がんばった、って言おうよ。
がんばって勉強した、と発言することがなんだか恥ずかしいと思っていた時期がある。
わたしは小学校低学年の頃からテスト勉強なるものが比較的好きだった。覚えた分だけ点数が上がるのが楽しくて、どうせなら100点を取りたくて、テスト前はいつもがっつり勉強に励んだ。勉強というよりは、暗記ゲーム、といった感覚だった。
しかし当時、必死でテストに備えているのは少数派で、多くのクラスメイトは、どこがテストに出るかよりも前日のテレビ番組の話や、いかに勉強をしていないかについて盛り上がっていた