速水詩穂

【気ままにおしゃべり】#テニス#読書感想文#DINKs#猫 フォロワーさん、ちょくちょ…

速水詩穂

【気ままにおしゃべり】#テニス#読書感想文#DINKs#猫 フォロワーさん、ちょくちょく顔を出してくれる方、いつもありがとう。

マガジン

  • 独り言多めの感想文シリーズ

    作家読みも甚だしい作者が、見聞きしたものの感想をどくじのしてんでつづるよ。時々きっつい毒をはくよ。マンガも好き。

  • テニスな日々【3rd season】

    【2023.11〜】主に競技へのリスペクト、男女間問題。野郎にまじってテニスをする大人女子(笑)の思いを綴るエッセイ。

  • はやみ箱

    「こんな人が記事を書いてますよ」な切れ端をポイポイ入れたもの。

  • なんちゃって美容論

    元なんちゃって美容部員(=ほぼ一般人)が、なけなしの知識を交えてするおしゃべり。

  • おかゆツイート

    元野良の甘えたサバトラ系女子、おかゆ(猫)をただただ愛でる企画。しゃべりは男前ともっぱらの噂。

最近の記事

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言われた言葉達

自己紹介として周りの人達から言われたことを並べていこうと思う。あ、申し遅れました。はやみしほと申します。初めましての方こんにちは。馴染みの方もこんにちは。 では自己紹介もとい「他者による言葉を集めることによって人物像を浮かび上がらせるホログラム的何か」始めます。 仕事編(すみっコぐらし系のキャラクターもののファイル指さしながら)「……それ、似てる。はやみさんに」 「え、どうしたら使えるようになるの? 教えてくれる?」 「届かないなら言ってくださいよ。何が取りたいんです

    • これじゃ型も崩れるわ。ひとつひとつ積み上げても一番足元が抜けていた。実にみっともない。でも不思議と今の自分が嫌いじゃない。原因が分かればいいんだ。

      • 6年前の打ちっぱの動画が出てきた。見るも無惨な当時の記録に、これでもマシになったと安心する一方、必死感と呼ばれる強打の記録もそのまま残っている訳で。 一番大きいのはグリップの変化。力を入れる場所が変わることで生じる迷い。 以前は描けていた中高の弾道を、フォームと引き換えた感。

        • 小野田さんVS添田(姪)3−3からの次のポイントのフィニッシュ、 あれがストローカーの弾道ですよ。実に美しい。

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        言われた言葉達

        • これじゃ型も崩れるわ。ひとつひとつ積み上げても一番足元が抜けていた。実にみっともない。でも不思議と今の自分が嫌いじゃない。原因が分かればいいんだ。

        • 6年前の打ちっぱの動画が出てきた。見るも無惨な当時の記録に、これでもマシになったと安心する一方、必死感と呼ばれる強打の記録もそのまま残っている訳で。 一番大きいのはグリップの変化。力を入れる場所が変わることで生じる迷い。 以前は描けていた中高の弾道を、フォームと引き換えた感。

        • 小野田さんVS添田(姪)3−3からの次のポイントのフィニッシュ、 あれがストローカーの弾道ですよ。実に美しい。

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          62本

        記事

          【5、お定と春琴(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

           お定のことを語る上で近しい所にふと浮かぶは、谷崎潤一郎の『春琴抄』に出てくる春琴。簡単に共通点を挙げておく。 ・昭和初期・舞台:春琴は芸を売り、お定は春を売った ・SMカテゴライズ(違う) ・高い自尊心・感情制御不能・不遇 ・理解者がいることで周りへの被害を最小限に抑えられる  言動や立ち振る舞いが奔放に見えるものの、その実彼女たちはギッチギチに縛られている。基本縛るのは社会。仕事、立場。ただ、そんな狭い世界で夢を見させる。三味線稽古をしていた畳の間、客の相手をしていた寝

          【5、お定と春琴(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

          【4、序(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

          1、 時代、背景描写について 阿部定事件は昭和11年、5月18日に起きた。昭和11年といえば昭和一桁だった祖父の生まれや『春琴抄』の執筆された年に限りなく近しい。戦争という単語がオンタイムで出てくる時分であり、その写真は一様に白黒。  地をかえ、名をかえ、流れるように生きていたお定の足取りを背景もろとも辿る。個人的には内へ内へ心理描写に特化していた『春琴抄』の背景としても楽しめた、この作品における世界観として特徴的なものをいくつか挙げてみようと思う。 ・カストリ本:これは

          【4、序(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

          流れていく景色【テニス】

           ありがてえと思った。半身を委ねるような、そのストロークにおける信頼。  目が変わった事を自覚する。容器ではない。ただその中心、腹に据えた覚悟にまっすぐ敬意を表する。  必ずしも目が合うばかりではない。「それ」は察するもの。コートに向かう時、以前いた男子中学生がパッと二度見するのが分かった。ショートストロークに入る時、女子中学生が小走りに対面に入るのが分かった。ストロークでかち合った時、男子高校生が腰を落とすのが分かった。  名を知らずとも「あの人だ」と認識すること。そこ

