僕とAqoursの6年間
僕にとってAqoursのライブは日常だった。
僕が2016年にAqoursを、ラブライブ!サンシャイン!!を好きになって、それから今に至るまでの話を書こうと思う。
1stライブまで
アニメが始まる前までにどのように興味を持っていたかは正直あまり覚えていない。2015年にラブライブ!の新しい作品として、ラブライブ!サンシャイン!!が発表された。その後に発表されたキャストは誰一人知らなかった。ただ、君のこころは輝いてるかい?と恋になりたいAQUARIUMという曲が発売されていて、あぁこの曲好きだな、って思っていたのと、ライブがあったら見てみたいなとは思っていた。
2016年7月
ラブライブ!サンシャイン!!のアニメが始まった。毎週めちゃくちゃ楽しみにして見ていた。次の話が放送されるときにはその前の週まで全部見直していた。
そんな時期にイベントがあることを知った。
行きたいな~と思って応募したけど外れた。応募フォームにコメント欄があり、そこに書いたことは今でも覚えている。「ライブをたくさんやってほしい」と。
現地は外れたものの、配信があったのでそれを見ていた。
このときに初披露された青空Jumping Heart(TVサイズ)。そして君のこころは輝いてるかい?、Step! ZERO to ONE、Aqours☆HEROES。
パフォーマンスをみてすごいって思った、そしてこのときに発表された1stライブ。2017年2月25,26日の2days、そして会場は横浜アリーナ。
絶対に行きたいって思った。
めちゃくちゃ好きになったアニメ、楽曲ももちろんすごく好き、そんなコンテンツの1stライブ、参加しない理由がなかった。
2016年8月
アニメ放送時期の途中、2016年の8月に当時2社目であった会社を辞めた。ラブライブ!サンシャイン!!は関係なく、残業が多くて、給料も時間換算したら安い。その上仕事が本当にクソだった。その会社にいたときに役員だか誰かが言っていたセリフを今でも覚えている「休日出勤はボーナスステージだ」と。ふざけんな僕はライブに行くために仕事してるんだよ。会社の仕事なんて二の次だ。
そんなこんなで8月に退職したが、有給が少しあったので8月はちょっと長めの連休が取れた。そこでやることは決めていた。沼津に行くと。
そこで初めて沼津に行った。たしか1期のアニメで8話が終わったあたり。沼津駅を降りたらアニメそのままの風景がそこにはあった。善子の逃走ルートも歩いた、よくこの距離走ったなって思った。内浦に行ったらまたそのままの風景があった。学校、三津シー、千歌ちゃんのおうち、淡島。一人だし死ぬほど暑かったけどすごく楽しかった。聖地巡礼はしたことがあったが、それも放送中に、こんなに地域と密接にかかわるようなアニメの聖地巡礼なんてしたことがなかった。
ラブライブ!サンシャイン!!のアニメはすごくおもしろかった。沼津に行った後は実際に自分が訪れた場所が出てきたりして、それもなんか不思議な気持ちだった。
ただ最終話だけ、MIRAI TICKETで終わるあの回は少し首を傾げた記憶がある。
2016年9月
2016年9月26日
僕がはじめてAqoursを見た「シブヤノオト」&「NAOMIの部屋」公開収録。Aqoursは青空Jumping HeartのTVサイズのみの披露だったが楽しかった。ちなみにAqoursポーズはこのときに生まれたらしい。
そしてほぼ同じ時期にラブライブ!サンシャイン!!BD1巻の発売。僕が伊波杏樹推しになったきっかけ。君のこころは輝いてるかい?のリリースイベントの映像だ。
この記事を書くために見直したりはしていないが、それでも覚えている「演技のお時間」。伊波杏樹さんが模範解答よりも、高海千歌そのもののような回答をした。
元から僕は高海千歌ちゃんが推しだった。その上こんなものを見せられたら推しにならない理由がなかった。後にこの人は演技というより、舞台で役そのものになる、ということを知ることになるのだが。
Aqours冬休み課外授業~みんなでシャンシャン♪Aqoursミニライブ2016♪~
2016年12月27日
そしてチケットをなんとか確保し1stライブ…ではなく、その前にジングルベルがとまらないのCD付属のシリアルで応募できるリリースイベントがあった。
僕が初めてAqoursの曲を、パフォーマンスをがっつりと見れた場所。
01. 青空Jumping Heart TVサイズ
02. ジングルベルがとまらない
03. Aqours☆HEROES
04. 待ってて愛のうた
05. Pops heartで踊るんだもん!
06. ハミングフレンド
07. 聖なる日の祈り
08. 君のこころは輝いてるかい?
