見出し画像

短文7.

梅の気からのテレパシーで思い出した。数年前の夏の夕方、田んぼの中の道を自転車で走っている時、ふっと前触れもなく、左前の方からの、艶めかしい気配を感じた。何かと思い、目を凝らすと、10mほど離れた民家の薄暗くなった庭に梅の木があった。花の時期でもないのに。薫りでもなく、花でもなく、植物樹木は"気"つまりテレパシーでコンタクトしてくる事があるという体験。近くの氏神神社に天神様の摂社があるからなのか、仕事の方でもご縁がある場所に天神様が続いた時期だった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?