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Aqoursから気持ちが離れてしまった人たちへ

はじめに

好きなものをずーっと好きでいることが難しいっていうことくらい誰だって知ってるかもしれないけれど、みんなも思うことは沢山あるかもしれないけど、Aqoursのことをずーっとずーっと!それでも好きだと言ってください!!!!

伊波杏樹(Aqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~Day1にて)


Aqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~で伊波杏樹さんが言っていた言葉です。

ここ2,3年のことを振り返ると、これは僕の『Aqoursのことを好きな気持ち』も例外ではなかったんだな、と感じることがあったのでこの記事を書きました。

そして、5thライブに行って以来、気持ちが離れてしまった人がまたAqoursのライブを見たいと思ってもらえればいいなとも思って書いています。

ここ2年半の流れ

2019年の6月に5thライブが終わり、ラブライブ!サンシャイン!!とAqoursの物語が一つの区切りを迎えました。

そして2020年、1月にラブライブ!フェスの開催。2月にはユニットライブの開催(AZALEAは延期になってしまいましたが)。
5月に予定されていたPerfect Worldで久々にAqoursが集まる・・・!と思ったところで今のような世界になり、Perfect Worldが中止になりました。

それ以降の活動でも本来予定されていた2020年からの6thのドームツアーが中止。
その代替として開催される予定だった2021年5月の野外ライブまでも中止。
ようやく開催されたのが最後のライブから2年半後、昨年末のAqours EXTRA LoveLive! ~DREAMY CONCERT 2021~でした。
そして再度決定されたAqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~がナゴヤドーム、西武ドームにて開催され、追加公演として今年の6月に東京ドーム公演を控えています。

僕の心の変化

この2年半の間で、僕の気持ちは一度Aqoursから離れました。
紆余曲折あり、DREAMY CONCERTへの参加で気持ちが戻ってきたので、どうモチベーションがなくなって、戻ってきたのかについて述べたいと思います。

僕は2016年にラブライブ!サンシャイン!!のアニメが始まった頃からAqoursを追いかけるようになりました。そして、2019年に某アイドルグループを好きになり、Aqoursと二足のわらじを履いた状態になりました。

コロナ禍の間、Aqoursからの供給がほとんどない状態でした。一応の生放送はありましたがそれも月に1回程度、アニメも終了しているので新しい物語が増えることは基本ありません。

一方で冠番組があり、毎週必ず30分は無料での映像の供給がある状態の日向坂、モチベーションがどっちに傾くかと言われれば間違いなく後者だと思います。

僕は50:50で好きを維持できるような器用な人間ではありません。片方のモチベーションが上がれば、もう片方のモチベーションは少なからず下がっていきました。

オンラインライブである、LOST WORLD,WHITE ISLANDのどちらも配信で視聴しました。元から僕はライブは絶対に現地で参加したいと思っていたので、Aqoursの1stからほとんどのライブを現地で見てきました。
それで改めて思ったことですが、配信ライブと現地で見ているときで感じ方が全然違うということです。現地でライブを見ていた頃は公演中、特に歌っている最中なんて絶対スマホを見たりはしませんでしたが、配信ライブはむしろ「実況してね!」という感じなので公演中にかなりスマホを見ます。加えて現地であれば照明なりステージが公演用になっていますが(当たり前ですね)、自宅はそんなことはありません。
今思い返すと、生で見ているかそうでないか以外でも、環境が大きく異なっている上に集中力まで削がれていたらそりゃ感じ方も全然違うよなと。

なんかAqoursちゃんをdisってるみたいになりましたが、それは違います。
そもそも普段から声優や女優として別仕事をやっているような人たち9人が、5年経っても同じように活動できていること自体がすごいことだと思いますし、そんな状況で供給を多くすることは不可能に近いでしょう。配信ライブについてはどのアーティストでも同じです。

僕の心境が大きく変わったのはユニットでのGuilty Kiss、CYaRon!の2ndライブに足を運んだときです。

行く前まではモチベが死んでいたので、知り合いから誘われていなかったらどちらも足を運ぶことはなかったと思っています。モチベが死んでるときに円盤は買わないし、公演情報をチェックしていたかすら怪しいです。誘われることがなかったら今この記事も書いてなかったかもしれません。

そう考えるとライブに参加するきっかけがあることは大事だなと感じています。

久しぶりにライブに参加して、何よりも久しぶりの現地!、生演奏だし、ユニット曲も楽しいけど、3人でもAqoursの曲を聴けるとあぁやっぱAqoursの曲いいな…って改めて感じて、やっぱり9人で歌っているところを見たい!と思うようになりました。

