見出し画像

バイク日記〜MV Agusta F3のサウンドについて

皆さん、バイク選びの際には色々な点を考慮して選ぶと思います。やっぱりバイクは趣味の乗り物でもあるので、色々拘りたい点がありますよね。外観であったり、動力性能であったり、ツーリング性能であったり、人によって理由は様々だと思います。

そして自分の場合は、バイクのサウンド!これがバイク選びの大きなウェイトになっていました。Agustaに乗り換える前のDucatiも、音という点では、間違いなく良い音がする部類のバイクだと思います。低回転域では、独特のドコドコとしたサウンド、マフラー替えるとドコドコサウンドに重厚感も加わってなかなかのものだったと思います。ただ、Ducatiは回していった時に、自分の欲しい音は出してくれなかったのです。音としては、粒の揃ったビィーンという音。パワーもあっていいとは思うのですが、自分の聴きたい好みの音ではなかったのです。聴きたいのは、フェラーリのような、高回転でクワァーンと音が共鳴するようなタイプの音。とはいえ、バイクではそんな音は出ないよなあと思っていたところで MV Agustaというバイクを知ったのです。まずAgustaを知ったのは4気筒のF4でした。

魅惑のMV Agusta F4:フェラーリエンジンの情熱を宿すバイク

イタリアンバイクの中でも注目を浴びる存在、MV Agusta F4、実はフェラーリエンジンとの深い関係があるバイクなのです。具体的には、フェラーリの技術者が開発に携わったということ。そのエンジン技術がバイクに生かされているということでロマンを感じますよね。ただ、F4、高いんですよね。本当はF4欲しかったのですが、値段が高くて残念ながらちょっと手が出なかったのです。

MV Agusta F3の魅力:エンジンとマフラーサウンドの美学

そんな中で出会ったのが F3でした。F3は、バイクにあまり興味がない人がみたらパット見で、F4に似たスタイリングで、当時、F3の3連マフラーをみた時にやられました。格好良い〜と。そして、思いました。F4のエンジンにフェラーリのエンジニアが関わったのであれば、F3も直接的ではなくても何らかの影響は受けているではないか?と。そして、勿論サウンドはいいはずだと。

そして、実は試乗もしないで買ったのですが、実際に乗ってみるとフェラーリのような、甲高い共鳴音はしなかったものの、なかなかに他のバイクにはない独特の特性を持っていることが分かりました。乗っていくうちに奥深い個性が見つかっていく、そんな感じがします。

マフラーとエンジンサウンドの魅力

F3のマフラーサウンドは、低回転では、重低音の効いたグロウル音が響きます。これは、エンジン内部で爆発が発生する際の振動がダイレクトに伝わるためのようです。そして、エンジンはというと、これが壊れそうな感じでガチャガチャ音がするんですよね。F3って見た目はスマートなイタリアンデザインじゃないですか、でもアイドリングしてるときは、ゴーカートというかおもちゃのようなガチャガチャした音がするんですよね。

そして、回転数が上がるにつれて、音も徐々に変化していきます。中回転域では、エンジンの咆哮が増し、力強さとともに爽快感が感じられる音に変わります。段々と粒が揃い、綺麗な音になっていく、それと共にガチャガチャ音が消えていく、そんな感じです。

バブル開閉機構の音の変化

F3の特徴的な機能の一つに、独自のバブル開閉機構があります。この機構は、エキゾーストの音を制御し、異なる回転域で異なる音を提供します。低回転域では、バブルが閉じており、音が抑えられた重厚なサウンドが特徴です。しかし、アクセルを開けて回転数が上がると、バブルが開いていきます。これにより、音が開放的になり、高回転域ではまるでレースマシンのような鋭い音が響き渡ります。感覚的には 5000回転くらいで切り替わるような感じです。例えば街中で1速でゆーっくりと回転上げていくと5000回転くらいまではのそーっと回転があがるのですが、そこから先でバルブが開くとスーッと回転が滑らかになり、グゥォーーっと心地よい吸気音が高まります。そしてそのまま一気にレッドゾーンまでいってしまうという。

なので最近の乗り方は街中で乗る時は、大体1速か2速メインでゆっくーり回転上げてバルブ切り替え付近の音を楽しむような乗り方しています。バルブ切り替わったあとくらいは、何気に共鳴音も出てきて、軽ーくですが、クワァーンといったイタリアンなサウンドの高まりを楽しむことができたりします。

ここから先はYoutubeから拾ってきた動画ですが、まずは全力走行の動画。全力になると音圧と音量が高まるためスマホなどで取るとどうしても、音量が急に抑えられて上の方の迫力が削がれてしまうのが残念ですが、割と雰囲気出ている動画だと思います。

あと、こちらは、割と普段走りの音をうまく再現しているなと思う動画。アイドリングのときのガチャガチャ音や中回転域の心地よい音がさり気なくよく撮れてるなあと思ってたまに見たりしている動画です。

Agusta、いい点も悪い点も色々あるバイクです。少しづつこのバイクについてもっと色々紹介していけたらと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?