速水詩穂

【気ままにおしゃべり】#テニス#読書感想文#DINKs#猫 フォロワーさん、ちょくちょ…

速水詩穂

【気ままにおしゃべり】#テニス#読書感想文#DINKs#猫 フォロワーさん、ちょくちょく顔を出してくれる方、いつもありがとう。

マガジン

  • はやみ箱

    「こんな人が記事を書いてますよ」な切れ端をポイポイ入れたもの。

  • 独り言多めの感想文シリーズ

    作家読みも甚だしい作者が、見聞きしたものの感想をどくじのしてんでつづるよ。時々きっつい毒をはくよ。マンガも好き。

  • テニスな日々【3rd season】

    【2023.11〜】主に競技へのリスペクト、男女間問題。野郎にまじってテニスをする大人女子(笑)の思いを綴るエッセイ。

  • なんちゃって美容論

    元なんちゃって美容部員(=ほぼ一般人)が、なけなしの知識を交えてするおしゃべり。

  • おかゆツイート

    元野良の甘えたサバトラ系女子、おかゆ(猫)をただただ愛でる企画。しゃべりは男前ともっぱらの噂。

最近の記事

  • 固定された記事

言われた言葉達

自己紹介として周りの人達から言われたことを並べていこうと思う。あ、申し遅れました。はやみしほと申します。初めましての方こんにちは。馴染みの方もこんにちは。 では自己紹介もとい「他者による言葉を集めることによって人物像を浮かび上がらせるホログラム的何か」始めます。 仕事編(すみっコぐらし系のキャラクターもののファイル指さしながら)「……それ、似てる。はやみさんに」 「え、どうしたら使えるようになるの? 教えてくれる?」 「届かないなら言ってくださいよ。何が取りたいんです

    • 付録、二つ名

       高校生の時、リンというあだ名を付けられた。同じテニス部の人間がつけたものだが、いつからか部活という枠組みを超えて、高校生という年代を超えて、男女の境も超えて、結婚するまでずっと近くにあった。  有り余るエネルギーを発散させるため、声を上げる。やかましい高校生一団は、アンパンマンの勇気りんりんを叫びながらテニスコートに向かう坂を下った。どうやらリンというのは、勇気の鈴の音を指すらしい。  一度だけ、名前にかすりもしないあだ名をつけたことがある。  夏目さんと呼んだその人は

      • 【7、無口な夫の妻として(独り言多めの読書感想文、村木嵐さん『御庭番耳目抄』)】

        〈夫婦というものは互いに言葉に出さぬ方が上手くゆく〉と忠音に聞いた忠光。 確かに「分かる人」と「分からない人」はいる。ただ根本それは「分かった気になる」だけで、決して正しいとは言い切れず、だから言葉が照合の役割を果たす訳だが、単語の認識に差があった場合、精巧なレプリカが出来上がる感がある。かえってどんどん遠ざかっていくというか、言葉にしない方がはるかに近く思えるのは、もはや遺伝子、本能レベルで交わされるやり取りか。  相性、というやつである。におい云々と同系統の、言葉を必

        • 打ちっぱ行ったら「速水さん、先枚数だけ教えて頂ければ、帰りまでに回数券用意しておきますよ」と言われた。今セール期間中なのね。すごい気がきくと思わない? ただまあ買うとは言ってないんだけどな。

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        言われた言葉達

        • 付録、二つ名

        • 【7、無口な夫の妻として(独り言多めの読書感想文、村木嵐さん『御庭番耳目抄』)】

        • 打ちっぱ行ったら「速水さん、先枚数だけ教えて頂ければ、帰りまでに回数券用意しておきますよ」と言われた。今セール期間中なのね。すごい気がきくと思わない? ただまあ買うとは言ってないんだけどな。

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        • はやみ箱
          65本
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          132本
        • テニスな日々【3rd season】
          33本
        • なんちゃって美容論
          6本
        • おかゆツイート
          38本
        • テニスな日々【2nd season(後期)】
          62本