はじめて、君ここの馬飛びを生で見た。マジでしゅかしゅーすげーと。
そしてAqoursのライブパフォーマンスが本当にすごい。ライブがめっちゃ楽しいとこのときに思った。いやあんだけハマっててつまんないわけないんだが。
このイベント、 青空Jumping Heartをフルで歌っていない。そして、恋になりたいAQUARIUMも歌っていない。恋アクなんて発売から半年近く経っていたのに。つまりは1stまではお預けということ。
Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~
2017年2月24日、1stライブ前日、家が近かったので前日物販に行ってガチャを回したり、パンフやブレードを買っていよいよだなって思った。1stという文字が入ったTシャツやタオルを見て、これ持ってたら将来古参を名乗れたりするのかなーみたいなしょうもないことも考えた。ちなみにデザインが好きじゃなかったので、今ではタオルもTシャツも全く使ってない。
このライブ、僕は自分の横の席のチケットを余らせていた。当時Aqoursを好きで、仲が良い人はほとんどいなかったからだ。
プレミアチケットであることは知っていて、Twitterで募集をかけたらめんどくさいことになるのは目に見えていたのでそれはやらなかった。
なので、当時仲が良かったKくんを連れて行った。彼はアニメを見たくらいで、特別Aqoursが好きだったわけではなかった。
2017年2月25日、いよいよライブ当日、1stの初日。横アリという会場でセンターステージから5-6列目くらいのすごいいい席を引いた。この公演の開演前、ものすごくドキドキしていたことを覚えている。なんせこのライブが発表されたのは半年以上も前なのだ、そして僕がめちゃくちゃ好きなコンテンツ。しかも1stライブ、緊張しないわけがない。
ライブが開演した。はじめて聴ける青空Jumping Heartのフルバージョン、恋になりたいAQUARIUM。アニメの曲も、ほぼすべてが初披露だ。
楽しかった。何もかも。ユニットも当然ここで初披露。アニメではあれ?ってなってたミラチケ前の演技でバカみたいに泣いた後に10を叫んだ。ライブでこんなに変わるものかと。
そして1stライブでは嫌でも忘れられないことがある。
想いよひとつになれでの逢田梨香子さんのピアノだ。
初日、未熟DREAMERの後、ものすごい固い表情をしてピアノの前に立っていたことは今でも鮮明に覚えている。
そして想いよひとつになれが終わり、ただひたすら拍手をした。こんな凄いことができる人がいるんだって。
2日目、初日よりも笑顔で立っている姿を見て、少し安心しながら見ていた。
イントロが終わった後、音が止まった。失敗したのだ。
慰めているメンバー、そしてもう1回やることになった。
他の人達は梨香子コールをしていた。いやそれは余計プレッシャーなんじゃ…と思ってしまって僕は声は出さなかった。
僕はブレードはずっとみかん色で、色を揃えるとき以外はほとんど変えない。でも、このときだけはサクラピンクに色を変えた。それが僕なりの応援だと思ったから。そう思ったのは他の人も同じだったようで、この間に会場がサクラピンクに染まっていった。(映像を持っている人は、2日目のほうがサクラピンク率が高くなっているのを確認できると思う)
そして曲が始まり、今度は成功した。曲中の記憶はほとんどない。多分ずっと泣きながらみていた。終わった後は初日以上に拍手をした。
ライブの終わり、2ndツアーが発表された、3箇所6公演。
僕はどこに行こうとかそんなことは一切考えなかった。楽しいに決まってる。全部行く以外の選択肢なんてない。
ちなみにライブが終わってKくんはすっかりAqoursにハマって鈴木愛奈推しになった。
きっかけは初日終わりに僕の家で見た、てくてくAqoursだそうだ。(なんでそこ?)
BILIBILI MACRO LINK - STAR PHASE × ANISONG WORLD MATSURI 2017
僕はこのころ、May’nさんのライブにも行っていた。そしてAqoursも好きだった。その頃、中国・上海でのイベントが発表された。May'nさんもAqoursも出演するイベントだった。
https://bml.bilibili.com/2017/sp_awm.html#/
アニメが始まってから、Aqoursが海外で歌唱するのは初だったと思う。
僕は上海は遠いと思ってない、ちょっと金がかかるなってくらいの認識だ。May'nさんによく行ってたころの知り合いと、串カツ田中で酒を飲みながら一緒に行くことを決めた。ちなみに彼との初対面はドイツだ。
2017年7月22日
楽しかったのは覚えているのだけど記憶があんまりないので、当時の僕のツイートだけ貼っておく。
HAPPY PARTY TRAIN TOUR&アニサマ
2017年8月
名古屋&神戸公演
Daydream Warrior,スリリング・ワンウェイの流れを初めてやったのもこのツアーである。
HAPPY PARTY TRAINの衣装は当然そうだが、恋になりたいAQUARIUMの衣装もここで初お披露目。
サンシャインぴっかぴか音頭で太鼓を叩く伊波杏樹さん。(どっかでバチ壊してた)
太陽を追いかけろ!で推しが番号を言うときにジャンプするやつも楽しかった。(多分僕の知り合いしかやってない。当時はジャンプ禁止じゃなかった)
冗談はさておき、アニメの曲が少なかったのに、それでもAqoursのライブは楽しかった。そして公演が終わっても、ツアーが残っているのでまだ次にAqoursのライブがあるということが何よりも嬉しかった。
Animelo Summer Live~2017~
2017年8月25日
2017年のAqoursにとって、ここはすごく大事な場所だったと思ってる。
(最近は色々言われてたりはするものの)アニサマという名前はでかい。
あにゅパ!もあったが、SSAのスタジアムモードという大きい会場での、ホームではない場所でのライブ。
アニサマ初登場にも関わらず3曲+TV verという好待遇だった。アニサマに行ったことがある人ならこれがどれだけの好待遇なのかはわかるだろう。
そして、僕はこの場所でのHAPPY PARTY TRAINが一番よかったと思っている。ツアー中は最初の曲だったこともあり、ちょっと声が出てないような公演もあったのだが、このときのAqoursはめちゃくちゃエンジンがかかっていた。
