見出し画像

4本のうち、1本がだめになる時もある

牛のおっぱい(=乳頭)は、4つあります。
これ、基本ですよー(笑)。

ただ、この写真を見てみるとわかりますが、3本で搾ってます。

画像1

赤いキャップでミルカーを外してあります。

血乳&かさぶたで全く搾れなくなった

隣の牛に踏まれたか、何か、原因はわからないのですが、左後ろが血乳に。。。 どうやっても搾れなくなってきて、一時期、導入管を突っ込んで無理矢理搾ってました。

ただ、治るまで時間もかかるし、牛もかわいそうなので、この1本は諦めて潰す(=搾らない)ことにしました。

搾れない状態が続いても、乳はつくられ続けるので、それを止め必要があります。

ちゃんと、そういう時に使う薬品もあるんですね。

50mlぐらいはありそうな巨大な注射器に、処置用の薬が入ってて、それを2回打つことで、乳の生成が止まり、3本で搾乳ができるようになります。

この牛、若いし、乳量も出るし、何より、妊娠してるので、できる限りこのまま生かしたい。

判断が難しいこういう事も、牧場では時々起きますが、そんな時も基本的には”親牛・子牛の健康維持を最優先にして考える”ようにします。 1本潰れてても、3本でちゃんと搾れます。

もう、導入管を使われることもないから、牛もその方がきっと、安心だと思います。

分娩までまだ期間はあるので、当面は、こんな感じで搾りながら健康な状態を維持するようにしていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?