクリーンと音響設備で視聴するライブシーンはどんなものなのかと…。

…結果から言うと、とっっっても最高でした

今回の『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』でのライブシーンは、#05の「ギターと孤独と蒼い惑星ほし」のライブシーンと#06の「ギターと孤独と蒼い惑星」のギター・ベースバージョン、#08の「あのバンド」の三つのライブシーンがありました。映画館の音響設備や大きなスクリーンを介してみると、テレビや配信で見るライブシーンの倍の迫力がありました…。
「結束バンドのライブシーン最高!!」と思うのと同時に、「『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:』でのライブシーンもいいんだろうな~…」という期待が膨らみました。

今回の劇場総集編では、「総集編」という性質上、テレビで放送されたものすべてをスクリーンに映し出すことはできないわけであり、一部のシーンがカットされていたりしました。特に、あのツッコミどころが多い#07「君の家まで」に関しては全カットでしたね(笑)

ギャグシーンというものはテレビで放送されたものに比べて少なかったですが、その分『ぼっち・ざ・ろっく!』、もとい「結束バンド」の良さというものが、今回の劇場総集編に凝縮されていたと感じます。

そして、『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:』では、新曲「月並みに輝け」と新曲「今、僕、アンダーグラウンドから」が主題歌として公開されました!

なお、「月並みに輝け」については、アニプレックス公式YouTubeチャンネルにMVが公開されているほか、「今、僕、アンダーグラウンドから」については各種音楽サイトで配信がされています。

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:』の感想

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:』キービジュアル
©はまじあき/芳文社・アニプレックス

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:』では、#09「江の島エスカー」~#12「君に朝が降る」までがまとめられて上映されました。

Re:Re:では、Re:の上映範囲である#01「転がるぼっち」の喜多ちゃんがぼっちちゃんが背負っているギターを見て「ギター…?」と呟くシーンから始まりましたね。そこから最終的に、#12「君に朝が降る」の喜多ちゃんが、#01でぼっちちゃんを見た廊下を見ているシーンに繋がるという…。Re:と同様、起承転結がきちんとしていますね。

Re:Re:は、Re:と比べるとギャグシーンの採用率が高めだったと感じています。まあ、秀華祭回と江の島回が含まれているのでその関係もあるのだとは思いますが。
流れとしては、Re:で結束バンドのメンバーが集まりそれぞれが夢に向かって動き始まる、Re:Re:で結束バンドのメンバーが本当に結束し始め、夢を実現し始まる、という感じでしょうか。いい具合に分けられ、まとめられています!

個人的に好きなシーンは、秀華祭で「星座になれたら」を演奏した後に周囲の歓声が無音となり、ぼっちちゃんの息遣いが聞こえるシーン、あとは秀華祭終了後に保健室にお見舞いに来た喜多ちゃんの初の「ひとりちゃん」呼びのシーン。ぼっちちゃんの息遣いが聞こえるシーンに関しては、映画の音響設備を介して聞くと、鳥肌が立つほど素晴らしいものがありました。

そして、今回もものすごく期待していたライブシーン!
今回は、#10の「ワタシダケユウレイ」(SICKHACK)と#12の「忘れてやらない」と「星座になれたら」の三つがありました。どれも最高でした…!!!

SICKHACKに関しては、きくりさんのベースの音圧を感じるほどに迫力のあるライブシーンでした。
そして、アニメ放送時にも話題になった「星座になれたら」の演奏シーン。ぼっちちゃんのギターの弦が切れた後、喜多ちゃんがギターでサポートしつつ、きくりさんが偶然持って入っていたカップ酒を使いボトルネック奏法でソロを乗り越える。映画視聴前から想像はしていましたが、想像以上に良かったです。

そして、『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:』では、新曲「ドッペルゲンガー」とASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:」が主題歌として採用されていました!「Re:Re:」に関しては、ぼっちちゃん(CV.青山吉能さん)が歌われていました。

こちらの新曲二曲については、8月14日(水)に発売予定の結束バンドのアルバム『Re:結束バンド』に、「い・ろ・は・す」とのタイアップ楽曲である「僕と三原色」と共に収録が予定されているとのことです。今から楽しみですね!

(2024/8/11追記)
本日、「ドッペルゲンガー」と「Re:Re:」(結束バンドcover)の配信が開始され、「ドッペルゲンガー」については公式YouTubeでMVが公開されました!

また、今まで配信がされていなかったSICK HACKの「ワタシダケユウレイ」の配信も開始されました!


今回二つに分けて公開がされた劇場総集編ぼざろ、制作陣のぼざろ愛を感じるようなまとめ方がされていましたね。

ぼざろ二期…あったらいいな~と思いつつ、今は『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:/Re:Re:』の余韻に浸りたいと思います。

リンク集

『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:/Re:Re:』公式サイト

『ぼっち・ざ・ろっく!』公式サイト

公式X

アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式(@BTR_anime

公式Instagram

公式TikTok

※ヘッダー画像は、向かって左から『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:』キービジュアルアクリルスタンド『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:』の第一週目入場者特典「キャラクターデザイン・総作画監督けろりら描き下ろしミニ色紙」、先着入場者特典「ぼっち・ざ・ろっく!エピグラフ2」の写真です。(©はまじあき/芳文社・アニプレックス)

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