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搾らせてたまるか!!って言われても・・・

昨日の夕方に分娩したこの牛。
予定日が6月3日だったので最後には獣医さんに薬を打ってもらってようやく分娩。 でも、母子ともに問題なかったので何より何より。

哺乳用の搾乳は4日間

分娩直後の生乳は、”初乳”と言って通常とは成分が異なるので出荷できません。

5日目からは出荷できるのですが、乳房炎や血乳になっている可能性も少なからずあるので、必ず乳質検査を出荷前まで毎日行います。

おとなしい牛、やかましい牛。どっちだ?

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この牛、よく見てください。

搾るな

もう、明らかに戦闘態勢です(笑)。
これは、搾ろうと思って乳頭を拭こうとしても全く触らせてくれず、しょうがないので頭を吊り上げるためのモクシ(=牛用のロープ)をかけようと前に回った時の写真。

たまにいるんですよねー。こういう牛。
でも、搾らないと乳房炎になるし、そもそも、仕事するためにいるちゅうねん(笑)。

必ず、搾る。どれだけ暴れても搾る

暴れようが嫌がろうが、必ず、1日2回の搾乳が欠かせない酪農の牛。
作業するスタッフの安全は最優先なので、うるさい牛は首を上向きに吊り上げます。こうすると、大抵の牛はおとなしくなるので、その間に搾っちゃいます。この牛もそんな感じでどうにか搾れました。
1ヶ月もかからずに牛も慣れてきて普通に搾れるようになるのですが、しばらくは注意が必要です


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