        記事

          勝手に伸びろ【テニス】

           自分の荷物の所に向かう途中、コート外に設置された椅子に腰掛けている夫婦が、さっと足を引き、背筋を伸ばした。「ありがとうございました」と女性が頭を下げると、すぐさま男性もそれに倣う。汗まみれ、低酸素状態の一般人Aは、はあ、と頭を下げると、ラケットをしまって帰路に着く。  1ヶ月空いたのか。  久しぶりに現在在籍しているクラスに顔を出すと、いつもの相方の他、見慣れない人たちがいた。計6人、内2人はおそらく中学生。  振り抜きの角度を修正することで、力ある男性相手にある程度打

          勝手に伸びろ【テニス】

          【6、息子として(独り言多めの読書感想文、村木嵐さん『御庭番耳目抄』)】

           していいことといけないこと。立場が下の者なら分かりやすいものの、上の者にも相応のしきたりがあるようだ。言っても人一人。万能ではないそれは「役割」 〈「ならばそなたにはそなたのせねばならぬことがあるのも分かるのではないか」〉  大の子ども好きとして知られる吉宗は、孫家治を相手に、上に立つ者の役割を諭す。「その人」にしかできないこと。代わりのきかない「立場」。必ずしも本人が望まずとも、それは宿命。  父(家重)を慕うは当然の子の心。  父を侮る者を恨むのも当然の子の心。

          【6、息子として(独り言多めの読書感想文、村木嵐さん『御庭番耳目抄』)】

          【5、悪役として(独り言多めの読書感想文、村木嵐さん『御庭番耳目抄』)】

          〈「長く老中を務め、最後は老中首座にあった。その間ずっと、忠光殿がいつ側用人に化けるかと疑い、行く手を阻み続けた」(松平乗邑)〉  大阪城代として現地の商人とやり合うものの、一代で財を成した男を前に成す術なく、飢えていく武士のために何もできないことに涙した過去。そんな乗邑(のりさと)を助けてくれたのは吉宗だった。その恩に報いるため、乗邑は吉宗の片腕として身を粉にして働いた。  全ては吉宗の、吉宗の実現したい世のため。だから忠光の存在を〈「今日は正しゅうても、明日には分かり

          【5、悪役として(独り言多めの読書感想文、村木嵐さん『御庭番耳目抄』)】

          【序、村木嵐さん『御庭番耳目抄』(独り言多めの読書感想文)】

           徳を積むという言葉がある。善行を重ねることで人として大切なものを育てていくという観点。  徳を積ませてやるという言い方がある。『こんな夜更けにバナナかよ』という大泉洋主演の筋ジストロフィー患者を中心に据えた映画では、患者自身が「身の回りの世話をさせてやってる」と豪語する。印象に残っているのは「はいはい」と応える周りが、呆れながらも皆楽しそうだったこと。  足元に落ちたものすら拾えないロボットを介護施設に置くと人が寄ってくるように、人には役に立ちたいという根本欲求がある。寂し

          【序、村木嵐さん『御庭番耳目抄』(独り言多めの読書感想文)】

          たぶんその人の時間の価値はその人自身が決めることじゃない。 誰にとっても大事な時間。価値があると思われれば自然増えていく。 自由はきっと、相応であれば勝手に手に入る。

          たぶんその人の時間の価値はその人自身が決めることじゃない。 誰にとっても大事な時間。価値があると思われれば自然増えていく。 自由はきっと、相応であれば勝手に手に入る。

          泥臭い笑顔がため

           添えられたワンカップと食事一式に対して、いや2Lの晩酌とかつおの刺身だよねえ、と思った。流石に2Lじゃ見た目的にアレなら熱燗の方がいい? 「必要以外の外出を避けるよう促すレベルの暑さ」でもよければ。まあまだ一杯やるには早いか。  初盆。祖父の家にある仏壇に向かって手を合わせる。不思議な感じがするのは、お盆に墓参りするたびに祖父が「しほが来てくれたぞ」と声をかけていたから。今はその祖父に向かって手を合わせている。  お盆の間、その魂は仏間にやってくるという。確かにそんな神

