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夢女子がカフェで夢小説書いてみてよかったことと、ちょっとだけ困ったこと(作業環境も晒すよ)

みなさん、文章はどこで書いてますか?

私は画面さえ覗かれなければ、割とどこでも書けるタイプです。

スマホでなら、布団、ソファ、カフェ、電車の中など色々なとこで書いています。時折ノートPCでも書きますが、PCは基本家のみで、出先でPCでの執筆作業をした事はありませんでした。ついこないだまで。

恥ずかしながら、在宅ワーカーのくせに外出して仕事をしたことはありません。なぜかと言うと、私にとって「仕事する」という事自体がハードルが高いので、それに加え出かける準備と、画面を見られるリスク(守秘義務的にも公序良俗的にも)、HSP気質や対人恐怖などがあるからです。そんなわけで、カフェやコワーキングスペースでの作業に興味はあったものの、結局家での作業ばかりになっていました。

しかし先日、たまたま色々な条件が重なって、仕事ではありませんが、初めてカフェでPCでの執筆作業をしました。それが結構楽しくて捗ったので、話を聞いて欲しくて記事にします。笑

きっかけはパンケーキ

その日の体調は、ぶっちゃけ万全とは言えませんでした。しかし、私は疲れてる時に閉じこもってると余計に病むタイプだということを知ったので、外に出て何か自分を甘やかす楽しいことをしよう、と思いました。

うちの近所には、パンケーキの美味しいカフェがあります。ちょっと高いのでたまにしか行けないのですが、その日はもう甘やかすと決めたので思い切って行くことに。そしてそのカフェにはWi-Fiとコンセント席があるらしいとのこと。

私はnoteには公開していませんが、別名義で二次創作小説(夢小説)を書いています。その時たまたま書きかけの短いネタがあり、推敲すれば出せそうな程度には書けていました。

エッセイは基本、頭の中を垂れ流すだけなので、推敲もスマホで全然平気なのですが(この記事も布団で書いてる)、小説は文章のクオリティを詰めようと思うと、PCの広い画面で腰を据えて書く方が集中できるし捗ります(もちろんnoteもPCで詰める時はあります)。

しかもその書きかけのネタ、話の舞台がカフェだったんですよ。

これはもう、カフェで書くしかねえなと。

パンケーキ食べたい+夢小説書きたいという二つの欲望がかけ合わさった結果、守秘義務だの対人恐怖だの言っていた心理的なハードルは吹き飛びました。

結論:煩悩つよい。

戦うための装備を整えろ

そうと決まれば行動あるのみ。

今のPC購入時に、自己投資に目覚めていた私は「これを期にコワーキングスペースとかで作業してみたいな✨」という未来の自分への淡い期待を込めて買っていたものの結局4年間一度も使われることのなかったフェルト製のPCケースを、クローゼットの奥から引っ張り出してきました。

PCは持ち運びに向かない15inchのMacbook Proです(デザインワークで画面の広さが欲しかったため)。そしてフェルトケースはいわゆるインナーケース。持ち手がなく、バックパックやトートバッグに入れることを想定した作りのもの。私はそれらを持っていなかったため、PCは小脇に抱え、カフェまでは車で行くことに。

その他に持っていったのは、もちろんPC用のACアダプタ、そしてイヤホンです。

人の声があった方が逆に集中できるタイプの人もいますが、私は機械音や見知らぬ人の声が苦手なので、忘れると地獄です。スマホの時も常に持ち歩いてますし、カフェでエッセイ書く時とかもサントラやヒーリングミュージックなどをかけています。

いい席に座れてめっちゃ集中できた

カフェのコンセント席と言うと大半がカウンター席のイメージがあるのですが、そのカフェはテーブル席でした。片側がソファと壁になっているタイプの席で、画面を人から見られることがないのがめちゃくちゃ有難かったです。