アウェイの場所でありながら、最高のパフォーマンスを見せてくれた。
2017年9月
そしていよいよ2ndツアー千秋楽。メットライフドーム。
今ではAqoursのセカンドホームとなった会場での初めての公演だ。(こんなところにホームを作らないでほしい)
いままでソロの部分がデュオトリオに変わっていたり、久しぶりにミラチケが歌われたり…(名古屋でやれよとは思ったが)
ライブは最高だった。
ただ、僕が一つだけ不快に思ったことがあった。普段はこんなこと絶対に書かないし当時も一切書いていないが、今回だけは書こうと思う。
PDPというプロジェクトの発表があった。そのときにAqoursのメンバーとμ'sのメンバーとの掛け合いがあったのだ。
それで会場は大いに盛り上がった。それがAqoursがどの曲を歌ったときよりも盛り上がって、地響きすらするレベルだったのだ。
僕もμ'sは好きだった。盛り上がるのもわかる。でも、僕らは今日はAqoursを見に来たんだ。μ'sじゃない。なんでどの曲をやっていたときよりも盛り上がってるんだよ。
ちなみにこの頃はまだμ's原理主義者なんて言葉もあった時代だ、今ではすっかり見なくなったが。
これは僕個人が思ったことだ、共感なんてしなくていい。
そして3rdライブツアーも発表された。3箇所。
このときも、どこに行くかなんて考えもしなかった。全部行く。
このライブ、伊波杏樹さんのこんなMCがあった。
びっくりさせるって何だろう?って僕は思った。それがわかるのはもうちょっと先の話。
アニメ2期&ファンミ
アニメ2期(2017年10月~12月)
Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 〜 Landing action Yeah!! 〜(2017年11月~2018年3月)
Aqoursを追っていて一番楽しかった時期はどこかと聞かれたら、僕は間違いなくこの時期を答える。ちなみに一番お金がきつかったのもこの時期である。
なんせ毎週のようにAqoursに会えた。その上、アニメが毎週放送されていた。Aqoursのライブが日常のように感じたのはこの頃からだった。
ここに当時のAqoursのスケジュール(一部)を貼っておこう。
ちなみにここには書いていないが上映会やリリイベ、スタンプ会などもあった。フル稼働である。
このファンミでは1曲目(というか公演の開幕)にLanding action Yeah!のショートバージョン、トークパートがあり、その後のライブパートの最初で未来の僕らは知ってるよのTVサイズ、最後にLanding action Yeah!をフルで歌う流れだった。
つまり単純にLanding action Yeah!を参加数×2回聴いている。今でもこの曲を聴くと勝手に体が動くレベルに振りがしみついているし、ファンミで全国を駆け巡っていたころを思い出す。
そして、MCが持ち回りで衣装が時折入れ替わっていたのだ。
またこのファンミ、お見送りがついていたりかなりキャストの売り込みが強かったように思う。
大阪(たしか2日目の昼)では突然キャスト同士の愛してるゲームがはじまった。
札幌ではいつもより浮かれているAqoursちゃんが見れた。その上、久しぶりのジングルベルがとまらないの衣装だったりでもう最高に楽しかった。
Kくんが札幌でマリーのTシャツ1枚でお見送りに行って、斉藤朱夏ちゃんから「大丈夫~?寒くない?」なんて言われた話もある。(どうでもいい)
沼津公演でははじめてAqoursを最前列で見ることができた。帰りの電車でリアルタイムでアニメを見ていたら閉校祭で勇気はどこに?君の胸に!が歌われて電車の中で泣きそうにもなった。
一方の年明けの福岡では、正月休みがまだ抜けきっていないような、今なら絶対見れないようなAqoursが見れた。
そして、福岡公演の翌々日のDENGEKI MUSIC Festivalにて勇気はどこに?君の胸に!(TVサイズ)が初披露されたのだ。
ちなみにこの頃から、少しずつ知り合いが増えていった。最初は一人で、そのあともKくんくらいしか一緒に行ってくれる人もいなかったけど、ちょっとずつ知り合いが増えていた。
2018年3月
そしてファンミがまた続き、千秋楽となる幕張公演。
1日目の夜公演。最後のLanding action Yeah!のあとに流れてくる、「勇気はどこに?君の胸に!」のイントロ。
Aqoursのイベントでは初披露、やっとフルが聴けるのかな?って思って一番終わりでメロディーが違うことに気づく。閉校祭verだ、これ。
泣きながら合唱した。
そして2日目、昼夜公演があり、昼公演の終わり。
「お見送りにあいにゃがいない」とKくん。僕は伊波杏樹さんしか見ていなかったので気づかなかった。
夜公演が始まり最初のLanding action Yeah!が流れる。
そこに鈴木愛奈の姿はなかった。
不安に思いながら曲が終わると説明が入り、足の怪我でライブパートには参加できないと。
今までAqoursを見たときには毎回9人揃っていた。
このときに初めてAqoursが欠けた姿を見ることになった。
ライブパートの最後、足を引きずりながら登場する鈴木愛奈さんを支える伊波杏樹さんの姿。
そして、伊波杏樹さんが体を支えながらの「勇気はどこに?君の胸に!」。もちろん閉校祭verである。
Aqoursが9人であるということ。そして9人の絆を改めて感じるファンミーティングの終わりであった。
Aqours WAVE
時期は少し戻るが、2017年11月11日。
ラブライブ!サンシャイン!!2期6話の放送日。
僕は翌日にみらぼくリリイベのお渡し会が大阪であったので、アニメを見てから夜行バスに乗ることにしていた。
どんな話になるんだろうなって思いながらこの日もアニメを見ていた。
Aqours WAVEというサブタイトルの回だ。
MIRACLE WAVEという曲で高海千歌ちゃんが曲中にバク転をしたのである。
ラブライブ!シリーズはシンクロパフォーマンスが魅力の一つだ。そのアニメの挿入歌で推しのキャラクターがバク転をしたのである。
「え??ライブ中にバク転するってこと???」と当然思う。
放送終了後、Twitterを見たら伊波杏樹さん本当にやるの?ってツイートがめちゃくちゃ流れてきた。そりゃそうだ。
多少なりとも伊波杏樹さんの性格を知っている人なら、まぁ間違いなくやるだろうなってことは想像つくだろう。
