見出し画像

良くも悪くも、毎日同じがいい

写真は、牛を繋いでいる金具(=スタンチョン)の壊れた直後の1枚。
朝、仕事に入ると牛があっちこっちへ歩いた形跡を見つけて、残念な気持ちになる瞬間です。

牛は習慣性が強い

“いつもと同じ”
牛にはとにかくこの感覚を持ってもらう事が大切。それが、いいことであっても悪いことであっても。
いや、わるいことは改善した方がいいけど、それでも、牛は文句言わないし・・・^^;。
とにかく変わる事に対してストレスを非常に強く感じる動物。
毎日同じ人が同じペースで搾ったり餌をやったりすることが大切です。

牛を動かす時は、“決める”こと

普段、ほとんど動かすことのない牛ですが、診療に出したり、乾乳として牛舎の外へ出すときなどはどうしても、繋ぎを外して動かす必要があります。
初めて任された時、何をどうしたらいいか全くイメージできませんでしたが、だんだん分かったのは、

“どこへ行くかを決めて従わせる”

ことだけ。
あれこれと考えていると、その迷いが牛に伝わって、牛もどうしたらいいか分からなくなってしまう。 行き先を決めて、そこへ向かって一直線につれていく。途中で文句言ったり、動かなくなったりするけど、そこは何人かで力を合わせて動かす。 簡単には動かないけどね(泣)。

脱走劇はどの牧場でも一度は起きてる(と思う)

車で夜、走っていると突然向かい側から牛が数頭走ってきた事があります。
また、昼間ですが、走っている右側の歩道を並走するように、牛が走っていたこともあります。

滅多にはありませんが、こういう時は、車を止めて牧場主を探しましょう(笑)。十勝に住んでいると、1年に1回ぐらいはこういう風景に出会うかも知れないよ。いや、5年に1回か・・・・。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?