          泥臭い笑顔がため

          読書感想文絡みで、自分の好きな本を集めて販売する棚主の企画があったのだけれど、募集人数に届かず中止。 この1ヶ月楽しみにしていた分残念だけど、そんな商売があることを知れてよかったです。都心ではやってるみたいね。

          読書感想文絡みで、自分の好きな本を集めて販売する棚主の企画があったのだけれど、募集人数に届かず中止。 この1ヶ月楽しみにしていた分残念だけど、そんな商売があることを知れてよかったです。都心ではやってるみたいね。

          未明だから未だ夢の中

           早朝4時、目が覚めた旦那は「散歩に行こう」と言った。  中途覚醒後寝付けず、ひたすらゴロゴロしていた私は、分かったと言って身体を起こすと、喜んでやってきた愛猫の頭を撫で、着替えを済ませる。「珍しい」と笑うに合わせて「たまにはね」と伸びをする。  まだ直火の暑さはない。ぬるく湿度の高い、けれど間違いなく朝とわかる空気。人気のない道路で、信号だけがチカリと色を変える。 〈足で歩いて、手で触って、見て嗅いで、躰で識る。それ以外の方法で木場は物ごとを巧く捉えることが出来ない。世

          未明だから未だ夢の中

          打ちっぱにいた女性のスイングの角度、面の作り方がとてもキレイだった。出力よりも丁寧なキャッチ。 私自身打ち終わって振り返った時、一足先に帰ったかに思えたその人が、バックネットに張り付いていなければ、友達になれた気がした。

          打ちっぱにいた女性のスイングの角度、面の作り方がとてもキレイだった。出力よりも丁寧なキャッチ。 私自身打ち終わって振り返った時、一足先に帰ったかに思えたその人が、バックネットに張り付いていなければ、友達になれた気がした。

          何気に嫁さんの気づきもすごい。些細な違和感「こういう時どうしたらよかったんだろう」という探求心が、結果夫の良さを引き出す。 褒めるのが難しいのは、相手が無意識に「何か返さなきゃ」と恐縮してしまうから。私はだから質問をする。相手への興味そのものがプレゼントだと聞いたことがあるから。

          何気に嫁さんの気づきもすごい。些細な違和感「こういう時どうしたらよかったんだろう」という探求心が、結果夫の良さを引き出す。 褒めるのが難しいのは、相手が無意識に「何か返さなきゃ」と恐縮してしまうから。私はだから質問をする。相手への興味そのものがプレゼントだと聞いたことがあるから。

          この世ならざるものの話をしよう(劇場版『モノノ怪唐傘』より)

           40代が最も仕事を辞めたくなる時期だそうだ。  新しく入って来る人がどんどん吸収していくのに対し伸び幅が少なく、役職に就く人ばかりじゃない。就いたとてという話でもあるが、ざっと8割以上の人が感じたことのある思いだという。このこと自体、何も悪いこととは思わない。  この世ならざるものの話をしよう。人外。人は容易く線引きをする。例えば犯罪者、例えば憧れた人。線を引くことで身を守ろうとする。  村八分という言葉がある。この八というのが絶妙で、働き蟻の法則2:6:2とした6で

          この世ならざるものの話をしよう(劇場版『モノノ怪唐傘』より)

          『劇場版モノノ怪唐傘』をモノノ怪知らん人間が観てきた(独り言多めの映画感想文)

           いや、これも深夜アニメとしてやってたんかい。スラムダンク、ハイキュー!!、ウマ娘は分かるよ。でもここまでは守備しとらんて。形とか真とか理とかちょっと私には難しくて「よく分かんないけどとってんぱらりのぷう」でした。  ただ流石に感想文するならそれではお粗末すぎるので、にわかなりに思ったことを幾つかおしゃべりしてみようと思う。 1、 和紙テクスチャの映像美 触らずとも質感の分かるような細かな線の入った映像が新鮮だった。合間に歌川広重が描いてそうな浮世絵挟むんだけど、現代の

          『劇場版モノノ怪唐傘』をモノノ怪知らん人間が観てきた(独り言多めの映画感想文)