そして、2ndライブでのMCでのビックリさせてやるからな!ってセリフを思い出して、ここでようやく理解した。
あぁ、ビックリさせてやるってそういうことか…と。
Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~
2018年6月
前回のファンミからが3ヵ月経過していた。間の4月末に函館ユニットカーニバルがあったものの、ファンミの過密スケジュールを経験したので僕には3rdまでの3ヶ月はすごく長く感じた。
この3rdライブはアニメ2期をなぞったようなライブだった。
未来の僕らは知ってるよ、いうまでもなく2期のOPテーマである。ファンミではずっとTVサイズを歌っていて、3rdライブではじめてのフルバージョン。
ここではじめて「I live, I live lovelive! days!!」を叫んだ。
ライブが進み、6話のあの映像が流れてからのMIRACLE WAVE。
毎公演、固唾を飲んで祈るように見ていた。
そして、アキバドーム前での円陣の映像からのWATER BLUE NEW WORLD。
ラブライブ!サンシャイン!!のアニメの中でも重要な曲、ラブライブ!決勝で歌った曲だ。
この曲を初めてライブで聴いたとき、僕は動けなかった、ブレードすら振れなかった。
言葉では表現できないくらいに、青一面の会場で歌う姿がただただ凄かった。
その後に、アニメ本編では描かれなかった映像が流れる。ラブライブ!決勝で優勝してからの、アンコールでもう1曲披露するまでを補完した映像だ。
今まで何度も聴いてきた曲、でも、この3rdライブでは新たな一面を見せて披露された青空Jumping Heart。
アンコール2曲目の「勇気はどこに?君の胸に!」3rdライブでのこの曲は前奏のイントロで伊波杏樹さんが「皆さん今日は本っ当に!ありがとうございました!」の声とともに始まる。そしてWONDERFUL STORIESで、アニメ最終話のようにライブの幕を閉じる。
千秋楽の福岡公演。
他の公演では本編最後の曲であった青空Jumping Heartが終わり、唐突にイントロが流れ始める。キセキヒカルのイントロだ。
アニメ2期BD7巻の特典曲。聞き覚えのありすぎるBGMに歌詞が乗った曲。
今まで駆け抜けてきたAqoursだから歌える曲が、ここで初めて披露された。
Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~
2018年11月
東京ドーム。Aqoursが本格的に活動する前に、μ'sのファイナルライブを見た場所。
あのときにははるか遠いように思えたこの場所に、いよいよAqoursが立つ。
このときの東京ドームは超満員だった。当時席の間隔を開けるなんてことは当然ないし、完全見切れ席まで販売されていた。
会場に入ってまず驚いたこと、オーケストラがあった。
そしてライブが始まる。
Aqoursのライブといえば、Main theme of Lovelive! Sunshine!!のBGMとともに一人ずつキャラが紹介される映像が最初に流れるのが定番だ。
ラブライブ!のライブは基本的にカラオケ音源だった。でもこのときは、そのBGMが生演奏だった。(下記動画0:00~3:50あたり)
すげぇ、オーケストラでこんなに変わるのか…って思った。
久しぶりに学年曲が歌われたり、制服姿で決めたよHand in Handが歌われたり、ライブは進んでいった。
そして、ピアノとともに逢田梨香子さんがスクリーンに映し出される。
嫌でも思い出す、1stライブのあのときのことを。
1stライブ以来、この曲は披露されていなかった。
会場はサクラピンク一色になっている。
曲が始まり、想いよひとつになれの前奏が演奏される。
一曲ずっと弾くのかと思ったが、このときは違った。逢田梨香子さんがピアノから離れ、8人と合流して9人で歌われたのだ。
後ろには、1期11話のアニメーションが流れている。そこにはライブをしている桜内梨子の姿はない。でもステージには桜内梨子役、逢田梨香子さんの姿があった。
1番、2番のサビではセンターの位置にいて、みんなの指差しを受け止めるかのような振り付け。
間奏終わりのDメロでは、伊波杏樹さんの手を力強く引き寄せる。
もちろんそんな振りは1stライブでも、アニメーションでも存在しなかった。
最後のサビでは、千歌ちゃんがセンターになるような振り付け。まるで11話で梨子ちゃんが一緒に歌っていたかのように。
ラブライブ!の魅力ともいえるシンクロパフォーマンスを、初めて崩したのだ。そして、ライブによって新たなストーリーが付け足された。それも東京ドームという大舞台で。
2日目のWアンコール、本来は予定されていなかった。もちろん楽曲は披露されなかったが、再度Aqoursが登場した。
少し話した後、超満員の会場が静かになった。鳴り響く、彼女たち9人のマイクを通さない生の声。
ライブが終わった後、僕はバカみたいに泣いた。立てなくなるくらいに。
感動なのか、嬉しさなのか、ドームが終わった寂しさなのか、自分でもわからなかった。
でもこれだけは間違いない、本当にこのライブは最高だった。
2018年紅白歌合戦
紅白という夢ともいえる舞台。1stから見てきて、いよいよここまで来たか、みたいなことを思った。見る前は、実家のテレビの前でライブ前くらいに、いやライブ前よりも緊張していたように思う。
『君のこころは輝いてるかい?』、ライブで何度も見た曲が、NHKで、紅白という舞台で歌われた。
またこれ以外にも、この頃はU.S.A.が流行ってて、DA PUMPの後ろでAqoursちゃんが踊っているところも見れた。
ちなみにめっちゃどうでもいいが、母親に「あなたの推し、広瀬すずの隣の子?」って僕の推しを当てられたりもした。なんでわかるんだよ。
劇場版
年が明けて、2019年1月4日。
沼津で舞台挨拶があった。紅白での姿を見た後だったので、このときのAqoursはちょっとだけ大きく見えた。
沼津市民会館ではじめてこの映画を見た。映画の内容が良かったなんて言うまでもない。
2期の放送が終わってから1年以上も経っていたので、新作の映像が見れることも嬉しかった。
これは個人的な想い出だが、このときも知り合いがみんないてちょうど8人だったので、帰りは8人で1車両になるグリーン車を占領してみんなでスマブラしてた。みんな当時20代後半くらいだったけど、高校生みたいなことをしてた。そこで騒ぎすぎて車掌さんに1回怒られた。でも、本当に楽しかった。