書いてる最中の顔を見られるのと、PC画面見られるのだったら、顔見られる方がまだマシですね。自分の書いた展開に萌えてニヤけても口元を抑えりゃいい話だし、画面見えなきゃ何を書いてるかバレないので、なんてこたぁないと思います(謎の強気)。

初めてのPC作業に、初めの方はソワソワしてキョドったりもしましたが、パンケーキを食べ終わり作業に集中し始めると、ものすごい捗りました。隣に4人組のやたら声のでかい有閑マダム(笑)達がいたのでイヤホンの音量はほぼ最大でしたが(音漏れなんて気にならないくらい、話し声がうるさかった笑)。

家での作業は人目を気にせず落ち着いて出来るのですが、家事や宅配の受け取りなどの潜在的なプレッシャーがあるため、実は集中できなかったりします。最近余裕もなくて部屋も片付けられていないのでなおさら。

そういう意味では、カフェは煩雑な日常のタスクを忘れられ、適度に緊張感もあり、他人と境界線を引きさえすれば自分の作業に集中できるので、とてもいい環境だなあと思いました。お金も払ってるしね。

そしてなんやかんや3時間ほど滞在して、書きかけの小説はなんとかアップすることが出来ました。午前中には鬱々としていた気持ちも、没頭することでスッキリした気分になりました。

人目があることでちょっとだけ困ったこと

とても捗ったカフェ執筆、ひとつだけ困ったことがありました。

それは、体感を元にした描写が書きづらかったということ。先程、顔が見られる分にはなんてこたぁねえと書いたのですが、全身の動きとなると話は別です。

私は小説を書く時、自分自身にキャラの人格を下ろしてきて、実際に体や感情を動かして書く、いわゆる憑依型です。絵を描く人は実際のポージングを参考に書いたり、自分で身体を動かしてみたりすると思いますが、小説でそれをするような感じ。イメージし、リアルに感じて、動いた感情や感覚をそのまま言語化していくことが多いです。

また意図的でなくとも、書いてる最中の主人公の表情や動きに合わせて、つい身体が動いてしまったりすることもあります。

体感にこだわる理由は、単純にそういう描写が好きだからなのもありますが、テクニックとしてよく使うからです。心と体は本来ひとつのもの。心理描写に神経や内臓の感覚が混ざると、生々しくなり、説得力が増します。

家でなら思いっきりポージングを取ってみたり、旦那に協力を仰いで検証したりするのですが、流石にカフェでそれをやる訳にはいかないです。

その時書いていたのは、ほぼ会話で進む話で比較的動きの少ないものではありましたが、それでも動かしたくなるタイミングはありました。

登場人物二人の距離感をはかるために身体を動かしたいけど、人目が気になるので最低限の動きにしたり。主人公の心が動いた時の体感を想像するために主人公と同じ体勢になりたかったけど、なんとか想像力でカバーして感情を動かして身体の反応を探ったりと、なかなかに(内面が)ハードでした。

幸い、豊かな妄想力のおかげで大袈裟に動かさずとも感情体験を再現することはできましたが……本当、そこだけはやりにくかったです。

周囲から見たら、なんでこいつPC作業中に身体動かしてんだろ? と思われてたと思います。時折ストレッチしてるフリして誤魔化したりとかしました。ちょっと恥ずかしかった(^q^)

ちなみにやましいやつじゃないですよ!!!(何

これからのためにバッグは欲しい

今回は衝動的な行動のため、PCを小脇に抱えていきましたが、やはりバッグは欲しいなあと思いました。店員さんにめっちゃ見られましたし、会計時に結構邪魔でした。あと重かったです。

持ち運びのしやすさは外出ハードルを下げてくれますし、もう少し真面目に探してみようかと。

そして携帯性はもちろんですが、防犯的な意味でも欲しいなあと思いました。

コーヒーや紅茶って利尿作用があるので、結構トイレに行きたくなるんですよね。トイレは適度な息抜きにもなるし良いのですが、行っている間、不用心にもPCを席に放置してしまいました。