それはどちらのライブに行ったときも思ったのですが、CYaRon!のライブのときにより強く感じました。

ギルキスではソロがあったのにまさかのソロ曲なしで、その分Aqoursの曲が多め。そして、Aqoursへのモチベーションを一番取り戻させたのが青空Jumping Heart生演奏した上で、歌わなかったことだと思っています。

ラブライブ!サンシャイン!!のアニメの最初の曲。3rdライブで12.5話を流し、また新しい一面を見せて披露した曲。ライブで何回聴いたかなんてもはや覚えてない、歌ってないライブあったっけ?ってくらい披露しているこの曲を、インストだけのフルバージョンで聴かされたんです。今になって思えば「9人じゃなかったら歌わないよ」ってメッセージもあったのかもしれません。

そりゃこんなん聞かされたら9人で歌ってるとこ見たくなるじゃん。

そして初日最後、伊波杏樹さんのMCで

絶対にこういう場所をなくしちゃいけないな!っていう風に私は凄く思っています。こういう楽しいことはなくしちゃダメなんだよ!!絶対!!そうだよ、絶対ダメなんだ。

伊波杏樹(CYaRon!2nd LoveLive! ~大革命☆Wake Up Kingdom~Day1にて)

それを聞いてそうだよねって思うのと同時に、あぁこの人のこういうところに惹かれたんだったな…って思い出して、本当にこの人はすごいなって。過去のライブのことも少し思い出しつつ。

ライブの感想~DREAMY CONCERT~


年末のDREAMY CONCERT。

久しぶりに9人揃ったAqours。

2年半ぶりの有観客でのライブでの鬱憤を晴らすかのようなパフォーマンス。

披露される多くの新曲。そして完全に僕の心を取り戻した昔を懐かしむゾーン

06.青空Jumping Heart
07.ハミングフレンド
08.Pops heartで踊るんだもん!
09.待ってて愛のうた
10.HAPPY PARTY TRAIN(2日目は恋になりたいAQUARIUM)

新曲は新曲で良かったのですが、やっぱり昔聴いてきた楽曲とは感じ方が全然違う。
Aqoursのライブに限ったことではないと思うのですが、
・音源だけを聴いていてはじめて現地で聴く曲
・過去に何度もライブで聴いた曲
ライブで曲を聴くときにこの2つは全然違うと思うんです。
その時に参加したライブを思い出したり、当時こんなことあったなぁ、とか。
特にHAPPY PARTY TRAINは個人的にめちゃくちゃ好きなのもありますが、2ndツアー、間にあったアニサマも含め、ツアーとともに成長した楽曲だと思っています。

幕間はいつもの茶番ではなく、DREAMY COLORという曲を追体験できるような『今日のAqours』。
その『今日のAqours』の後で披露されるDREAMY COLOR。実写でのMVというAqoursとして新しい挑戦となった曲です。


今のAqoursってこんなパフォーマンスできるんだ、コロナ禍で何度も悔しい思いをしながらも成長したんだなぁって。

後から知ることになるのですが、このDREAMY CONCERTは本来開催される予定のないライブでした。
虹ヶ咲とLiella!と合同でのカウントダウンライブが決まっている中で、このままではステージに立てない、とAqoursのキャスト達が強く要望したことで実現したと後の浦ラジにて語られています。

このライブはEXTRAという名前がまさに相応しいと思っていて、

  • アニメの曲をほとんどやっていない

  • 新曲多め(5th以来聴いてなかったら6~7割くらい知らないと思う)

  • DREAMY COLORという楽曲を強く意識した構成

という今までにないようなライブでした。
僕がこのライブで印象に残っているのは久しぶりに有観客でライブできるAqoursのキャストの姿もそうだったのですが、初日の逢田梨香子さんのMCでのこの発言です。

(Aqoursのライブが何度も中止になって)みんなもどんどん離れていってしまうんじゃないかって不安が正直あったんだけど、でもこうしてみんなが会いにきてくれて、有紗が言ってたように5thライブでAqoursの時間が止まってしまったような感覚だったんですけど、今日改めて全然そんなことなかったんだなって思いました。

逢田梨香子(Aqours EXTRA LoveLive! ~DREAMY CONCERT 2021~Day1にて)