Aqours World LoveLive! ASIA TOUR 2019
上海、ソウルは行かないことにしたので、台湾、千葉だけの参加となった。
2019年4月6日
台湾にいてもいつものメンツがだいたいいたから、本当にここは海外か?となった。
上海はLVも見なかったので台湾の現地で初めて内容を知った。
アニメ1期を振り返りながらのライブだ。内容はもちろん良かった。
でも、この台湾公演の初日の途中で小宮有紗さんがいなくなったのだ。そしてMCでも触れられないまま進んでいく。初日のNo.10で7だけ不気味にあいていたのを覚えている。2日目は、やはり体調不良で出れなかった。そしてその後、千葉公演とソウル公演での小宮有紗さんの欠席が発表された。
またしても、8人のAqoursを見ることになってしまった。
Aqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~
少し期間があいて2019年6月、5thライブ。
僕らの走ってきた道は…から始まる、劇場版を踏まえたライブのセットリスト。
Believe againでバカみたいにぶち上がって、その後にBrightest Melodyが歌われる流れが劇場版と全く一緒で本当に素晴らしかった。
アンコール、会場にいた僕は虹を作るなんて企画は知らなかった。多分知っていた人はそんなに多くなかったと思う。
でも、会場を見渡すとなんとなく虹を作ろうとしていたのが見て取れて、それに気づいた人が少しずつ色を変えていった。
当初の予定では立見席のあたりがみかん色となる予定だった。だがそんなことは伝わっておらず、みかん色がないと思ってアリーナがみかん色で染まっていった。
本当の配色はこの、校舎に描いた虹と同じになる予定だったそうだ。
予定していた配色ではないけど、みんなの想いが詰まっていて、Aqoursに見せてあげようと思ってできた虹が僕は大好きだ。
ユニットで登場したのは予想外だったけど、アンコールでMCをせず、劇場版の映像から、Aqoursが番号を言って、みんなで作った虹の中でNext Sparkling!を歌ってライブの幕を引く。最高のライブだった。
だが、このライブで他と違っていたことが一つあった。
今まで次のAqoursのライブが決まっていないことなんてなかったのに、
『約束』ともいえるAqoursの次のライブが決まっていなかったのだ。
(一応アニサマ、ランティス祭りはあったが)
僕にとってAqoursのライブは日常だった。ファンミがあった時期なんて毎週のようにライブに行っていた。でも、ここでぱったりとなくなってしまった。
僕は、ずっと好きでい続けると思ってた。このときは。
そして僕が、このライブがちょうど終わった時期に日向坂46にハマることになる。
Animelo Summer Live~2019~
2019年8月31日
Aqoursがトリを務めた。
2年前も相当待遇はよかったけれどトリをやるとは思っていなかった。Aqoursではできなかった4連番ができたので、最後の曲である「勇気はどこに?君の胸に!」で肩を組んで歌っていた。本当に楽しかった。
アニサマは僕は2010年から参加していたものあって、最後の挨拶のときに、この大舞台で伊波杏樹さんがステージの真ん中に立っている姿はじんとくるものがあった。
ラブライブ!フェス
2020年1月
はじめて、Aqoursとμ'sが共演した場所。
初日のMCで話すことが全部飛んでオタクの気持ちを代弁してくれた伊波杏樹さんの姿も印象に残っているが、僕が話したいのはそれではない。
初日はμ'sがトリを務めたが、2日目はAqoursがトリだった。
Snow halationで会場をオレンジに染め上げるのがμ'sの作り上げてきた景色だとするならば、WATER BLUE NEW WORLDで、会場を青に染め上げるのは、今まで駆けぬけてきた、Aqoursが作った景色だと僕は思った。
そしてラブライブ!フェスを語る上では外せない出来事がある。終わった後の生放送だ。
出演は伊波杏樹、逢田梨香子、小宮有紗の3人。
μ'sを好きでAqoursを受け入れられなかった人からのお便りが読まれた。
ラブライブ!フェスでの姿を見て、Aqoursを受け入れようと思ったという旨のお便りだ。
μ'sが好きでAqoursを受け入れられない人がいることは僕がAqoursを追い始めた頃から知っていた。僕はμ'sは好きだったが特別追いかけていたわけではないので、そういった気持ちになる人を理解できない。僕は追っていなかったのだから理解できるわけがない。
そして嫌でもそういった声は耳に入ってきたし、そんなツイートを見ることも何度もあった。
でも、この生放送で、Aqoursとして活動している彼女たちがそういった言葉を直接聞いた経験があるということを僕は初めて知った。
ただの一ファンである僕が聞いても若干複雑な気持ちになるのに、それをAqoursとして活動している彼女達が直接聞いたときの気持ちなんて計り知れない。
僕らが思っていたよりも、はるかにAqoursは苦労していたし、悔しい想いもしていたのだ。
ここまで駆け抜けてきたAqoursの魅力がその人達にも伝わって、Aqoursの頑張りがようやく報われたんだな、と思って僕は嬉しかった。
CYaRon!1stライブ
2020年2月
初日の公演をライブビューイングで見た。2日目はLVすら見なかった。
前年に行われたユニット対抗戦のファンミでもCYaRon!が出ているところは全部行っていた。
でもこのときには、ラブライブ!フェスでユニットも歌ったしまぁいいか、くらいの気持ちになっていた。
この記事だとわかりにくいかもしれないが、5thライブが2019年6月頭の公演だった。
その後にAqoursを見れた機会が
・2019年6月末に行われたランティス祭り
・2019年7月頭のロサンゼルスでの公演
・2019年7月半ばの上海でのBILIBILI MACRO LINK-STAR PHASE 2019
・2019年8月末のアニサマ
・2020年1月のラブライブ!フェス
全部行っていたとしてもこの5回しかなかったのだ(しかも海外あり)。5thまでは毎月のようにライブがあった。でも、一気になくなってしまった。
しかも僕はそのタイミングで別のアイドルに興味を持った。あちらはシングルが出るたびにミニライブがあり、握手会があり、週1回の冠番組があり、そしてライブもあった。僕は50:50で好きを維持できる人間ではない。