          流れていく景色【テニス】

          【3、美味しいと思えるか(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

           付き合うに当たっての禁止事項として「他の異性と二人きりで食事をすること」というのは、比較的取り入れられていることと勝手に思っている。このことについて、当初確かに分からないでもなかったが、今尚その制約は必要かと思う。  と言うのも、単にこちらの女としての魅力どうこう以前に、例えば学生や若い時分というのは前提が近く、何となく話ができる範囲で出会い、似たような話題で盛り上がれるため意気投合しやすいのだが、今はというと社会的立場、収入、こだわり、環境で形作られた感性など、店選び一つ

          【3、美味しいと思えるか(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

          【2、切り売りじゃねえよ(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

           時に彼女は、その作風から「実体験を切り売りしてる」という見方をされることがあるが、一般人Aである私でさえそう思われたらとても屈辱に感じるため、勝手に否定しておこうと思う。 1、 前提 『エンジェルスエッグ』が小説すばる新人賞をとった時、作品のカバーに印刷された彼女はまるで美人だった。当時29歳。世間一般のアイドル然とした美しさではなく、内側から発光するような、たぶん肌の透明感の持つ美しさだった。内面が外見に現れるというのはおそらく本当のことで、当時の作品は一貫して規律、

          【2、切り売りじゃねえよ(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

          【1、売れない本(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

           自身の実体験をもとに作品を生み出すとしている作者は、確かにその作品を読めば自己紹介が済むように思う。村山由佳さんの作品に初めて出会ったのは高校一年生。当時は「10歳近く年上の女性に恋をする」設定の『エンジェルスエッグ』はじめ、『もう一度デジャヴ』『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズといった作品が印象的だった。「純愛もの」として瑞々しい感性と共に世に放たれてきた作品ひとつひとつが私にとっての宝物で、何度も読み返しては新作が出るのを待ち侘びた。あれから数年。  私の友人も言

          【1、売れない本(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

          何気なく旦那に「私旅団員だったら誰かなあ?」って聞いて、 パクノダ、しずくあたりかと思いきや「フェイタン」 「え?」 「いや、フェイタン」 怒らせるとヤバいとこがそっくりとのこと。

          何気なく旦那に「私旅団員だったら誰かなあ?」って聞いて、 パクノダ、しずくあたりかと思いきや「フェイタン」 「え?」 「いや、フェイタン」 怒らせるとヤバいとこがそっくりとのこと。

          【前書き、このハッピー野郎(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

          「恋はしようと思ってできるものではないから、大切にした方がいい」というのはどこで見たものだったか。確かに「何かいいことないかなー」を「恋がしたい」としたとき、夢中になれるものは望んだとてそうそう出会えるものではないし、出会えていたとて、気付けるばかりでもない。  若いうちの方が恋をしやすいのは、感性が鋭く、敏感なため。リスク何のその、えいやあと清水の舞台から飛び降りる勢いがなければ結婚なんてできない。あるいは「できちゃった」と突き飛ばされるようにして飛び降りるケースもあるかも

          【前書き、このハッピー野郎(独り言多めの読書感想文、村山由佳さん『二人キリ』)】

          ほうれん草が食べたくて【テニス】

           二束もりっと消えたことがある。食べるという感覚すらなく、本当に気づいたら無くなってて。アレ怖いね。え、知りませんけどって目の前に空の皿があって言うからね。口の端に食べカスつけて必死で首振ってるちびっこの成れの果てだよ。  そんな風に、人は身体に不足しがちな栄養素を含むものを無意識に欲する模様。取り込むことでバランスを補う。  自分を信じることがいちばん難しい。そこには信じるに値するだけの根拠が必要となる。  思い出したのはさつきちゃん。踏み込んでフルスイングでフォアバッ

          ほうれん草が食べたくて【テニス】

          おかゆさん、そろそろ動いてもよろしいでしょうか?

          おかゆさん、そろそろ動いてもよろしいでしょうか?

          付録、二つ名

           高校生の時、リンというあだ名を付けられた。同じテニス部の人間がつけたものだが、いつからか部活という枠組みを超えて、高校生という年代を超えて、男女の境も超えて、結婚するまでずっと近くにあった。  有り余るエネルギーを発散させるため、声を上げる。やかましい高校生一団は、アンパンマンの勇気りんりんを叫びながらテニスコートに向かう坂を下った。どうやらリンというのは、勇気の鈴の音を指すらしい。  一度だけ、名前にかすりもしないあだ名をつけたことがある。  夏目さんと呼んだその人は

          付録、二つ名