同意はしつつもこういったMCを聞きながら、ここにいない気持ちが離れてしまった人がこれを聞いたらどう思うんだろうな、と考えてしまいました。

ライブの感想~6thライブツアー~

ナゴヤドーム公演

そして迎えたAqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~。
初めてのナゴヤドームでの開催。
改めて年末のライブがEXTRAだったことを思い知らされるようなライブでした。

配信で見ていたときとは全く違う姿のデュオトリオ、Aqours Pirates Desire。
ライブでの思い出の詰まったDaydream Warrior。改めて現地で聞くWATER BLUE NEW WORLDの凄さ。そして本編最後の曲、中止になってしまったドームツアーでの名古屋公演のタイトルでもあったMIRAI TICKET。

この公演でのミラチケは言葉では表現できないくらいに、ただただ凄くて涙が出てきました。

そしてアンコール。5thライブのとき、会場にいたみんなの想いでできた虹。当初予定していた配色ではなかったけど、それでもみんなで虹を作ろうと思ってあのときにできた虹。
こんな世の中になって、声での応援はできないけど、それでもみんなが想いを伝えたいと思って、2年半越しで会場にまた虹がかかりました。

アンコールの曲はnot ALONE not HITORI。
一人で過ごす時間が増えたけれど、それでも繋がっていると、このような世の中になっていなかったらなかったであろう楽曲です。

この曲はラブライブANNのコラボシングルでもあるので、歌い出しが司会の降幡愛さんなんですが、最初のソロパートの途中で泣いている姿をみて思わずもらい泣きしそうになりました。

何度も悔しい思いをしてやっとの思いでライブを開催できて、強くなった今の彼女たちが泣きながら歌っている姿を見たらそりゃこっちだって泣きますよ。

そしてこの光景、現地に行って虹の一つになってこの姿を見るのと、家から画面越しで見るのとでは全然違うと思ったんです。

西武ドーム公演

数週間後の西武ドームでの公演。

HAPPY PARTY TRAIN、Daydream Warrior、スリリング・ワンウェイと流れてこれはHAPPY PARTY TRAIN TOURか!?!?となったり、本編ラストがWONDERFUL STORIESでまた違った毛色でとても楽しいライブでした。

そこでの降幡愛さんのMCがまた印象に残っていて、

『今 みらい 変えてみたくなったよ!』というフレーズを聞いて、『ラブライブ!サンシャイン!!』が『Aqours』の物語を作ってきたけど、今度は『Aqours』が『ラブライブ!サンシャイン!!』の物語を作らなきゃと感じました。

降幡愛(Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <SUNNY STAGE>Day2にて)

DREAMY CONCERTでも感じたことですが、アニメでの展開が終わっている以上、このような流れになることは自然なことだと思います。
そして、もしかしたらこの流れが受け入れられない人もいたりするのかな、なんてことも少し思ってしまいました。

この西武ドーム2日目の公演で発表された、東京ドームでの追加公演。

本来の6thドームツアーで再び立つ予定だったけれども、なくなってしまった。それでも、彼女たちが頑張って再び立つことになったステージ。

そして、この公演のテーマソングである「なんどだって約束!」
これは今回開催された6thライブツアーでの開幕BGMが原曲になっています。

同じもどかしさ抱え
くやしい日々を重ねた
負けたくない いろんなことに
しかたないとあきらめない

なんどだって約束!/Aqours

このフレーズとかまさに、何度もライブが中止になって、悔しい思いをしたAqoursちゃん達の想いそのものだと思うんです。

この曲はほんっっっっとうに歌詞が良いのでぜひフルで聞いてください。サブスクで聴けるんで!!!

おわりに

4thライブの頃とは世の中も、Aqoursも、この記事を読んでるあなただって変わっていると思います。僕だってあのときから変わっています。

Aqoursに行かなくなってしまった、心が離れてしまった人へ。

これはただの僕のエゴで、自分勝手な想いです。

今のAqoursは5thまでの頃とは違います。もしかしたら受け入れられないということもあるかもしれない。それでも、5thで時間が止まってしまった人たちに今のAqoursを、再び東京ドームに立つAqoursを見てほしいと僕は思っています。

久しぶりにAqoursの曲を現地で聴いて、あのときのライブで聴いたなとか、今はこんな表現もできるようになったんだとか、変わらない楽しい場所があるってことを感じてほしいと思っています。
新曲も全然聴いてないかもしれないけど、いい曲だって多いんです。

この記事を読んで、一人でもAqoursのライブにまた行きたいって思う人が増えればいいなって思います。それでは。

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