モチベーションがどちらに傾くかは明白だった。
そして僕にとっては9人のステージと、ユニットでのライブだとモチベーションが違っていた。僕は9人のAqoursが見たかった。
世の中の変化・6th DOME TOUR
世の中が変わる、とんでもない方向に。
2020年の3月になって、ほぼすべてのライブイベントが中止になったことは今でも覚えている。
当然、2020年5月に予定されていたPerfect Worldも中止になった。気持ちが離れかけている中でこのチケットを払い戻した記憶がある。
そして変わってしまった世の中で、Aqoursの6th DOME TOURが発表される。5箇所のドームでの全10公演。ナゴヤドームとメットライフドームは無観客で配信のみの予定だった。だが、この無観客公演すら開催されずドームツアーすべてが中止になった。
僕はこのときには気持ちが相当離れていたように思う。中止になったときの感情を覚えていないからだ。
あれほど必死になって追いかけていたのに、あれだけ好きだったのにも関わらず。
もしこの時期にすべて有観客でドームツアーをやっていたとしたら、僕は1箇所くらいしか行っていなかったかもしれない。
今、2022年に開催されている6thツアーは全部行く以外の選択肢なんて持ってないのに。
オンラインライブ
2020年10月10,11日
LOST WORLD
2020年12月30,31日
WHITE ISLAND
LOST WORLDは、ドームツアーが中止となり、その代替公演として発表された。僕はLOST WORLDとWHITE ISLANDのどちらも視聴した。WHITE ISLANDのほうはAqoursを一緒に追いかけていた知り合いが、一緒に見ようと言ってこなければ見てなかったかもしれない。
このときにはわからない曲すらあった。
オンラインライブ自体は楽しんでいたが、これで気持ちが戻ってきたかと言ったら戻ってこなかった。
僕は、配信で見るのと現地で見るのは別物だと思っている。
例えば、スリリング・ワンウェイという曲がある、今やAqoursのライブでの定番の盛り上がり曲だ。
Aqoursのライブを現地で見てきた人で、この曲を会場で見るのと配信で家で見るのは同じ、なんて思う人はいないだろう。
今までライブを現地でみたことない、という人ならオンラインライブでも満足するかもしれない。
でも、僕は会場で、どんなに遠くても直接Aqoursが見れて、Aqoursが好きな人たちが集まっているあの空間で、みんながよそ見なんてしないでステージを見ているあの空間が好きなのだ。
だから行けるところは全部行った。それでもまだ行っておけばよかったと思っている場所すらある。
オンラインライブはあっても、僕が求めているようなAqoursのライブはこの時期にはなかったも同然だった。
配信では翌日ライブの余韻に浸るようなことなんてなかったと思う。オンラインライブのアーカイブは一度も見ていない。
会社をやめてフリーランスになる
これは僕個人の話であるが、会社を辞めてフリーランスになることにした。
2021年3月末、僕にとっては大きな決断だった。そのときの意思表示としてnoteの記事を書いた。
僕はこの時期にはかなり気持ちが離れていたと思っている。でも丁寧にリンクまで貼ってWATER BLUE NEW WORLDの歌詞を引用している。興味がある人は後で読んでみてほしい。
気持ちは離れていたと思っていたけれど、どこか心の奥底にはAqoursのことを好きだった気持ちが残っていたのかもしれない。
Aqours 5th Anniversary LoveLive! ~LET'S GO WONDER TRIP~
2021年5月1日、2日。Aqours初の野外ライブが開催される予定だった。
僕のチケットは知り合いが取ってくれていた。
もう自分でチケットを取ることなんてしなくなっていた。
そしてまた中止になった、開催直前で。
「あぁまたか」と思った。中止になったとき、どんな感情だったのかは覚えていない。覚えていないくらいだから気持ちは離れていたんだろう。
日向坂のほうも延期になってから結局中止になるようなことばっかりだったので、もう中止には慣れてしまっていたのかもしれない。
逢田梨香子さんの当時の心境を吐露した言葉を借りるなら、心が死んでいたのかもしれない。
2ndユニットライブ
2021年の夏のある日、久しぶりにAqoursを追いかけていた知り合いと昼飯に行くことになった。1stライブを両日隣で見ていて、僕と一緒にAqoursを追いかけていたKくんだ。
彼に聞かれた。「はやおちゃん、ギルキスのライブ行かない?」
このとき、僕はライブの存在を知っていたかすら危うい。多分あんまり考えないで行くって言った。1つだけ言えるのはこのときに声をかけられていなかったら、間違いなくギルキスの2ndライブには行っていない。
その後、シリアルがLINEで送られてきてチケットを応募した。この行為に懐かしさすら感じた。(こんなところで感じたくはなかったが…)
また別の日、今度は別の知り合いと昼飯に行くことになった。
そして今度は「CYaRon!のライブ行かない?」と聞かれた。
「あー土曜だけでいいかなー」みたいなことを返したと思う。
Guilty Kiss 2nd LoveLive! ~Retrun To Love ♡ Kiss Kiss Kiss~
ギルキスライブの日、会場に向かいながら、見たことないグッズが増えたな、とかフルグラフィックTシャツとか懐かしいな、と思ったのを覚えている。
会場につき、ライブが始まる。行くと決めたからにはちゃんとアルバムを聴いていたので、ギルキスはいい曲多いなと思いながら見てた。あとGuilty Eyes Feverは特に好きな曲だったけど、生演奏で完全に別の曲になっていてびっくりした。
ライブが進み、この瞬間のことはよく覚えている。Brightest Melody。歌い出しを聴いた瞬間めちゃくちゃ嬉しかった。ブラメロのとき、Kくんから隣で見ててもわかるレベルに嬉しそうにしてたと後から言われた。
そして思った、Aqoursが9人で歌っているところが見たい、と。
CYaRon!2nd LoveLive! ~大革命☆Wake Up Kingdom~
ソロ歌唱がなく、ギルキスのときよりもAqoursの曲が多かった。
・"MY LIST" to you!
