スマホと時計を手放してキャンプをしたら、大事なことに気がついた③-流れ星に願い事をするために-
今年の11月末から12月頭は箱根の芦ノ湖でキャンプをして過ごしました。
ただのキャンプではなく、「完全にオフライン」になって、つまりPCやスマホ、時計をも手放してノーデジタル・ノーバッテリーで過ごすというもの。
「2019アンプラグド・ダイアログ・キャンプ」
(FBイベントページはこちら↓)
現代社会で、意図してしか作りづらくなったオフラインの時間を、初めて出会った方たちと過ごしての気づきを少しづつ書いていきますね。
連絡がつかない中で「信じて待つ」の尊さについて書いた②はこちら↓
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暗闇のなか、星を見にいった
1日目の夜、みんなで夕食をすました後に思いました。
「星が見たい」
きっと普段住んでいるところより、星が見えるはず。
コテージを出て、ひとりで暗い方を目指して歩いていく。
芦ノ湖のほとり、ほんとにあと1歩で水に足が浸かるというところまで行って、ごろん。
新月の翌日くらいの、月のない冬の澄んだ空には、普段の生活では目にできてない量の星がちりばめられていました。
星空を眺めているとある発見をしました。
流れ星ってそんなに珍しくないんですね。
ぼーっと眺めている間にも、「あっ」というのが何度も。
時計を持ってないので何分に何回くらいかは全くわかりませんが、5回くらい見れた気がします。
流れ星といえば願い事。たしか流れている間に3回唱えれば願い事が叶う。
見慣れていないぶんちょっと興奮気味に、「次流れたら願い事をしてみよう」と待ち構えるようになりました。流れ星を2回見たくらいの時です。今振り返ってもミーハーですね。いや、自然に囲まれて童心を取り戻していたということにしましょう。そうします。
・願い事を思い浮かべます。
(中身は内緒です。仮に「腹いっぱい焼肉たべたい」とします)
・流れ星を待ちます。
・流れ星が流れます。
シュンッ
・すかさず願い事を3回唱えます。
「あ、や、や…」
...
無理。
流れ星はやすぎ。
調べたところによると「流れ星が流れている間に3回唱えられたら願い事が叶う」という言説の起源は古いらしく、諸説あるらしいです。
それにしても、想像していた何倍も難易度が高かった。
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とっさの場面とか、土壇場で表れるもの
生きていると、とっさに行動を起こしたり、言葉を発したりしなければならないことがあります。
例えば、僕はサッカーをしていたので試合中に目まぐるしく変わる状況にとっさの判断で対応したり、指導するときも目の前で起きた選手のプレーに対してとっさに言葉をかけなければならないことがあります。
会社でのプレゼンや面接で鋭い質問が飛んできたとき。
これまでにないトラブルが突然に発生したとき。
自分のアイデアを急に発表できることになったとき。
「咄嗟」の判断で僕らは行動を決めないといけない。
考えている暇なんてない。
咄嗟の語源は「咄」がチェッと舌打ちをする動作や音、「嗟」が日本語での「ああ」という嘆息で、どちらもものすごく短い時間の動作であることから、「ごくわずかな時間」という意味をなします。
咄嗟の判断で表れるもの、それが
日常の積み重ね
です。
日ごろから何度も何度も訓練していることは、咄嗟にできます。
日ごろから深く考えていることや強く思い続けていることは、とっさに言葉にできると思うのです。
毎日、そのことを願って、考えて、努力している。
そんな強い思いを持ち続けていたら、きっと流れ星が流れるくらいのごくわずかな時間でも3回唱えられるはず。
昔の人は、きっとそう考えたのです。
だから、「願い事を3回」は結果だ。手段ではない。
それくらい強い思いを持っているから願いが叶う。
短い間に、咄嗟に、願いを3回唱えられるのはその強い思いを持っている結果の話だということに気づきました。
咄嗟に出てくるのは、日常の積み重ね。
それを疎かにしてはどんな願いも叶えられない。
当然のようで、気を抜くと忘れてしまいそうになるそのことを、改めて心に留めた。
静かな星空の下でひとり、身が引き締まる思いがした話。
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今回はちょっとフランクな感じになりましたが、
前々から考えていたことと流れ星をみた時の気づきが一致して、「ああ!」と思いながらノートにメモを取っていたことの振り返りでした。
ちなみにアメリカだと流れ星を見たら決まって、
「マネー!マネー!マネー!」
だそうです。これならなんだかできそう。
このキャンプは十数年くらい続いているそうで、きっと来年も企画されると思います。興味のある方はぜひご参加ください。
まだ続くかもしれない
以前に書いたもの↓
①
②
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