幸い、貴重品が盗まれるということはありませんでしたが、あとから調べたら、USBを刺すだけでデータを盗むようなツールもあるそうですし、席を離れる際はPCも持っていった方がいいなあと。そう考えると、サッと持ち運べるバッグは大事ですね。

とはいえ、バックパックだと15inchが入るやつはデザインの選択肢が限られるんですよねえ。ううん。骨格ストレートだとリュックは似合いにくいし、かといってトートバッグじゃ肩をやりそうだし、悩ましいところです。

(いっそiPadとワイヤレスキーボードほしいな)

まとめ 自粛が明けたらまたやりたいね

多少勝手に恥ずかしい思いもしましたが、良い緊張感で集中できたので、カフェ作業はまたやりたいです。このご時世なんで伸び伸びと外作業できるのは当分先になりそうですが。

一応、音が欲しいという人にはこういった環境音もあるそうですよ( ˘ω˘ )雑音の方が集中できるからカフェを選ぶタイプの方はこういうのを使われてみるのもいいかもしれませんね。

おまけ 作業環境晒してみる

人の作業環境、地味に気になりません? 私は気になります。なので、同じように気になる人のために晒します(晒したいだけ)。

と言っても字書きの作業環境なんて、絵描きほどバリエーション豊富ではないだろうけど。

PCはMacbook Pro 15inch。デザインやるためにデカいのを選びました。ただ字書きにPCスペックは関係ないので詳細は割愛。一応、4年前のモデルです。ビジュアルはカッコイイけど、打鍵音がパチパチうるさいのだけがネック(前までのキーボードの方が好きだった……)。

イヤホンはfinal E3000を使ってます。

声優でありながらDTMガチ勢の小岩井ことりさんが、ラジオでオススメしていました。中身は価格以上の音質で、アニソンなどが聞きやすいように、中音〜高音がクリアに聞こえるよう調整されているとのこと。

そして、エディタ。noteはブラウザ直で書きますが、小説はテキストエディタを使ってます。

公開せずに書き溜めていた時は、ずっとスマホのメモ帳でだらりと書いていましたが、昨年公開し始めた頃にPCで腰を据えて書きたくなってこちらを購入しました。

PCスマホで同期できて、フルスクリーンで書けるシンプルで綺麗なエディタが欲しくて。

評判を調べるとMarkdownが使えるエディタとして紹介されてることが多いので、製作者的には作家よりもブロガーをターゲットにしたものっぽいです。WordPressとも連携できるみたい。

私はそれらの機能は使ってませんが、シンプルかつ美しく、執筆に集中できるのは確かです。文字数や読了目安時間、文章や単語単位のハイライト機能もあります。

WinもMacも、iPhone/iPadもAndroidもあり、DropboxやiCloudで同期も可能です。価格はPC版3000円、iPhone/iPad版が1000円とかだったかな。PCは体験版あります。たまに半額セールもやってるみたいです。

不満を挙げるとすれば、行頭一字下げをしようとすると見た目が段落全体のインデントになってしまう事と、iPhoneからDropboxを開く方法が分かりにくい事、いちいちファイル名をつけるのがめんどくさい事くらいでしょうか(最後にタイトル決めるのでファイル名がめっちゃ適当)。

とはいえ、スマホと同期できてフルスクリーンで文章が書けるだけで捗るので、概ね満足です。

夢女子を続けるか、二次創作を続けるかどうかに葛藤があったので、エディタに投資するかすごく迷いました。しかしあえて腹を括るために課金しました。今では良かったと思ってます。万年筆を買うようなもの。デジタルでもよい道具にこだわるのは心地よいです。

二次創作小説は読者も少なく、エッセイよりも遥かに黙々と書いているので、こういう話を書けて楽しかったです!

お付き合いありがとうございました。

夢小説のURLは貼れませんが、過去noteに上げた小説を貼ってお茶を濁しておきますね……( ˘ω˘ )





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