・恋になりたいAQUARIUM
・少女以上の恋がしたい
・Hop? Stop? Nonstop!
が歌われた。
CYaRon!verなので9人で歌ってた時とは違う。でも懐かしい気持ちになった。
そしてバンド演奏だけになるタイミングがあり、聴き覚えのありすぎるメロディーが流れてきた。
青空Jumping Heart
僕はAqoursを、ライブで見て、そこで楽曲と共に色々な想い出を重ねてきた。
僕が初めてAqoursを生で見た曲、あれだけ待たされて、1stライブの1曲目で初めてフルで披露された曲。ラブライブ!決勝でのアンコールとしての曲、3rdライブで、12.5話の後に新しい一面を見せて披露された曲。
何回現地でこの曲を聴いたかなんてもう覚えてない。
Aqoursの名刺代わりでもあるこの曲をフルで、インストで、歌わなかった。
演奏している間、ステージにはAqoursも、CYaRon!もいなかった。
そりゃ見たくなるよ。9人のAqoursを。この曲を歌っているところを。
そして初日最後のMC。伊波杏樹さんの言葉。
Aqoursのライブは何度も見てきた。この人の言葉に何回心を打たれただろう。そして、それは2年半ぶりのこの場所でも全く変わらなかった。
僕は、この人のこういうところが大好きだったんだ。
初日の公演が終わった。帰りの電車がだいぶ遅くなってしまったので、電車の中で日付が変わった瞬間に2日目のチケットを取った。
そして、ギルキスのライブに誘ってくれたKくんにも連絡した(にゃー推しだったのでこない予定だった)。
「絶対に後悔しないから、来て」と伝えた。
ついこの前まで誘われる側だったのに。
あれだけ離れていた気持ちが少し戻ってきた。
Aqours EXTRA LoveLive! ~DREAMY CONCERT 2021~
少し時が経ち、Aqours CHRONICLE (2018~2020)を買って自分でチケットを応募した。自分の意志でチケット応募するなんていつぶりだろう、みたいなことを少し思った。
それで初日だけだったけどチケットが取れた。久しぶりに、Aqoursが見れる。
そして初日公演、2021年12月29日。
6曲目以降、青空Jumping Heartからの昔を懐かしむゾーン。
僕にとってAqoursのライブは日常だった。そして、ライブとともに曲の想い出もどんどん増えていった。
2019年6月以来、2年半ぶりのAqoursの単独ライブ。
今までライブで聴いてきた曲と、今日ここではじめて現地で聴く曲。全然違うと思った。
2日目も当日券が取れたので参加することになった。
EN2. 勇気はどこに?君の胸に!
ファンミで披露されて閉校祭verだったとき、3rdライブで披露されたとき、いろんな想い出が蘇ってきた。
みんなで合唱したあと、すごく笑顔になって、ラスサビを歌う伊波杏樹さんの姿も浮かんできた。
ここではあの頃みたいに声は出せなかった。でも、僕の中の止まっていた時間がようやく動いた気がした。
COUNTDOWN LoveLive!2021→2022 ~LIVE with a smile!~
2021年12月31日
チケットが取れなかったので、現地には行っていない。
僕は配信だったら見なくてもいいと思うことが多い。
でも、この公演は見た。今ではすっかり先輩となったAqoursが、後輩と並んでいる姿を見たかった。
最初のパートでLiella!、虹ヶ咲が1曲ずつ披露した。
次はAqoursかな~って思いながら、画面を見ていた。
波の音と共にリフターで上がってくる、DREAMY COLOR衣装でのAqoursの姿。
ひと目見ただけわかる、積んでいる経験値が違いすぎると。
Liella!と虹ヶ咲とここまで違うものかと思った。
あまりにも貫禄がついていたのが画面越しでも伝わってきたので、思わず笑ってしまった。
よくよく考えたら1stライブから5年近く経っている、そりゃ貫禄もつくよね。
久しぶりのWATER BLUE NEW WORLD衣装だったり未来の僕らは知ってるよ、だったりでいいな~なんて思いながら画面を見ていた。
年が明けた後、最後に合同で歌うLIVE with a smile!
あぁこういう光景もいいよね、って思いながら見てた。
そして最後の落ちサビ。
大西亜玖璃、伊達さゆり、伊波杏樹の3人がLove Live!の文字が入ったスクリーンを見つめる。サンシャインの1期1話を思い起こさせる。
大西亜玖璃さんも伊達さゆりさんも表現が悪いわけではない、そもそも虹ヶ咲とスーパースターはストーリーも違う。
でも、あまりにも違いすぎると思った。
このときの伊波杏樹の姿は高海千歌そのものに見えた。
あぁやっぱこの人はすげぇって改めて思った。
ちなみに終わった後のグループごとの、配信限定の特典映像は一番Aqoursがうるさかったしふざけてた。
うん、そういうところも好きなんだ僕は。
Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~
2022年2月にバンテリンドームにてOCEAN STAGE、3月にベルーナドームにてSUNNY STAGEとして公演が開催された。
直近だし別の記事で書いたので、ライブ自体の感想は割愛する。これ読んでるあなたも疲れただろうし。
ベルーナドームでの2日目の最後、追加公演の東京ドーム、WINDY STAGEの発表があったとき、本当に嬉しかった。告知映像で流れてきた4thライブのキセキヒカルに合わせて発表されて、思わず涙が溢れてきた。
1stから連番しているKくんと一緒に見ていたので、思わずハイタッチまでしてしまった。
ベルーナドーム公演以降、今感じていること
最近になってようやくAqoursもライブができるようになって、ちょっとずつ日常が返ってきたように思う。
でも、僕がAqoursを追いかけていたみんなとしょーもない会話してたり、イベント帰りに電車でスマブラやってて怒られたような日常は返ってきていない。
みんなAqoursが大好きで、Aqoursのライブがあれば台湾だろうと、福岡だろうと、函館だろうとみんな来ていた。会場に行けば会えた。
ライブ自体が僕らにとっては『約束』だった。
でもそれは世の中が変わって、久しぶりに開催された6thツアーではなくなっていた。何人かは残っていたけど、みんな離れてしまっていたのだ。
そんな気持ちが離れてしまった人たちに、東京ドームに再び立つAqoursだけは見てほしいと思った。
みんなAqoursが大好きで、毎日のようにAqoursの話してて、ライブに行かないなんて選択肢すら持ってなかった、全力で駆け抜けていたあの頃を、この日だけでも、東京ドームでAqoursを見て、「懐かしいね」って言いながらいろんな話をしたかった。
だから僕はAqoursに来なくなっていて、疎遠になっていた彼らに久しぶりに連絡した。だがそれでも来ないといわれたり、そもそも連絡すらとれなくなってたりもした。
西武ドームなんて3rd以降、チケットが余っていることなんてなかった。でも、6thでは席をあけていても当日券が出ていた。きっと沢山の人が僕と同じような経験をしているかもしれないと思った。
だから僕はnoteを書いた。(6thの感想もここに書いた)
記事を公開したらたくさんの人が読んでくれた。わざわざ僕のTwitterをフォローしてくれる人もいた。すごく嬉しかった。
でも、一番読んで欲しい人は読んでいない。おそらく3,000人くらいがあの記事を読んでくれたが、正直なことを言うと、それよりも昔一緒に僕とライブに行っていた、たった数人が読んで、それでAqoursのライブに来てくれるほうが僕にとっては嬉しいのだ。
とはいえ、人を自分が思うように動いてもらおうとすることはエゴであり、自分勝手なことだ。それは特にここ数年の経験からも身をもって学んでいる。どれだけ戻りたいと思っていても、みんなでAqoursを追いかけていたあの頃の僕の日常は返ってこない。
これだけ世の中が変わって、ここ数年で自分自身の考えが一切変わっていないなんて人はいないだろう。僕の今のAqoursへの想いも2018年頃と同じかと言われたらそうではない。好きでい続けることは難しいって伊波杏樹さんも言っていた。人は変わるものだ。
でも、久しぶりに行ったAqoursのライブの楽しさは変わらなかった。
僕にとってみればAqoursの曲、「青空Jumping Heart」とか「勇気はどこに?君の胸に!」は特にタイムカプセルみたいなものだ。聴くだけでいろんな感情や当時のライブの記憶が蘇ってくる。
今のAqoursのライブはそれに加えてDREAMY COLORやSUKI for you, DREAM for you!など、また新しい一面を見せてくれている。
そして、今も僕はライブで想い出を重ねている。
一度はなくなってしまった、東京ドームでのステージ。
でも、あきらめなかった彼女たちによって再び立つことになった、2度目の東京ドーム。
どんな新しい景色を見せてくれるのか楽しみでしょうがない。
おわりに
東京ドーム公演があるので今までのことを振り返ってみました。
Aqoursを追いかけていた頃、僕は知り合いの知り合い以外で交流を広げてようとはしていませんでした。
また、僕は今までこういったことを発信してきませんでした。
最近では自分の考えが変わって、Aqoursのファンがもっと増えればいいなと思って積極的に発信を行うようにしていたり、交流も増やそうかなと思ってちょっとフォローを増やしたりしています。
この記事を読んでいて、Aqoursを昔から追っていたかったな…って思う人もいるかもしれません。
でも、過去はどうやっても変わりません。変えられるのは未来だけです。
僕だって、「あのとき行っておけばよかった」って思ったことはあります。
だから、これからの選択を後悔しないようにしてください。
僕がAqoursを全力で追いかけていたとき、次があるからいいやなんて思ったことはありません。
どうやったら行けるか、ということしか考えていませんでした。
これはライブイベントに限った話ではなくて、人生でもそうだ、と僕は思っています。
WATER BLUE NEW WORLDの歌詞にもあるように。
話はちょっと変わりますが、この前取引先の社長さんとこんな話をしました。
僕はこの言葉を聞いたとき、自分の好きをちょっと誇ってもいいのかなって思って嬉しかったんです。
でも、僕は一度は離れてしまった身です。
あれだけ色々なことがあっても、ずっとAqoursを好きでい続けた人は、「好き」を誇っていいんじゃないかなって思います。
僕が書いた卒論よりも長い、2万字もある文章を読んでくれてありがとうございます。
『約束』の東京ドーム公演、WINDY STAGE。
いつ?すぐ!すぐだよ!!
約束の地、東京ドームで会いましょう!
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